初めてのカメラ 『 FUJIFILM X-S10 』
こんにちは!こんばんは!おはようございます!こっさんです。
僕が初めてのカメラとして選んだ『 FUJIFILM X-S10 』。
このカメラを選んだ理由や魅力、また、ちょっとしたカメラ選びのコツや良いカメラライフを迎えるためのお話をします。
少々ボリューミーな記事になりますが、カメラの購入を考えている方の参考になればと思っているので、是非読んでいってください!
FUJIFILMの『 色味 』にやられて
基本的には、各カメラメーカーごとに得意な色味があります。
・canon
【 鮮やかな発色でハッキリとクッキリとした色味 】
・Nikon
【 ナチュラルで落ち着きのある色味 】
・SONY
【 青みが強く透明感のある表現も 】
・Panasonic
【 Nikonのように自然な色味 】
・OLYMPUS
【 オリンパスブルーと呼ばれ、青色に優れている 】
・PENTAX
【 森林などの緑色が優れている 】
一般的には、上記のような特徴があると言われています。
FUJIFILMはというと、その名の通りフィルムライクな色味!これが最大の特徴となっています。
これにやられましたよ!僕は!(笑)
レトロと言いますか、クラシカルと言いますか、ノスタルジックと言いますか(全部同じか 笑)。
どこか懐かしさを感じるような写真が撮影できます。
創業88年!独自の技術『 フィルムシミュレーション 』
FUJIFILMは元々フィルムメーカーとして、1934年からフィルム開発をしてきました。
長きに渡り追求してきた色表現。そのノウハウをデジタルカメラに落とし込みました。
それこそが『 フィルムシミュレーション 』という機能!!
この機能を使いたいがため、FUJIFILMのカメラを購入する人がいるくらいだとか!
何を隠そう!僕もそのうちのひとり!(笑)
そんな魅力的な機能が、X-S10には18種類も搭載されています。
・PROVIA(プロヴィア)
【 あらゆる被写体に対応でき、標準的な色味 】
・Velvia(べルヴィア)
【 いわゆるビビット系で、鮮やかでメリハリのある色味 】
・ASTIA(アスティア)
【 ソフトで発色が抑えられていて、しっとりとした色味 】
・CLASSIC CHROME(クラシッククローム)
【 彩度が低めで、やや硬めで落ち着いた色味 】
・PRO Neg. Hi(プロネガ ハイ)
【 階調が硬め、ややメリハリがある。ポートレートに◯ 】
・PRO Neg. Std(プロネガ スタンダード)
【 階調が柔らかく、ポートレートや画像加工に◯ 】
・CLASSIC Neg.(クラシックネガ)
【 メリハリのある階調、深みがあり立体感がある色味 】
・ETERNA(エテルナ)
【 落ち着いた色味で、シネマルック(映画っぽい)な色味 】
・ETERNA BLEACH BYPASS(エテルナ ブリーチ バイパス)
【 重厚感があり、ドラマチックで独特な色味 】
・ACROS( Std,Ye,R,G )(アクロス)
【 世界最高の粒状性と評されるモノクロフィルム 】
・モノクロ( Std,Ye,R,G )
【 シンプルなモノクロ 】
・セピア
【 セピア調 】
一部のシミュレーション名は、当時のフィルム名をそのまま利用しているとのこと(PROVIAやVelviaは、今でもお店に売っていたりします)。
これだけの数があると、同じ被写体を撮影してもフィルム1つ変わるだけで、全く違う作品に仕上がってしまいます!
僕自身も、古い家屋などを撮影するときはクラシッククロームにしようとか、今日はアクロス縛りで撮影しようとか、色々な遊び方をして楽しんでいます。
撮影したその瞬間から、とても良い色味で出てくるのでJPEG撮って出しでも十分なくらい!
もちろんRAWで撮影すれば、あとからフィルムシミュレーションを選択したりホワイトバランスを調整したりなど、自由に現像することもできるので、さらに自分好みの色味を追求することもできます。
撮影の度にワクワクさせてくれる!FUJIFILMの最大の魅力ですよ!
