【創作夢日記】朝起きたらアザラシになっていた51〜学校の七不思議
※この話は夢日記風のフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。
朝起きたらアザラシになっていた俺はラインのお誘いを受けて肝試しに向かう。
一緒に行くのはハチワレ、黒、キジトラ、三毛、茶トラ、サビの六匹だ。
アザラシな俺は不法侵入で現行犯なんてお化けの呪いより怖い思いしたくないから、法務局で地権者を調べて肝試しする場所の所有者を特定したのち、事前に許可を得て廃校を夜に探検した。
この学校には定番の七不思議が伝わっている。
・音楽室のベートーヴェン
・実験室の人体模型
・プールの人影
・美術室の胸像
・トイレの花子さん
・部室のロッカー
…定番すぎてこれといったコメントが出ないほどだ。
一か所ずつまわっていくのだけど、猫どもがキャーキャーわめくわめく、うるさいったらありゃしない。
さて、ここで何か抜け落ちていることに気づく。
七不思議なのに六つしか回っていない。
探し回っても七つ目になりそうなものもなく、消化不良のまま帰宅。
後日、インスタで「学校七不思議~わめく化け猫の群れ」として俺と一緒にまわっていた猫どもがバズっていた。
次は15匹引き連れて「学校の十五不思議」でも捏造してやろうとかと思う。
たぶん、SNS上でタグ「#猫」とかついてバズりそう。
でも、ホラー要素は皆無になっているだろう。
さて、熱帯夜なので氷枕でも敷いて寝よう。
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