住宅のプロが教える!現場チェックで“良い家”を見抜く10のポイント
こんにちは、株式会社HARMONYの山本航聡(やまもとこうそう)です。
家づくりを進める中で、どんな住宅会社に依頼するか迷う方も多いですよね。その際、信頼できる住宅会社かどうかを見極める方法の一つが「現場チェック」です。
今回は、住宅会社にお願いする際のポイントとお客様でも簡単に確認できるポイントを10個ご紹介します。これを知っていれば、失敗しない家づくりが実現できるはずです!
住宅会社にお願いする際のポイント
大工の経験年数や技術力を確認する
住宅会社に所属する大工の平均経験年数や、どのような実績があるのかを尋ねましょう。
特に、注文住宅や自然素材を扱う場合は、それに慣れた大工が必要です。
施工を担当する大工の固定化を確認
工期中に大工が変わらず、最初から最後まで一貫して施工を担当してもらえるか確認します。
大工が変わると技術の差や施工ミスが起こる可能性があります。
施工現場を見学させてもらう
現在施工中の現場を見学させてもらい、大工の作業や仕上がりを実際に確認します。
現場見学を拒否する住宅会社は要注意です。
第三者検査や保証の有無を確認
大工の腕だけではなく、第三者による品質検査を行っている住宅会社を選ぶと安心です。
また、施工ミスがあった場合の保証制度についても確認しましょう。
現場チェックで見抜く10のポイント
1. 現場の清潔さ
ポイント: 現場が整理整頓され、資材や工具が散乱していないか確認しましょう。
理由: 整理整頓が行き届いている現場は、大工や職人の意識が高く、ミスの少ない施工が期待できます。
2. 木材や資材の保管状態
ポイント: 木材や断熱材が雨ざらしにならず、シートやカバーで保護されているか。
理由: 資材が湿気や汚れにさらされると、家の耐久性に悪影響を与える可能性があります。
3. 防水シートの施工状況
ポイント: 外壁部分に防水シートがしっかり貼られており、破れやたるみがないか。
理由: 防水シートの不備は、雨漏りや建物の劣化の原因になります。
4. 大工や職人の作業態度
ポイント: 職人が丁寧に作業を行っているか、また安全装備をしっかり着用しているか。
理由: 職人の作業態度は、仕上がりの品質に直結します。
5. 施工中の写真を見せてもらう
ポイント: 地盤工事や基礎工事、構造部分の施工写真を住宅会社に確認。
理由: 見えない部分の施工状況を把握することで、安心感が得られます。
6. 釘やネジの仕上がり
ポイント: 釘やネジが均一に打ち込まれ、適切な間隔が保たれているか。
理由: この部分が雑だと、構造の強度に影響を与えることがあります。
7. 断熱材の敷き詰め方
ポイント: 隙間なく断熱材が敷かれているか、乱雑な施工がないかをチェック。
理由: 断熱性能が適切でないと、冷暖房費が増え、住環境の快適性が損なわれます。
8. 柱や梁の接合部
ポイント: 柱や梁が金物でしっかり固定され、隙間がないか。
理由: 接合部がしっかりしていないと、耐震性能が低下します。
9. 現場の騒音やマナー
ポイント: 職人が近隣住民への配慮をしているか、作業音が適切か。
理由: マナーの良い現場は、住宅会社全体の対応力の高さを示しています。
10. 施工管理者とのコミュニケーション
ポイント: 現場監督や施工管理者が質問に丁寧に答えてくれるか。
理由: 透明性のあるコミュニケーションが取れる会社は信頼できます。
チェックが難しいときはどうする?
「現場を見ても、何を見れば良いかわからない」という方もいると思います。その場合は、住宅会社に以下をお願いしてみましょう。
現場見学会を開催してもらう
実際の施工現場を見て、大工や職人の仕事をチェックできます。施工中の写真を提示してもらう
完成後では見えない部分の施工状況を確認できるため、安心感が得られます。
HARMONYの現場見学について
HARMONYでは、施工中の現場見学を随時開催しています。現場の清潔さや職人の作業態度、使用する資材の品質を実際にご確認いただけます。私たちは「透明性」と「安心感」を大切にし、お客様が納得して家づくりを進められるよう全力でサポートしています。
この記事が家づくりをする方の参考に少しでもなれば幸いです。
山本航聡(やまもとこうそう)
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