3機種と悩んで…
フィルムシミュレーションを使いたいがためにFUJIFILMのカメラを買うと決意したものの、そこからX-S10を選ぶまでにさらに長い時間をかけて悩みました。
なぜなら、他にも魅力的なカメラがたくさんあるからなんですよ!
その中でも、僕が悩んだ機種が…
・X-T30 (エントリーモデル)
・X-S10 (ミドルレンジモデル)
・X-T4 (ハイエンドモデル)
この3機種でとても悩みました。
簡単に説明させて頂きますと、この3機種はどれもAPS-Cというセンサーを採用しているので、写りに関しては大きな差はありません。(あくまでもカタログスペック上)
明らかに違うポイントというと、ボディサイズとボディ内手振れ補正の有無。
他にも違うポイントはあるんですが、当時は細かいスペックに関してそこまで気にしていなかったので、この2つのポイントを重視しました。
3機種に絞った段階で、販売店に実機を触りに行きました。
運良く目星の3機種が置いてあったので、そこで最終決定をしました。
個人的にX-T4は、重さとグリップの浅さゆえに持ちづらさを感じたのと、片手でも「パシャパシャ」と撮れる気軽さや手軽さが欲しかったので、X-T30とX-S10の2択に。
軽さでいうとX-T30なんですが、グリップもなく手振れ補正もありません。
ちなみにボディ内手振れ補正は、ある方が撮影時の安心感があるので、あって損はないです。
ない場合は、手振れを補正してくれるレンズがあるので、そういったレンズを使うことで手振れを抑制できます。
X-S10には、X-T4に匹敵するほどの手振れ補正があり、グッと深く握れるグリップがあります。
しっかりとしたホールド感があるので、X-T30よりも軽く感じるほどです。
X-T30とX-S10は、大きな価格差もないので(約2万円ほど)総合的に判断し、X-S10に決定しました!
如何に『 自分のライフスタイルに合っているか 』が鍵!
ここで僕が思う「最初の1台の選び方」を少しお話します。
最初はカタログをまじまじと見たところで、ハッキリ言って良し悪しはわかりません。となると、デザインや価格で選ぶことになります。
デザインでカメラを選ぶことを否定はしませんし、お気持ちは凄くわかります。格好いいカメラ欲しいですもんね!(笑)
ですがカメラは見て楽しむモノではなく、撮って楽しむモノ。なので本体の重さや持ちやすさ、携帯性はしっかり考えるべきです。
せっかく買っても「重いから今日は持ち出すの辞めておこう…」となってしまったら勿体ないですし、カメラが可哀想ですから!(笑)
とはいえ、重さの感じ方は人それぞれ。気になるカメラがあれば販売店に立ち寄り、実際に触ってみることを強くオススメします!
価格に関しても「高価なカメラなら間違いない」などと考えず、まずは自分に合っているかどうかで考えましょう。予算などを踏まえている場合も、無理のない買い物をするようにしましょう。
これと併せてもう一つ僕が意識したことは、”どんなシーンでカメラを使いたいのか?”ということ。
例えば「お散歩や旅行の際にカメラを持っていきたい」と考えているのであれば、重いカメラじゃなく軽いカメラの方が気軽で良いと考えられますよね。
このように考えてから購入すれば、後悔は少なくて済むかと思います。
最後に
持論ですが、後悔しないカメラ選びは”高価なカメラを迎えるということではなく、自分のパートナーとして相応しいカメラを迎える”ということ。
高価なカメラは性能が良いことは間違いないですが、性能が良くなるにつれて重くなる傾向があります。
プロカメラマンを目指すという目的があるのであれば、クライアント(お客様)の要望に応えられなければいけないので、より性能が良いカメラを持つべきですし、選び方としては適切だと思います。
ですが、純粋に楽しむことが目的であれば、高価かどうかは関係ありません。
見栄を張りたくなる気持ちも分かりますが、無理をしてしまっては良いカメラライフを迎えられません。
僕はプロではないのでプロになる方法は教えられませんが、カメラの楽しさは十分に知っていますし、こういったことを広めていきたいと思っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
この記事で良いカメラライフを迎えられる方が増えたら、幸いです!
それでは、また!!
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