何かやりたいというわだかまり
学生時代柔道に打ち込んできてこれまで口の中が乾燥するくらい緊張感のある試合、体がバラバラになるくらいの練習それくらいの熱量を持ってやっていた。
大学を卒業して社会人になり柔道から解放された感覚だったがそれと同時に物足りなさを感じた。ただ、上司に言われた仕事をこなしただ自宅への帰路につく毎日。日に日に自分らしさ、やりたいことへの情熱が失われていく感じが私は、怖かった。人間関係も悪くはない、仕事もそれなりに充実している。しかし、何か成し遂げたい、柔道をやっていた時のように歯を食いしばって挑戦し続けるという思いが強い。
そんな時だ、高校の時の友人(今後はT君とする)が私に、事業を一緒にやらないかと声をかけられた。色々話し合い多くの人は、不安・将来性などを考えるだろう。だが私は、逆にワクワクが止まらなかった。まさに、鶴の一言とはこのことだろう。
私は、リーダー性もなければ、カリスマ性もない。しかし、貪欲に泥臭くやり遂げる力はあると確信している。まさに、自分の柔道スタイルそのものだ。その力だけで県一位の称号を勝ち取ったといっても過言ではない。
俺はT君を信じ頑張ろうと思う。まず何から始めるかそこからだが、後悔はしたくない。まず勇気ある一歩を踏み出すところから人生は始まる。
後悔の無いように生きるこれが信念だまだまだ先は長いしかしゆっくりはしてられない時間は誰でも平等だが時には残酷なものだ。これから楽しみしかない。これからの人生に乾杯。