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【すのう杯】ローストビーフと僕と奥さん
コンマリさんに憧れて『整理収納アドバイザー』の資格を取った、自他ともに認める”断捨離の鬼”の奥さんは「もうずっと見てないしコレいらないよね?」と結婚式のアルバムすら捨てようとしていました。
こんにちは、いつか自分も断捨離されるんじゃないかとビクビクしているコッシーです。
#結婚式のアルバムはさすがに止めました
さて、フォローさせていただいている本田すのうさんが素敵な企画を立ち上げられました。
【募集概要】よーーーく読んでください。
■テーマ・形式
「#私も家事が好きになる」というテーマで、投稿をお願します。
※2000文字以内 マンガやエッセイ、イラスト、小説など、ご自由にお書きください。形式は問いません。1人1作品のみ。
■スケジュール
募集期間:11月11日(月)0:00から11月17日(日) 23:59まで
結果発表:2024年11月末頃(予定)
■賞
・グランプリ:1名(サポート1,000円)
・準グランプリ:5名(サポート 各500円)
・入賞:10名(サポート各100円)
■応募方法
当アカウントをフォローの上、
#私も家事が好きになる のハッシュタグをつけて応募してください。マガジンに登録されたら応募完了のサインです。申し訳ありませんが、応募作にコメントはいたしません。コメントをすると私のテンションですぐ好きそうなのが分かってしまうからです。
■このタグを選んだ理由
私、家事がどうしても好きになれません。なので、みなさまのお力を借りて家事が好きになれるきっかけが欲しいのです。主婦じゃなくても誰でも何かしらの家事経験はあると思います。お願いします。私に家事を好きになるアイディアをください。
■選定基準
私には文章の良し悪しは分かりません。ですから、選考基準は私が好きかどうかです。そして「その家事が好きになれたか」これに尽きます。
※交流のあるフォロワーさんだとかは全く関係ありません。
※もしも選ばれなかったとしてもそれは好みの問題ですからあまりお気になさらぬようお願いいたします。
『#私も家事が好きになる』というこの企画。
家事があまりお好きでない本田さんに家事が好きになるきっかけを伝える素敵な企画です。
家事って生活する上で絶対不可欠なとても大切な事だと思いますが、なんとなく軽視されがちな気がします。家族のためにやりたくない気持ちを奮い立たせて頑張って家事をされてる方も少ないと思います。
そんな方々に向けても、家事が好きになるきっかけを教えてくれるようなこの企画。本当に素晴らしいと思います。
コッシー家では家事全般を奥さんがしています。僕がやるのはたまにやる食器洗いやお風呂掃除くらいです。だからこんな僕に家事を語る資格なんてないと思っていました。
しかし、Xでこんなポストしたところ、本田さんから素敵なお返事をいただきました。
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”キッチンに立ったらもう家事です!”
2024年も暮れに向かっておりますが、名言が出ました。たまにしか作らないローストビーフであれ、キッチン立った瞬間にそれは家事になるのです!!
ローストビーフ作りの楽しさなら僕にも伝えられるかもしれないってことで主婦の皆様の冷たい視線にもめげずに参戦させていただきたいと思います!!
前置きが長くなりましたがここから本文でございます。
#ここまで1369字
🥩🥩🥩🥩🥩🥩🥩
ご存知の方もいるかもしれませんが、僕の趣味は『ローストビーフ作り』です。知らない方に説明すると、ローストビーフを食べるのが好きなのではなくて、あくまで作るのが趣味です。
もうかれこれ5年以上は作り続けています。
きっかけは本当に些細な事でした。たまたま僕がご飯を作ることになり、たまたま二人が好きなローストビーフでも作ってみようかとなっただけでした。
#ローストビーフってたまたま作るっけ
初めてローストビーフを作った日のことは今でも覚えています。塊肉をフライパンでこんがりと焼いてあとはアルミで寝かせるだけでしょ、なんて安易な考えで作ったところ、これが全然美味しくなかったんです。
肉はパサパサで固いし、何より普通の包丁ではカットしにくくとても分厚くなってしまいとても食べにくかったです。
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”忖度”という言葉を前世に置いてきたうちの奥さんからはハッキリと、
「全然美味しくない」
と言われました。
この言葉に僕の心の奥底に眠っていたロービー魂に火が点きまして、「だったら美味しいローストビーフを作ってやんよ!!」とローストビーフ作りに没頭するようになりました。
#ロービー魂って何
ネットなどでローストビーフに関する情報を調べまくりました。
お肉は常温に戻した方が火が通りやすい、焼いて肉を寝かせた後で60℃くらいのお湯で湯せんすると肉が柔らかくなる、専用のナイフを使えば肉を薄くカットできる、などなどローストビーフを作るたびに試行錯誤を繰り返していきました。
そして何度目かの挑戦の時でした。ローストビーフを食べた奥さんから、
「今日のローストビーフはめちゃくちゃ美味しい!最高!!」
と満面の笑みで言われたのです。
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”お世辞”という言葉をお母さんのお腹の中に置いてきたうちの奥さんが「美味しい」と言うからにはそれは本当に美味しいんだと思います。
それからも幾度となくローストビーフを作っていますが、今では奥さんの友人たちの中でも評判になり、女子会などの場に僕のローストビーフを持参することもあります。
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もうローストビーフ屋と言っても過言ではないかもしれません。
#いやそれは過言だわ
気まぐれにたまにしかキッチンに立たない上にローストビーフしか作らない僕が言うのは本当におこがましいと思いますが、僕がなぜ今もなおローストビーフを作り続けているかというと、やっぱり食べた人に喜んでもらいたいからです。あの日奥さんから「最高!」と言ってもらった瞬間に僕はローストビーフ作りが大好きになったんだと思います。
だから、きっと家事を好きになる瞬間って誰かのためにした家事でその誰かが喜んでくれた時だと思います。
僕のローストビーフを食べて「うん、美味しい」って喜んでくれる誰かがいる限り、僕はこれからもローストビーフを作り続けると思います。
ただ、最近の奥さんは舌が肥えたのか食べ飽きたのかそれとも僕の腕が落ちたのか、ローストビーフを食べたらこんな風に言うことが多くなりました。
「美味しいけど、もう少し塩気が強くてもいい」「美味しいけど、ちょっと焼き過ぎじゃないかな」「美味しいけど、私の好みじゃないかな」
これはもう美味しくないってことじゃないかなと思うんです。美味しいローストビーフを作れなくなった僕を、結婚式のアルバムのようにスパッと断捨離する日は近いんじゃないかと眠れない日々を過ごしています。
#アルバムは断捨離されていません
ちなみに僕のnoteの中で【ローストビーフ】と検索したら、70件ヒットしました。いやどんだけネタにしとんねん。
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本田すのうさん。素敵な企画をありがとうございました。
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