基本的心構え
手元で光るスマートフォンから日々様々な情報を取得している私たち。目覚まし代わりにもなり、他人からの連絡事項やニュース、中にはどうでもいい情報、怠惰へと導くような情報を否応なく浴びせてくるものもある。毎日滞りなく流れ続ける情報を全て把握するのは難しい。だからこそクイックに答えが知りたくなる。もしくは、答えなんてないという態度になる。
2024年も既に12月だ。この時期になると年初に神社で念じた内容を思い出す人もいるだろう。
「健康でいられますように」
「商売繁盛しますように」
「良きご縁がありますように」
誓いを立てたとしても、その通りになることは稀だ。稀だと分かっているからこそ家に帰ってから綿密な計画を立てることもあるだろう。しかし、蓋を開けてみると計画倒れに終わることがほとんどだ。それでも性懲りもなく毎年何かしらの誓いを立てることだろう。
さて、私は何を念じただろうか。当時は探究を続けたいから健康に生きたいと思い始めた時期だっただろうか。見えない敵を意識しながら常に戦っていた様な記憶がある。(数ヶ月後に敵がハッキリと現れたのには驚いた)色々あったため12月を迎える今が一番健康だ。念じていたにも関わらず、紆余曲折を経て現在を迎えていることに哀れさと面白さを感じる。
我々は年初の計画だけではなく、日々様々な場面で何事かに取り組む際にも計画を立てる。そして、計画以前の根底の部分が計画に大きな影響を及ぼす。各々の価値基準に沿って計画を選択をしていくのだ。価値基準を大切にしながらどのように行動していくのか。ある人はAに価値を感じ、ある人はBに価値を感じるなんてことは時が経つにつれて多く経験することだろう。
価値基準から派生していくのが基本的心構えである。根底にある理念や価値基準が根であるとすれば、基本的心構えは戦略のようなもので幹の部分になるだろう。私たちが行う野球で言えば枝葉のテクニックも数多く存在するが、特に大切にしているのは根や幹の部分である。野球においての基準は画一的なものになっていると我々は感じており、問題意識を抱いている。岡田子騰選手のこちらの記事は、一般的に基準とされているものを理解するのにうってつけだ。
2024年に散見されたインターネット上の誹謗中傷や、リアルな現場での心無い言葉など、私たちの周りに転がっている問題の数々は、根や幹が違うことで起こっていることがあまりにも多い。先日の記事で記したAとAは枝葉の話をして噛み合っていない場合、根や幹が異なっていることが往々にしてあるのだ。
そこで我々の活動を出来る限り正確に捉えるため、今回は幹に当たる部分を紹介していく。この基本的心構えは、我々が生きる曖昧な世の中の様々な場面で活躍する。活躍するというのは楽に生きるためのガイドブックになってくれるわけではなく、ゆっくりかもしれないが竦みそうになる足を一歩一歩進めてくれるという意味だ。それでは、一歩目を踏み入れよう。
基本的心構え
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