小さな声を繋いでいく

「暑い」
私がグラウンドの土を踏むのは年にどれくらいだろうか。野球人を名乗る方々の中では、かなり少ない方だと思う。そして、かなりのインドアだ。日に一度は外に出て歩くことを心がけているが、それですら暑いと感じている。今年の夏も不安だ。

一般的な野球人とはかけ離れたスタイルで野球に向き合っており、部屋で様々なことを考えている。人に会う回数も必要最小限であり、ある意味純度が高い指導を行えているのではないかと感じている。部屋から考えた野球が、グラウンドの選手たちに入り込み、それぞれが表現を行い、部屋に持ち帰り、また部屋からブラッシュアップされたものが生み出される。このサイクルを繰り返して、脈々と成長を続けている。1年を振り返ると、大切なものを残しつつ、様々なことが変化していっている。どうかこの取り組みを文脈で感じてみてほしい。

昨日も部屋から生まれた話が世に出ていった。

これからも、丁寧に磨き上げた良いものを世の中に残しつつ、更に磨き上げるべく試行錯誤を繰り返していく。それこそが、真に野球のためではないかと。

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