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土地選びは南側がいいのか、それとも北側がいいのか?


こんにちは、株式会社HARMONYの山本航聡(やまもとこうそう)です。
家づくりを考える際、土地選びは非常に重要なポイントです。その中でも「南側が道路に面した土地がいいのか、それとも北側が道路に面した土地がいいのか?」というのは、よくお客様からいただく質問です。
今回は、南側道路の土地と北側道路の土地、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、どちらが自分に合っているかを考えるヒントをお伝えします。




南側道路の土地のメリット

南側が道路に面した土地は、住宅広告でもよく「日当たり良好」や「明るいリビング」といったキャッチコピーでアピールされています。確かに多くのメリットがあります。

1. 日当たりが良い

南向きのリビングや大きな窓を配置すれば、1日を通して自然光を取り入れやすく、暖かく快適なリビングが実現します。

2. 明るく開放的な間取りが作りやすい

南向きの窓からたっぷりと光が入るため、リビングやダイニングが明るく、開放的な雰囲気を作りやすいです。

3. 資産価値が高い

日本では「南向き=人気」という固定観念が根強いため、南向きの土地は資産価値が高い傾向があります。将来的に売却を考えた場合、需要が高い可能性があります。


南側道路の土地のデメリット

しかし、南側道路の土地には一見気づきにくいデメリットも存在します。

1. プライバシーの確保が難しい

南向きのリビングや窓を道路側に設けると、外から家の中が見えやすくなります。せっかくの明るい空間でも、カーテンを閉めっぱなしにする必要が出てくることも。

2. 外観デザインが制限される

プライバシーを確保するために大きな窓を避けると、外観デザインが制約を受ける場合があります。目隠しフェンスや植栽を追加する必要があり、コストが上がることも。

3. コストが高い

南側道路の土地は人気が高い分、価格が高い傾向があります。同じ広さや条件でも、北側道路の土地より割高になることが一般的です。

4. 駐車場やアプローチの制限

南側を駐車場にすると日当たりのメリットが半減しますし、リビングを優先すると駐車場が狭くなりがちです。結果的に間取りの自由度が低くなる可能性があります。


北側道路の土地のメリット

一方で、北側道路の土地は南側道路の土地に比べるとやや人気が劣るイメージがあります。しかし、実際には北側道路の土地には隠れた大きなメリットがたくさんあります。

1. プライバシーが確保しやすい

リビングや庭を南側に配置できるため、道路からの視線を遮ることができます。結果として、カーテンを開けていても外から覗かれる心配が少なく、快適な生活が送れます。

2. 防犯性が高い

北側は窓を少なくする設計が多いため、侵入経路が限られ、防犯性が向上します。さらに、大きな窓が少ないことで外からの侵入リスクを抑えられます。

3. 自由な外観デザイン

北側の外壁をシンプルにデザインできるため、モダンで洗練された外観を作りやすくなります。また、南側に目立つデザインを持ってくることで、家全体の見栄えが良くなります。

4. コストが抑えられる

北側道路の土地は、南側道路の土地に比べて価格が抑えられることが多いです。同じ予算でも広い土地を選べたり、建物のグレードを上げることが可能です。

5. 日当たりを最大限活用

リビングや大きな窓を南側に配置すれば、日当たりの良さを十分に享受できます。冬は太陽光を取り入れて暖かく、夏は庇や窓の位置を工夫して快適に過ごせます。


北側道路の土地のデメリット

もちろん、北側道路の土地にも注意点があります。

1. 玄関が暗くなりやすい

玄関が北側に配置されるため、南側道路の土地に比べて明るさが不足しやすいです。ただし、玄関に採光窓を取り入れるなどの工夫で解決できます。

2. 冬場の寒さに注意

北風が直接当たりやすい面があるため、玄関周りの寒さ対策が必要です。


結論:北側道路の土地が持つ大きなメリット

南側道路の土地は日当たりや資産価値の面で確かに魅力的です。しかし、プライバシーや防犯性、デザインの自由度、そしてコストパフォーマンスを考えると、北側道路の土地にはそれを上回る大きなメリットがあります。特にHARMONYでは、北側道路の土地でも最大限日当たりを活かしつつ、デザイン性や快適性を高める設計をご提案しています。

土地選びに迷っている方は、ぜひHARMONYにご相談ください。お客様一人ひとりのライフスタイルやご要望に合わせて最適なプランをご提案いたします。


この記事が家づくりをする方の参考に少しでもなれば幸いです。
山本航聡(やまもとこうそう)
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