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ルール外のことにどう対処するか

490円もする一蘭のカップ麺を買ったはいいけど、勿体なくてスーパーカップばかりを食べてしまいます。#貧乏性

こんにちは、コッシーです。


さて、以前の記事で息子の同じ分団の子に毎度毎度集合時間に遅れてくる子がいると書いたことがあります。みんな7時30分に集合しているところを7時40分に来たり、ひどい時には50分とかに来ることもありました。

さすがに毎回毎回となるとちゃんと時間を守ってきている子供たちがかわいそうですし、下手したら学校に遅刻してしまう可能性もあることから、学校とも話し合い【7時40分まで待って来ない場合は先に行く】というルールが決まりました。

息子が通う小学校では、児童1人での登校は禁止されているため、7時40分までに集合場所に来れず置いて行かれた場合は親御さんが学校まで送って行くことになります。

やはり学校まで送っていくのは大変なのか、ルールが決められてからは遅刻を繰り返していたその子はちゃんと40分までに来るようになりました。#やればできるんかい

まぁ本来は30分集合なので40分でも遅れているんですが、そこはルールの範囲内ということで許されていました。


そんなある日、ちょっとした出来事が起きました。

先日のお休みの日に例のごとく息子の登校についていった時のお話です。

僕と息子はちゃんと7時30分に集合場所に行きました。いつも遅れてくるその子は案の定まだ来ていませんでした。時計の針が40分を回ろうかとするその時、その子が小走りで集合場所へ駆けてきました。

ちゃんと40分までには来るようになったんだなと感心していましたが、いざ出発となった際にその子が「しまった!絵具忘れた!」と言いだしました。そして「すぐ取ってくるからちょっと待ってて!」と言い残し走って家に戻っていきました。

これに困惑したのが残された子供達でした。

「待った方が良いのかな?」「もう40分過ぎてるから先に行こうよ!」「でも最初は40分に間に合ってるよ」「待っててって言ってたから待った方が良いよね」「いやでも…」

それぞれの意見が交差してしまいまとまりがつきません。

このように決めたルールから外れた行為に対してどのように対処をするかを揉めたりすることは往々にしてよくあります。

子供達が今回の件をどうやって解決するのかを黙ってしばらく様子を見ていました。

すると、班長の男の子が「40分に来ておいて忘れ物をしたアイツが悪い!先に行こう!」とビシっとみんなに言いました。班長さんから言われたせいか、待った方がいいと言ってた子たちも素直に班長さんの意見を聞きいれていました。

班長さんが偉かったのは、ちゃんと旗当番のおじさんに「忘れ物をした子がこの後来るのでよろしくお願いします」と頼んでいたことでした。

こうして僕らは忘れ物をした子を置いて、無事40分に学校へと向かいました。


今回の班長さんの行動は僕から見てもう100点満点だと思いました。先に行くでも待ってるでも答えはどちらでも良かったのですが、班長さんの素晴らしいところはそれを自ら決断していたことでした。

そして自分の決断に対して、旗当番のおじさんにお願いをするというきちんとした対応をしていました。

ルールの範疇を超える出来事が起こった時と言うのは、このようにリーダーが最終的な決断をするのが1番良い方法だと思いました。

誰かに責任をなすりつけたり、ウダウダと話し合いを長引かせるのではなく、それぞれの意見を聞いた上でリーダー自ら結論を下す、それでこそリーダーの姿だなと思いました。

結局絵具を忘れた子は僕らが学校に着くまで追いつくことは無かったので、班長さんの決断は正しかったと言えます。


僕も会社ではリーダー的な役割をしていますが、ルール外の事態に対してしっかりとした決断が出来ず、みんなの意見を全部聞いて折衷案みたいな事をやってしまいがちです。

しかしそれでは本質的な解決にはならない事が多く結局みんなに迷惑をかけていまいます。

今回の班長さんのようにリーダーとして責任をもって決断をすることがとても大切なことだと教えられました。

今度班長さんに会った時にはお礼を言いたいと思います。#不審者だろ


それではまた。

コッシー

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