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逆算こそだて ~下の子の出産編③~

逆算こそだて ~下の子の出産編②~ の続きになります。

4歳の娘のために、第二子出産前に準備したことのうち、2つ目の項目。
「退院後、下の子に対する嫉妬を軽減するための事前準備」について話します。

前回お話したように、急なママの不在に対する影響が深刻な問題に発展しうることをきき、色々対策してきましたが、「退院後の下の子に対する嫉妬問題」もかなりインパクトが大きいことを先輩ママたちから聞きました。

例えば、、、下の子に激しく嫉妬してしまい、下の子のものを取ったり、手を上げてしまうという悩み。他にも、下の子を意識するあまり、激しい赤ちゃん返りに困ってしまう悩み。今までは問題がなかったのに、急におねしょやトイレトレーニングのやり直しが必要になったり、、、

冷静になって上の子の立場になって考えてみると、無理もないのかなと思います。
今まではパパとママの100%の愛情と時間を受けていたのに、急に半減、もしかしたら40%位になってしまうんです。
いくら親が、平等に愛情をかけていると言ったとしても、昨日は両親の時間を100%もらっていた事実は変わりません。その時間が減ったということも事実です。
親からの愛・視線・時間が全ての彼女たちにとっては、絶体絶命の危機なのです。

どんなふうに伝えたら、彼女にとって心地よい状態にもっていけるだろう。。。


②退院後、下の子に対する嫉妬を軽減するために準備したこと

嫉妬を軽減させるには、妹を嫉妬の対象ではなく、愛すべき対象としてみてもらう大切です。且つ、下の子の存在が、上の子を脅かす存在ではないことをしっかり感じてもらう事が重要です。そのために、、、以下の4点にポイントを置きました。

・赤ちゃんのお世話ってどんなことがあるのか、どんなふうに成長していくのかを事前になんとなくイメージさせること
・娘にも、あかちゃんのお世話するという”役割”を与えること
・ママが忙しい時も、”ママと同じ”お世話あそびをするために必要なものをそろえる
・妹の存在に関わらず、あなたはかけがえのない存在であることを伝える


子育てに100%の正解はありえません。
準備をしっかりしたとしても、こればかりは相手のあること。どうにもならないことだってあります。

でも私がこだわったのは、「長女が何とか自分の力で、心の安定を保つ練習ができること」「この経験を、味わい尽くし、彼女のものにすること」
”正解”や”成功”を求めているわけではありません。
うまくいかなくても、4歳のこの時期に求めるには、少し高いハードルだったということをしったという経験となります。そう自分に言い聞かせて、取り組みました。

【実際に行ったこと】

1)赤ちゃんの一日のスケジュールを一緒に考えたり、一緒に育児書をみてみる
2)上の子が生まれたときのことや写真を一緒に振り返る
3)ぬいぐるみでおむつ替え 
4)一緒に子育てごっこができるように、おんぶ紐用意   
5)あなたはかけがえない存在だよと、何でもない日に毎日伝える

詳細はこちら
1・2)「赤ちゃんが生まれてくるといろんなお世話があるから、〇〇ちゃんも一緒にてつだってくれない?」と言いながら、「どんなお世話だったかなー」等と言いながら、昔の写真をふりかえったり、育児書の1ヶ月目の様子や2か月目の様子などを見たりしました。

3)おむつ替えの練習をぬいぐるみですることで、小さなママとしての役割を実感してもらうことを目的としました。(実際は、数えるくらいしかおむつ替えはしてくれていませんか、、、)

おむつ替え

4)私が手を離せない情態でも、彼女と一緒にあそぶ雰囲気をだすために、ぬいぐるみ用のおんぶ紐を用意しました。私が寝かしつけをしているとき、娘もぬいぐるみの寝かしつけをしていました。そうすると、一人放っておかれているという意識もなくなるようで、”ママと一緒”をキープできました。

抱っこ紐

5)これはできる限り毎日伝えていることですが、特に出産前後には意識的に伝えました。妹が生まれても、あなたへの愛は変わらないよ。という気持ちをしっかり刻んでおきたくて。 実際、妹が生まれた後に会ったおばあちゃんに、「〇〇ちゃん(娘本人)は、ママの宝物なんだよ」と嬉しそうに伝えているのをみて、ああ私の思いは何かしら伝わっているんだなと思えて、ホッとしています。


思いつくことを全部やってきたおかげか、長女の情緒が大きく乱れるといったことはなく、次女も10ヶ月になりました。
長女にとっては、人生で初めてのライバル登場で、いろんな葛藤があったと思います。
そして、これからももっといろんな試練があると思います。

でも、それらの一つ一つの経験を前向きに味わい、
正解ではなく、彼女自身が自分自身の成長につなげていく
そんな寄り添い方ができる母でありたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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