h026/察してほしいお年頃

当事者活動をしている社会的養護出身の若者が
所謂そんな世界を全く知らない世間の中に出た時に
理解されない、要は察してもらえない空気の中で
当事者活動をしていた頃に戻りたい、それだけをしていたいといった悩みに触れた。


当事者の語りには、当事者にしか無い絶対的な真実がそこにあるし、当事者の方々の活動は私たちにとってもとても重要な意味を持つ。

だから自分のことを語ってくれることほど、尊いものはないと思う。


そんな気持ちで、私たちがいるせいか…
そこが自分にとって居心地のいい世界になって
所謂一般的な働いている所属している社会が余計に苦しく感じてしまう…なんてことに
陥ってしまったんだなと、とても複雑な気持ちにもなりました。

当事者活動を自ら行い
自分の活動の場所を作り出せる人は
本当に一粒で

当事者活動したいのに
場所をお膳立てしてもらえない
若者のもがきは
より一層の、私たちへの不信感や不満につながりやすいなと感じます。


ある時、里親さんと話していて
こういうポイント…みたいなものも、大抵の人は知らないものなんだと気付かされました。
それがタイトルの「察してほしいお年頃」ということなんですが…

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