まともじゃないのは君も一緒
まともじゃない男の子
まともだと思っている女の子
この2人を軸に物語は進んでいく。
「まともじゃないのは君も一緒」
今作の朝ドラ「おかえりモネ」の主演を務める清原果耶演じる女子高生の秋元さん
エロい俳優の成田凌演じる予備校講師の康臣先生
あらすじ
予備校の数学講師の大野康臣は、結婚願望はあるものの独身で恋人もいない。女の子とデートしてもうまくコミュニケーションをとれない康臣は、日頃から自身を「普通じゃない」と語る教え子・秋本香住に、どうしたら普通になれるか教えてほしいと懇願する。
学校や社会では周りの空気を読んで周りと合わせることをよしとされている。
でもやっぱりこれは良くないことだとも言われている。
どちらの意見も正しい、間違っているはないし永遠に決着はつかない議論だ。
大野先生は空気を読んだり周りを合わせたりすることができない。かといってそういう空気を壊すために尖って自分の意見を主張するわけでもない。
大野先生は自分に正直なのである。
自分の気持ちに嘘をついていない。
それは自分が思っていることを正直に口出すなんて単純なことでもない。
自分の気持ちに従順に行動するのではなく
自分の気持ちに背かないように行動する。
これが現時点で私が思う1番適している社会の接し方だ。口先では嘘をついたり、自分の思っていることを言わなくても自分の気持ちに背いてなければそれでいい。その人は苦しくない。
秋元さんは先生に空気を当てはめようとし、常識を教えようとする。
でもそれは自分が好きな先生が社会に弾かれていることが悔しかったからであろう。
先生の好きなところが自分に素直なところだというのに。(だから物語の中盤では自分が本当に先生のことが好きなのかを本気で分からなくなっていた。)
そしてこの映画では自分に素直(子供)×社会(大人)の対比も見られる。
基本的にはラブコメで物語は進んでいくので見やすいと思うよ。
まともじゃないのはみんな一緒
わざわざ傷ついた振りをしてみる
遠くに行ってしまいそうな心
繋ぎ止めたくて
君と僕のうた/THE CHARM PARK