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息子のヘアカット事情

「あんた太ったねぇ。中学生の頃はもっと痩せていたのに!」と母親から会う度に罵倒されるんですが、体型って中学生の頃と比較するんでしたっけ?

こんにちは、大体の中年が中学時代より太ってるだろと思うコッシーです。


さて、うちの息子が苦手としていることの一つに【ヘアカット】があります。
マントのようなモノで拘束され、全く知らない人から鋭利なモノ(ハサミ)で自分の身体の一部(髪)を切り刻まれる行為に恐怖を覚えているのか、めちゃくちゃ嫌がります。
#こうやって書くと拷問みたい

保育園の頃などは泣き叫ぶことも多々あり、美容師さんから「ごめんなさい。うちでは無理です」と断られたこともありました。
ただ放っておくと髪の毛はどんどんと伸びてくるため、絶対に切らないといけない時もありました。
#絶対に切らないといけない戦いがそこにはある

そんな時は僕が息子を抑え込み「今のうちにお願いします!」と美容師さんにサササっとカットしてもらっていました。
サササなんて言っても息子がめちゃくちゃ暴れるのでカットが終わるころには僕も息子も毛まみれになることもありました。

しかし息子も大きくなるにつれて慣れたのかは分かりませんが、我慢ができるようになってきました。
嫌そうな顔はしますが、それでも昔みたいに暴れなくなりました。

悲しげな顔の息子

先日カットしてもらった時には、なんと終始ニコニコ顔でヘアカットを楽しんでいる様子もみえました。
美容師さんのハサミに興味深々で時々奪おうとして困らせていましたが、それでも何のトラブルもなくヘアカット出来ました。

「ああ、もう毛まみれになることはないんだなぁ…」と少し感傷的になりましたが、息子の成長する姿に目を細めた僕でした。


こうして苦手だったヘアカットが克服できたことに僕も奥さんも安堵していましたが、そこはやんちゃ盛りの息子です。
僕らの想像を遥かに上回るやんちゃぶりを発揮しました。

ある日、奥さんから一通のLINEが送られてきました。

なんと息子が家のハサミを使って自分で自分の髪を切ってしまったとのことでした。
せっかく良い感じで切ってもらったヘアスタイルが台無しですが、ただ被害は前髪一部でしたので、今度また美容院に連れていけばいいかと僕も奥さんも気楽に構えていました。


しかしうちの息子リトルモンスターはそんなに甘くありませんでした。


父親の1周忌の前日でした。再び奥さんから息子の写真が送られてきました。

前髪が完全に無くなってる!

今度は息子が前髪の一部だけではなくほとんどを切ってしまったとのことでした。
さすがにこの頭で1周忌に参加させるわけにはいきませんし、この髪型から良い感じに修復は不可能なため、夜な夜な奥さんと二人がかりで息子を坊主にすることにしました。

いくらヘアカットに慣れたからと言ってもまだまだバリカンが苦手な息子は大暴れしました。
お風呂場で泣き叫ぶ息子を僕が押さえつけて奥さんがバリカンで息子の頭を刈っていきます。

「ちょっと動かないで!もっとちゃんと抑えてよ!」
「抑えてるって!すごい力なんだって!!」
「うぎゃあああああ!!!!」

傍から見たら完全に児童虐待だったと思います。
#よく通報されなかったな

僕も息子も奥さんも毛まみれになりながらなんとか息子を坊主にすることができました。
#まさか再び毛まみれになるとは

強制坊主にされた息子は少ししょんぼりしていました。
#ごめんよ

法事後にきた飲食店にて

久しぶりに見た息子の坊主姿は本当にキュートで可愛いんですが、ただ息子はきっと本意ではなかったと思います。
仕方がない事とは言え可哀そうなことをしてしまったと落ち込んでいましたが、ある日の息子の様子をみて少し救われました。
息子は奥さんの鏡で自分の坊主姿を見ながらいろんなポーズを取っていたのです(笑)

手を後ろから出してみたり
首をかしげてみたり
頭頂部を真剣な眼差しで見たり


息子が一生懸命に鏡でポーズする姿がかわいくてかわいくて。
やっぱりうちの息子はどんな髪型でも超絶可愛いなと再確認した出来事でした。

本日はそんな親バカの記事でした。
どうもありがとうございました。


それではまた。
コッシー

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