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【作家日記】今後のことを考えてみる

おはようございます。
昨日不満をぶちまけて、私って子供やなぁって大反省しております。
それでも今日という日は来るので
改めて
今後作品作りで大切にして行きたいことを考えてみたので覚書です。

1. 想像力を掻き立てる余白を持つこと
完成された答えが最初から提示されるものは、退屈に感じます。
一瞥で結論に至るような表現は、短絡的な思考を生み、視野を狭める危険があると感じています。私自身、その癖で人生の面白みを見失った経験があるので。
だからこそ、鑑賞者自身の心で考え、問いを育む「余白」を残した作品をつくりたいのです。それは、断片的であっても物語を内包し、見る人それぞれの想像力によって完成される、未完の美しさを持ったものでありたいと思います。

2. 小さな声を掬い上げること
昔のnoteを読み返したとき、制作を始めたばかりの私がウクライナへの募金活動をしていたことを思い出しました。当時、キャンドルの売り上げはほぼゼロに近いものでしたが、それでも募金をしたことに我ながら驚きました。笑
現実的に、生活のために全売り上げの80%を寄付することはできませんが、それでも少しずつ一部を寄付することは可能ですね。どんな活動に参加していけるかリサーチしたいと思います。

最近気づいたのは
私のものづくりの根底には「小さな声を掬い上げる」という想いが潜んでいたということ。

幼い頃の経験がその根にあるのかな…
幼少期はアメリカの白人社会でマイノリティとして過ごし、4人姉妹の中で自分の違和感を抱き、中学では不登校を経験しました。おそらく、幼い自分を救おうとするエゴから生まれたのかもしれません。それでも、この「小さな声」は私から切り離せない存在です。  

故に私が心惹かれるのは、多くを語らない、静けさを湛えたものであると感じます。
見えにくく、あるいは目に見えないようなモチーフ――地面に張り付く雑草や落ち葉、地衣類、微生物、石ころ。そんな儚い存在を題材にする背景には、私の過去との静かな共鳴があるから。
もっと深くその世界に入り込み、形にしていきたいと感じています。


3. 調和を感じるもの
「調和」と聞くと、どこかシステマティックで硬質なイメージが浮かぶかもしれません。

しかし私が考える調和は、より曖昧で、霞の向こうにそれぞれの存在がぼんやりと共鳴し合っているような状態を指します。  
私たちは一人ひとり異なる存在であり、完全に理解し合うことはできない――そう感じています。
それでも、互いの違いを否定せず、ありのまま受け止める余地を持つこと。それが私にとっての調和のイメージです。  

制作においても、そのスタンスを大切にしたいと思っています。意図的に色や質感を作り込むことも好きですが、むしろ自然発生的な模様や風合いに惹かれます。意図と自然、計画と偶然。その間に生まれる微妙なバランスを追求したものづくりを続けていきたいのです。  
曖昧さや、ただそこに在ることを感じられるものは、どんな技法が適しているか…これからですね、試行錯誤の時間が始まるのは。

今出てくるのは、これくらい。
また思い出したら追記していこう。

ふぁいと、自分。



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