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知ってる?ママン No.12"僕がお父さん?"
前回はこちら↓
妻がその方に、「お父さんじゃないんです。新婚旅行で来てて、結婚して夫 になったばかりの人です。」
「えっ?」とバスに乗り合わせたみんなが妻に注目 。
そしてそのあと・・・僕に大注目。
「えっ、何歳なの?あなた?」と聞かれ妻は
「私が19歳で彼は25歳です(^▽^)」またみんなが「えっ?」と振り返ってきた・・・。
その当時の妻は幼く見えるほうで中学生に間違えられるくらい。僕の方は老けて見えるというか・・・年相応だと思っていたけど20代後半から30歳くらいに見えていたのかなぁ。でもさぁ、お父さんって・・・それに叱られた娘設定・・・。ちょっと変な汗をかきました。
そして現地に着き気球に乗り込みました。さっきまで静かだった妻は空に上がり下を見るとゴキゲンになりました。
「なんだか、小さいことでくよくよしているのがバカバカしくなりますね(^▽^)カンガルーがあんなに小さい。すごい」とようやく笑顔になりました。
なんだかよくわからないけどゴキゲンになって良かった。45分後、気球は着陸ポイントに到着。そこからお土産を買うマーケットに僕たちは向かった。そこで妻はみんなに買うお土産を選んでいた。妹たちに贈る服。弟にはマグカップ。お父さんとおかあさんに送るもの。一つ一つ吟味して値段を見比べている。そしてすべての計算が終わると僕に「全部で○○ドルなので貸してください。」と言ってきた。僕は、「はい。」と手渡した。
毎回、買い物が終わるとメモをしていた。
エアーズロックではあれだけ止められたのにサインをして一緒に登頂し、妹に借りた帽子を突風に飛ばされ落ち込み・・・僕が昼寝をしていると散歩に行こうと誘ってきて断るとひとりで散歩に行き迷子になり・・・探し回った僕に叱られ落ち込み・・・そんな風にあっという間に時は過ぎ戻る日に。
飛行機に乗る前から元気のない妻。話しかけてもあまり返事がない。そして8時間ちょっとで日本に戻ってきた。
空港から電車にのり、駅に着くと改札口に妻のお母さんが待ってくれていた。「お帰り~。お腹すいたでしょ?体調は大丈夫?妊婦だと疲れやすいからね。」
「うん、くたびれた。お腹がすいた・・・。」と妻が返した。
そういえば、向こうで急にお腹の子が育ちだしたのか、腹囲が大きくなり始めた。若くて妊婦らしからぬ妊婦だけどそうなんだよなぁと思った。
そして、ちょっと遅めの晩御飯を食べている途中に妻がぽろぽろ泣き出した。
えっ?なんで?訳が分からなかった。
「いろいろ勝手が違ってくたびれたのよね。まずは腹ごしらえ。」
のちにわかるのだがこの時、妻は日本に帰ったら離婚をしようと思っていたらしい。怒られてばかりで買い物しようにもお金がなく・・・まずは生きて日本に帰らないと、と思っていたらしい。
そして最近分かったことだが・・・この時のお財布の話も複雑な思いがあったようだ。
次につづく・・・
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