この業績は偶然か必然か
こんにちは😃コッシーと申します。
愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。
さて、自慢のように聞こえてしまったら大変申し訳ないのですが、うちのデイサービスの6月の業績がなかなかの好成績を上げました。
おそらくここ数年で過去最高の月間成績だったように思えます。
そこで本日の記事では、僕なりに何故このような実績を上げる事が出来たのかを分析し、皆様にじまn…いやご報告とご説明をさせていただけたらと思います。
くどいようですが自慢に聞こえたらごめんなさい。自慢です。
まず実績から簡単に報告いたしますと、登録利用者数が3月末時点で74人でした。そこから4月5月でコロナ自粛などがあり、70人68人と減少しましたが、6月末時点で登録利用者数がなんと86人になりました。
5月末時点と比較すると18人増で126%UPです。
デイサービスの管理者曰く、6月は事前訪問と契約しかやってない気がする、と言っていました。
では、なぜこのような業績が上げる事ができたのでしょうか。
これだ!と断定はできませんが、やはり結果に対して検証や分析は必要です。この数か月の状況等を振り返りながら検証してみましょう。
①コロナ自粛からの復帰と反動
うちのデイサービスでもコロナによる利用自粛はありました。
3月~5月にかけて5名のご利用者が本人及びご家族の意向でうちのデイサービスをご利用されませんでした。
その内4名の方が6月より再開してくださいました。
それに加えて、外出自粛による反動が出てきていると言われています。
うちのケアマネのご利用者でこれまでは頑なにデイサービスの利用を断っていた方がおりましたが、今回の外出自粛のストレスから「外に出れるなら」とデイサービスの利用を開始された方がみえます。
もしかするとこのようなカタチで新たにデイサービスの利用を開始された方は意外と多いのかもしれません。
②介護報酬の特別措置を算定しなかった
通所介護において6月1日よりコロナウイルスの特別措置として、一定の回数に限り2区分上の介護報酬を算定できるようになりました。
多くの事業所が当たり前のように算定をする中、うちのデイサービスでは算定しませんでした。
理由としては諸々ありますが、結果としてケアマネージャーの中で以下のような考えがあったのではないかと思っています。
西野さんが言われる確率論が今回うちのデイサービスにおいて効果的に働いたのではないかと考えております。
例えば、デイサービスは10事業所あったとして、そのうち9つは今回の特別措置を算定し、残りの1つが算定しなかったとします。
今回の特別措置は『利用者負担』が生じるため、特別措置を算定したとしたら、利用者の負担額も増加されます。
仮に少しでも負担額を抑えたい利用者が新たにデイサービスの利用が必要となった場合、ケアマネの中でこの特別措置を算定しているか算定していないかの選択肢が生まれるかもしれません。
つまり、この特別措置を算定しない事で算定している事業所と差別化が図れ、ケアマネから選ばれる確率が1/10→1/2へと、10%→50%へと確率が上がっている可能性があります。
もちろんそんなに単純な話ではないと思いますが、少なからず影響はあるように思えます。
特に今回の特別措置はケアマネにはすこぶる評判が悪いですから(笑)
③スタッフが頑張った
最後の理由として、やはりスタッフの頑張りがあるのだと思います。
日々感染が拡大され、感染のリスクが高まる中で感染予防に努めてくれたスタッフには感謝しかありません。
あるご利用者の娘さんで、やはりコロナの感染を心配されデイサービスの利用を迷っている方が見えました。
しかし、どうしても利用が必要なため、うちのデイサービスに見学に来られました。
その際にうちの感染予防対策に「ここまでやっているの?」と大変驚かれ、逆に是非利用したいと言ってくださり6月からご利用いただいております。
おそらくうちが行っている感染予防対策はどこの事業所もやっているような普通の対策だと思います。
しかし手前味噌ですが、スタッフ一人ひとりの一生懸命さが伝わったのではないかと思っています。
さて、業績が伸びた理由を上記のように3つ上げましたが、もちろんそれだけではないと思います。
需要や環境やさまざまな偶然が重なった結果が大きいのかもしれませんが、大切なのは戦略を持って行動する事だと思っています。
そしてその戦略が正しかったのか間違っていたのかをしっかりとデータを取り検証し、また戦略を立て直す、それの繰り返しが経営なんだと思います。
今回の結果を踏まえて、また今後の戦略をしっかりと組み立てていきたいと思います。
その際はこちらでお知らせしていきますので、ご参考いただけたら幸いです。
現場からは以上です。それではまた。
コッシー
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