夜中の不思議体験
いつものように子供を寝かしつけ、自分もウトウトし始めたとき、突然、夜中とは思えない高音がリビングから鳴り響いた。
「ピピピピ ピピピピ ピピピピ ピピピピ」
不快ともいえる音に、一気に目が覚めるものの、現実と夢の区別がまだつかずに、ほんの一時、考え込んだ。
(あー、キッチンタイマーだ。誰かがイタズラしたんだな・・・。これ、止めに行かないとなり続けるんだよね)
ようやく、現実であることを受け入れ、重い腰を上げて誰もいないリビングに出ていった。子供たちは、完全に深い眠りの中に落ちたらしく、誰も気が付く気配がない。
鳴りやまないはずのキッチンタイマーの在りかを探して、ウロウロとリビングを歩き始めた途端、ピタっと音がやむ。
「あれ?」
それと同時に、今度は鳴るはずのないインターホンが鳴った。
「ピンポーン」
こんな夜中に誰?と驚くより先に、さっきまで鳴っていたのはキッチンタイマーではなく、インターホンだったかもしれないと錯覚してしまうぐらい自然なタイミングだった。
オット、まさかの鍵を家に忘れていて中に入れなかった件。
しかも、寝室からだと聞こえないインターホンを何度か鳴らしていたらしく、キッチンタイマーが鳴らなければ、家に入れなかった。
ラッキーというか、偶然じゃないよね。やー。すごいんだか怖いんだか・・・。
とりあえず家に入れず変なホテルとかに行かれなくてよかった。。。
真夜中の不思議体験。そして眠れなくなったワタシ・・・。
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