【#恋の思い出企画】~初めてのラブレター~
すっかり暖かくなってきた今日この頃ですが、皆様、恋していますか?
こんにちは、コッシーです。
さて、ノー友のふるやのもりさんがこんな記事を書かれておりました。
いつも的確かつ冷静なアドバイスをくださり、もはや僕の外部ブレーンと言っても過言ではないほど頼りにしているふるやのもりさんの学生時代の恋のお話です。
あの冷静沈着頭脳明晰なふるやのもりさんにもこんな甘酸っぱい時代があったんだ!と恥ずかしながらこの年になっても読んでて胸がキュンキュンしました(気持ち悪いとか言うなよ)。後編もめちゃくちゃ期待していますよ(プレッシャー)。
人に影響されやすい僕は、自分も恋のお話を書きたい!!と案の定なりまして、この企画に便乗させていただきました。
元々の企画者はみおいち様。
みおいち様、春と言えば恋ですよね。同感でございます。素敵な企画ありがとうございます。
というわけで、僕の甘酸っぱい?恋の物語を振り返ってみたいと思います。
これは僕が中学2年生の時のお話です。
当時僕はサッカー部に所属しており、とにかくサッカーが好きで好きで仕方なく寝ても覚めてもサッカーの事ばかり考えていました。
朝練して授業に出て放課後また部活をして家に帰ってからも友達と自主練をする、そんな毎日を繰り返しておりその甲斐あってか中学2年生でレギュラーになる事ができました。
2年生でレギュラーになれたのはたった二人で、僕とS君でした。S君は県の選抜チームにも選ばれるくらいの実力者でしかも超イケメンでした。今で言う塩顔イケメンでその雰囲気は坂口健太郎に似ていました。
実力派のS君と2年生では二人だけのレギュラーになることができて、少し鼻が高かったことを覚えています。
そんなサッカー漬けの毎日の僕に少しだけ変化が訪れました。
3年生も引退して僕らの代に切り替わった9月のある日、僕は同じクラスの女子に呼びだされました。
「コッシー君ってサッカー部でしょ。S君と仲良い?」
「特別仲良いわけじゃないけど、普通に話はするよ」
「ちょっとお願いがあるんだけどさー。この子がねS君のことが気になるみたいで、S君に今好きな子がいるか聞いて欲しいんだよね」
そう言って紹介された女の子がKちゃんでした。
Kちゃんは僕と同じクラスでしたがほとんど話をした事はなく、なんとなく大人しい子だなという印象しかありませんでした。そんなKちゃんをも惚れさすS君はやっぱすげえな、と心の中で思いました。
「まぁ聞くだけ聞いてみるね」と返事をして、その日の部活終わりにS君に声をかけました。
「ねぇねぇ、Sって好きな人いる?」
普通はもっとオブラートに包んでそれとなく話を聞き出すところですが、当時恋愛スキルがゼロだった僕は聞く人によってはそっち系だと誤解されちゃうようなドストレートな質問をS君にぶつけました。
「ちょっ(笑)俺、そっちの気ないんだけどww」
「いやいや違う違う!(汗)ちょっと頼まれてさー」
「そうだよね(笑)。好きな人っていうか、俺3年のT先輩と付き合っているよ」
3年のT先輩と言えば、吹奏楽部の部長や生徒会の副会長を担いそして校内でも有名な美人さんです。まさに才色兼備とはT先輩のためにあると言っても過言ではないほどの人でした。
全てをサッカーに捧げて生きてきてやっとレギュラーを獲得した僕とは違い、S君はサッカーも上手いしイケメンだしそして校内のアイドルT先輩とも付き合っています。天は二物も三物も平気で与えるんだなと世の中の世知辛さを初めて味わったのはこの時でした。
次の日の朝、下駄箱で会ったKちゃんに事実を伝えました。今ならKちゃんを傷つけないような言い方をすると思いますが、当時は恋愛とは無縁のただサッカーバカです。気を使い上手く話せるはずがありません。
「Sは付き合ってる人いるんだって」とドストレートにKちゃんに報告しました。
「あ、そうなんだ…変な事頼んでごめんね…」
と涙ぐんで落ち込むKちゃんを見て、ものすごく悪い事をしてしまったと思いました。自分のせいでKちゃんを傷つけて泣かせてしまったと深く反省した僕はその日からKちゃんに優しく接するようにしました。
最初は罪滅ぼしからKちゃんに対して優しい態度を取っていた僕ですが、Kちゃんと関わる内にKちゃんが本当に優しい子だということ、バスケットをとても頑張っているということ、そして僕のくだらない話に顔をくしゃくしゃにして思いっきり笑ってくれることを知り、だんだんと好意を抱いていきました。
2学期が終わる終業式の日には、「ああ、しばらくKちゃんと会えないのか…」と寂しい気持ちがあったことから、その時にはもうKちゃんのことが好きだったと思います。
しかしKちゃんへの恋心に気づいてはいましたが、恋愛初心者の僕はまさか告白なんて絶対に出来ないと思っていましたし、今のままの関係で良いんだと思っていました…いや多分それは自分に言い聞かせていただけで、本当は単純にフラれるのが怖かっただけだと思います。ただのチキンヤローでした。
そんな僕の臆病な心を吹き飛ばす事件が起きます。
2年生の終わりが近づく3月の始めでした。S君から衝撃的な事実を聞かされました。
「俺、T先輩と別れたよ」
S君が!T先輩と!別れた!!
