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息子のこと

3月23日の東京出張が楽しみ過ぎて眼鏡を新調したり美容院に行ったりして浮かれています。

こんにちは、ワクワクで夜も眠れないコッシーです。
#子供か


さて、敬愛するおだんごさんがこちらの素晴らしい記事を書かれていました。

「障害は個性か?」という問いに対して実におだんごさんらしいとても素敵な解釈をされています。
患うこと、煩いが自分に降りかかることにどんなふうに向き合うのか、どんなふうに対し付き合っていくのかその咀嚼、道のりが個性なのではないか
この言葉には深い共感しかありません。是非ご一読を。

ご存知の方もいると思いますが、僕の息子には知的障害があります。
障がい者手帳の判定は最も重いA判定ということから、重度の知的障がい者になります。

僕は息子の障害を”個性”と思ったことはありませんが、しかし改めて考えてみると”個性”と捉えているのかもしれません。
ただ、全ての障害=個性と思っているわけではなく、息子の障害=個性と言った方が近いのかもしれません。

決して開き直っているわけではなく、障害が有っても無くても息子は息子ですし、むしろ障害がある今のままの息子を息子だと思っています。
障がい者の息子をそのまま受け止め、利用できる制度や支援は遠慮なく使用させていただいておりますし、将来に対する不安が全くないわけではありませんが、それでもなんとかなる、なんとかしてやると思って生きています。

そういう意味ではおだんごさんの言われるように、僕の息子の障害に対しての向き合い方などが個性なのかもしれません。

当たり前ですが、人の価値観や考え方は十人十色です。何が正解というわけではないし、どの価値観も間違っていないと思います。

障害を個性と捉える人もいればそうではない人もいると思います。
大切なのはそれを押し付けるのはなく尊重し合うことなのかなと思います。

今回のおだんごさんの記事は本当に素晴らしい捉え方だと思いますし、僕の心にスーっと浸透しました。
おだんごさん、素敵な記事を書いてくださり本当にありがとうございます。
#すごいよおだんごさん


ところで素敵な個性の持ち主のうち息子は最近家にあるお菓子を放っておくと際限なく食べてしまいます。
注意をすると一旦は止めますが、時間が経つとまた食べ始めて本当に全部無くなるまで食べてしまいます。

僕ら親も人間ですから、何度も注意をすることに対してストレスを感じますし、何度も言われたら息子にもストレスを感じさせてしまいます。
だからと言って際限なくお菓子を食べさせてしまうのは身体にも良くありませんし、経済的にも優しくありません。

そこでお菓子を1カ所にストックするのではなく、いろんなところに隠すことにしました。
いつもの場所のストックが無くなればもうお菓子はないと息子は思って諦めてくれると思いました。
名付けて『O菓子のSトックはSこだけだよ作戦(OSS作戦)』です!
#そのまんま

OSS作戦は最初は上手くいっていました。
いつもの場所にストックが無くなると息子は諦めていました。
悲しげな息子の姿に胸を痛めましたが、心を鬼にしてOSS作戦を継続しました。

しかしやはり息子は只者ではありませんでした。
ある日息子は別の場所に隠してあったお菓子を見つけて食べていたのです。

隠す瞬間を見ていたのか、得意の嗅覚で探し当てたのか、お菓子に対する飽くなき執念がそうさせたのかは分かりませんが、とにかく隠していたお菓子を探し当てました。

僕らはさらにいろんな場所にお菓子を隠しました。
しかし、ほどなくすると息子はお菓子を探し当ててしまいます。
OSS作戦はもう息子は通用しないのか…と肩を落とした時でした。

息子はせっかく探し当てたお菓子をまた隠してあった場所に戻していたのです。
もしかして僕らの想いが息子に届いたのかと思いましたが、そうではありませんでした。

息子は単純にお菓子を食べることよりもお菓子を見つける方が楽しくなってしまったようでした。
息子は家中の探し回って隠してあるお菓子を見つけると大喜びします。
そしてそのお菓子を僕か奥さんに見せると満足した顔で元にあった場所に戻して、また別のお菓子を探す旅に出ていました。
#いや食べへんのかい
#主旨変わっている

どうやらOSS作戦は成功したようですね。

こんなチャーミングな息子のまま元気に成長して欲しい、それだけを願っています。


それではまた。

コッシー

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