介護事業ではリモートワークはできない?
こんにちは😃コッシーと申します。
愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。
昨日、志村けんさんがご逝去されました。新型コロナウイルスに感染されており1日も早い回復をお祈りしておりましたが、残念ながらその願いは叶いませんでした。心からのご冥福をお祈り申し上げます。
【リモートワークの重要性】
さて、志村さんの死は僕ら国民に非常に大きな影響を与えてくれ、新型コロナウィルスの恐ろしさや感染症の予防対策の重要さを改めて教えてくださいました。対岸の火事と思っていた方も多い中その脅威はもう目の前にいるという事を実感された方も多いのではないでしょうか。以前と比べ外出を控える方も急増するでしょうし、イベントなどの強行開催も減ると思います。その中で再び注目されたのが【リモートワーク】ではないでしょうか。簡単に言うと在宅勤務ですね。人との接触が感染にとって最も危険だと言われてますが、もちろんお仕事も例外ではありません。今の時代であればZoomやスカイプなどネットを介したサービスを利用すれば多くの職種がリモートワークが可能だと思われます。今回の訃報を機におそらく加速度的に普及が進むことでしょう。
【介護にリモートワークは可能か?】
では、介護職でリモートワークは可能なのでしょうか?普通に考えて利用者と接触し介助するのが基本である介護サービスにおいてリモートワークは不可能だと思う方がほとんどだと思います。僕もそう思います(笑)でも本当にそうでしょうか。具体的に考えてみましょう。まず身体介護ですがこれはもう論外です。遠い未来もしかしたら介護ロボットにより遠隔で出来るようになる日が来るのかもしれませんが現状は難しいと思われます。次に掃除洗濯等の生活援助ですが、これも現状は厳しいように感じます。では見守りなどはどうでしょうか。これは遠隔からロボットなどを活用することで出来るかもしれません。声掛けなどもロボットから出来るかもしれません。ですが見守り中に異常が発生した場合結局かけつけることを考えるとやはり難しいように感じます。こう見ると【現状では】介護職のリモートワークは難しいと判断せざる負えないでしょう。
【将来を見据えて検討していこう】
ただ利用者と接する事だけが介護職の仕事ではありません。例えば実績の入力やレセプト請求、ケアプランの立案など事務的な仕事も多くあります。それらの多くは今すぐにでもリモートワーク可能だと思われますし、実際うちの事業所では介護システムはクラウドで行うシステムを利用しているため、インターネットの環境さえあればどこでもレセプト請求可能です。今後は超高齢化社会、介護を担う人材不足、業務の効率化などを考えるとICTを活用した介護事業の展開は視野に入れていく必要があると思いますので、今回の新型コロナウイルスを機に検討されても良いのかもしれません。
本日、厚生労働省から布マスクが届きました。国からの支援の第一歩だと思いますが、当然布マスクだけでは対応は厳しいですし、リモートワークが難しい介護事業では、どのようにコロナウイルスと立ち向かっていかないといけないのでしょうか。次回はそのあたりを考えていきたいと思います。
現場からは以上です。それではまた。
コッシー