創作講座を受けた先には
どうもどうもお疲れ様です。
今日は、先週受講したDKさんの創作論講座の後、私に起こった変化を書いていこうと思います。お題はこんなかんじ。
キャラクタの動機に目が行くようになった。
え、キャラクタの動機って何よ? って話をまず先に。
ここ(この記事)では、「動機」とは物語でキャラクタが行動する「理由」や「きっかけ」と捉えてください。
さて。物語の登場人物は、何の理由もなしに行動することはありません。必ず何かしらの意味があったり、何かを解決するために行動しています。
物語の中盤以降であれば、その前段階で起こった問題を解消することが目的となっているでしょう。では、物語の一番最初はどうでしょうか?
勿論、前段階があります。それは、キャラクタを取り巻く障害です。人間関係や生活環境、もっと大きいものだと、物語の世界自体などが障害にあたります。
例えば、圧政に苦しむ主人公が、圧政の主導者を倒す話では、「主人公を取り巻く生活環境が圧政によって悪くなっており、生き苦しいこと」が障害です。障害を解決するための優先順位をどう設定するかによって、キャラクタがその行動にどの程度の意欲があるのか、行動理念を知ることができます。
キャラクターにとっての障害解決の優先度をもとに、ストーリーのジャンルや結末もがらりと変えてしまえるので、動機はかなり重要なようです。
物知り顔で説明しましたが、ここで自分が練っている物語のキャラクタを見返してみると……驚きの白さ! 全くの「無」! え、まってなんで???
そう困惑するほど、本当にキャラの中身が空っぽだったんです。
長い事温めてきたアイデアだけあり、外見の特徴とストーリーの主線は決まっていたものの、そのストーリーを進めるキャラクタの動機が決まっていません。そのために、キャラクタとストーリーを並べても「ねじれ」の関係。
全く持って誰も話を進めてくれない状態でした。これじゃ、いくら考えてもキャラクタは動かないし話をなかなか書き出せないわけです。
勿論、書き出せない原因は他にもあります。物語のテーマが決まっていないことです。
物語のテーマに気づけた。
さて。前段の動機の話から、キャラクタを基にストーリーが進んでいくのは「そりゃそうだな」と思った私。改めてキャラクタを見直したところ、そもそも世界観の詰めが甘~~~い! ということにも気づきます。
これはまずいと、過去のアイデアメモをひっくり返し、世界観につながる固有名詞を発見。今わかっている範囲の世界観、ストーリーの結末も参考に、世界観をこねこねしてみました。
その結果……。なんと、物語のテーマに気づいてしまったのです。(今更)
お陰でキャラクタの動機やストーリーの見直しが、これまでよりぐんと楽に。
講座でも、キャラクタとストーリーはテーマという土台の上に立つ2本柱としてお話されていたので、自分の体感した見直しの楽さは納得のいくものでした。
最後に
本当ならもっと学んだ事があるのですが、言葉で言い尽くせないので、今回はここまでとさせてください。
またいつか整理がついたらお話するかもしれません。
ひとまずは今の時点で学んだ事をもとに、アイデアをカタチにする作業を楽しんで進めていこうと思います。暖かく見守っていただければ幸いです。