家庭のマネジメント ~夫婦クレドや家訓の話~
昨年、理念経営の大切さを学び、家庭でも夫婦の価値観を明文化してみようと思ったことがあった。
その時、妻に話をしてみたところ、
「それって必要?」
一蹴されたw
確かに我が家に必要かと言われると別にいらない。
それぞれが楽しく生きてくれればそれでいい。
そこで、夫婦クレドや家訓について改めて考えてみた。
①教育方針の視点
子育てで一番避けたいのは、教育方針がブレブレになること。
言っていることが、毎回、変わると子どもが戸惑う。
情報があふれて何が正解かわからない中(そもそも子育てに正解も不正解もないが)、ブレることなく夫婦で共通方針で子育てできるメリットは大きい!
教育方針を夫婦で深く話すことって、実はあまりなかったりするので、目先の学校どうするかではなく、どう育てていくのかを子どもの様子を踏まえてちゃんと話すきっかけとしてはいいのではないかと思う。
②タイムマネジメントの視点
家庭のタイムマネジメントの鍵は、合意形成。
個々人によって大切なものを伝えあい、家族にとって大切にすべきことの優先順位の合意をとることにある。
家庭のタイムマネジメントの観点からすると、必要に思う。
https://note.com/kosohon/n/n1625fc4b8dbe
1日16分の会話すら難しいのだから、何かを決める際に、十分な対話をいちいちすることはできない。
しかし、家族の価値観や関心から軸となる考え方を作っておくことで、
ある程度、各自で判断することができる。
つまり、家訓は方法として非常に便利なのではないか。
ただ、家庭は企業とは違う。企業理念や目的に共感して集まっている組織ではない。
大事にすべきは個々の関心。そして、関心は変わっていく。家族構成や年齢、状況もどんどん変化していく。
方法の原理:目的と状況により方法は変わる。
そうなると、家訓は一時的には有効ではあるが、
定期的に更新すべきものとなる。
ただ、家訓がコロコロ変わるのはしっくりこないので、私の考える家訓であれば新たな名前を考えたほうが良いかもしれない。
③家族のしあわせ
人間は誰もがしあわせになりたい。
家族が一緒に生活する目的も、究極これ。
つまり、そのためのものになっているかが大切。
そうなると大事なことは、
家族それぞれが何に関心があって、何をしたいのかを理解し合って、応援しあうこと。
家族とは言え一括りにせずに、ひとりひとりを尊重したい。
④ルールの視点
とはいえ、集団生活なのだからみんなが好き勝手にしていたら崩壊する。みんなの自由を保障するためのルールなら、必要に思う。
ただ、個人的に「ルールだから守る!」という考え方は好きではなく、
ルールは必要に応じて変えるものだと思っている。
■結論
「やはり今は、我が家に家訓の必要なし!」
ただ、判断基準が不明瞭であったり、
その都度対話で解決することが難しい場合は、
ある程度の共通認識を作っておいて、
定期的にバージョンアップしていくことは効果的!
結局、家訓がいるかいらないかはその家庭によって様々で、
「うちはどうだろうね?」と話せる関係性かが大事に思う。
我が家の状況や、私の家訓の認識が変わったら、
我が家も家訓が必要となるかもしれない。
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