僕にとって大事件でした。なぜならもともとKちゃんはS君の事が好きだったんです。それをS君に付き合ってる人がいるからと恋心を封印しました。
しかしS君がT先輩と別れた事で二人には何の障害も無くなってしまったのです。もしかするとKちゃんは今でもS君の事を好きなのかもしれません。
僕は焦りました。このままだとKちゃんはS君と付き合ってしまう、そうすると僕が好きなKちゃんの笑顔はS君に向けられてしまう、そんな考えが頭から離れませんでした。
勇気を振り絞ってKちゃんに想いを伝えよう。
恋愛経験ゼロの臆病者の僕でしたが、Kちゃんが他の誰かと付き合うことは我慢できませんでした。それくらい僕の中でKちゃんへの恋心は大きくなっていました。
ただやっぱり面と向かってKちゃんに告白することはどうしても出来なかった僕は手紙を書きました。いわゆるラブレターです。
今なら「僕のKちゃんに対する熱い想いはオフサイドギリギリです。そんな僕の気持ちをスーパーセーブしてください!」とユーモアたっぷりのウェットに富んだ手紙を書く事が出来ますが、今までサッカーばかりやってきてラブレターはおろか手紙すらまともに書いたことのなかった僕は何をどう書いたらいいか非常に悩みました。
書いては消し書いては消しを繰り返し、結局僕は上手く書くことをやめて自分の素直な気持ちを書きました。
Kちゃんへ。
いつも僕と話してくれてありがとう。
Kちゃんが笑ってくれると僕は嬉しいです。
Kちゃんが好きです。
良かったら僕と付き合ってください。
コッシー
短い文章でしたが、僕の精一杯の想いを込めました。
手紙は放課後、帰ろうとしていたKちゃんを呼び止め「これ」とだけ言って渡しました。口から心臓が飛び出すかと思うほどの緊張でKちゃんの顔もまともに見る事ができず、手紙を渡して走ってその場を後にしました。
その日はご飯の味も分からなかったし、なかなか眠れなかったことを覚えています。
ラブレターを渡してから3日後、Kちゃんから手紙をもらいました。
僕と同じように放課後帰り際に手渡されました。Kちゃんも「これ」と手紙だけ渡すと特に何を言うわけでもなくその場から去っていきました。
手紙を受け取った僕は猛ダッシュで家に帰りました。家に着くとすぐに自分の部屋に駆け込み制服のままベッドの中に潜り込みました。
布団の中で夢中で手紙を読みました。
コッシーくんへ。
手紙ありがとう。嬉しかったです。
私もコッシーくんが好きです。
こんな私で良かったらこれからもよろしくお願いします。
K
声にならない声を布団の中で叫びました。嬉しくて何度も何度も手紙を読み返しました。
僕に初めての彼女が出来た瞬間でした。
Kちゃんとはそれ付き合ってる言える?ってくらい清い交際で、結局3年生の夏に終わりを告げました。
詳しくは下の記事に書いてありますので、併せてお読みいただけたら幸いです。
その後Kちゃんとは高校も別々となり、成人式の日に見かけたくらいで話すこともなく、今はどこで何をしているか知りません。
でも僕の中学生活を明るくしてくれたのは間違いなくKちゃんの存在であり、Kちゃんと出会えたからこそ恋の苦しみや恋の楽しさ、そして恋の切なさを初めて知る事ができたと思います。
Kちゃんにはとても感謝しています。
僕の初恋を思い出させてくれたふるやのもりさんとみおいち様にもとても感謝しています。ありがとうございました。
それではまた。
コッシー