花の名
ゴールデンウィークも最終日で明日からの仕事を考えて憂鬱な思いになってる方が多くいると思いますが、ほとんど仕事だった僕は1ミリも憂鬱さを感じていません。
こんにちは、仕事でラッキーだったと思っているコッシーです。
さて、うちの施設ではスタッフさんが玄関に飾るお花を持ってきてくれます。
僕が気付かないうちに変わっていることが多く、先日も玄関先のお花がアジサイに変わっていました。
その白く大きな花は本当に美しく、施設の玄関を彩ってくれます。
入居者たちもウットリしながらお花を見つめていました。
こういう時に僕はここぞとばかりにさも自分が持ってきたように入居者たちにお花を自慢します。
「綺麗なアジサイでしょう!こんなに見事なアジサイはなかなかありませんよ!」
そう鼻息荒くドヤ顔で入居者たちに説明していると、うちの施設の最高齢である98歳の方が眉一つ動かさずこう言いました。
「これはアジサイではなく、オオデマリですね」
お、おおでまり…??
聞き慣れない言葉に、もしかしてお花を間違えて認識されているのかもしれないと思いました。
やはり98歳という高齢から認知機能が低下してきているのかなぁ…なんて(本当に)失礼なことを考えていると、他の入居者も口々に「本当ですね、これはオオデマリですね」と言い出し始めました。
あれ?間違えてるのは僕の方か?
と思い直して、お花の写真を取りアプリで検索してみると、
案の定オオデマリでした!!
#だと思った
ドヤ顔で「綺麗なアジサイでしょう!(フガフガ)」と鼻息荒くほざいていた5分前の自分を抹消したいほど恥ずかしくなりました。
#こんな見事なアジサイなかなかありませんよ !じゃねえよ
#あるわけないだろ
#なぜならアジサイではないから
まぁ僕の赤面エピソードは置いといて、アジサイでもオオデマリでも(だからアジサイじゃない)入居者の皆様がお花を眺める眼差しはとても優しく
てやっぱり花は人の心を豊かにしてくれるなぁと思いました。
そして持ってきてくれたスタッフに心から感謝しました。
#ただ次からは花の名前を教えてね
さて、自分だけが恥ずかしい思いをしたことを許せない意地悪な僕は、毎日を能天気に生きている花の事なんて全然知ら無さそうな若手男性スタッフⅠ君に「この花何か分かる?」と質問しました。
#失礼すぎる
当然花とは無縁の人生を送ってきたⅠ君ですから「アジサイですか?」とアホ顔で応えると思っていました。
#本当に失礼すぎる
そこで間髪入れずに「ざんねーん!オオデマリでしたー!え?オオデマリをご存知ない?たはー!これだから最近の若者は困るわー!」とバカにしてやろうと企んでいました。
#ひどい上司ですね
「ええと、これはアジサイで…はないですね。なんだろこの花」
そう言うとI君はスマホで調べ始めました。
「ああ、これはオオデマリですね(にこっ)」
上司の悪だくみに引っかかることなくアホ顔どころかさわやかな笑顔を見せたI君に「なななんでアジサイじゃないって分かったの!?」と聞いてみました。
「だって葉っぱの形がアジサイと違いましたもん」
葉っぱの形かぁ~!なるほどねぇ!と頷く僕の顔は世界一アホ顔だったと思います。
ところで、皆さんは一発でこの花をオオデマリだと分かりましたか?
もし僕と同じようにアジサイだと思った方は、今後葉っぱをよく見ると良いかもしれません。
アジサイとオオデマリでは葉の形が違うんです!(ドヤ顔で)
#自分の手柄のように言うヤツ
それでは素敵な日曜日をお過ごしください。
コッシー