町石道登山
備中青年教師会で
高野山町石道(ちょういしみち)を登山しましたので
レポートします。
以下長文になりますがどうぞお付き合い下さい🙏✨
町石道とは
高野山ふもとから山頂まで続く約20㎞の参詣道です。
高野山へ続く道は7本ありますが、
その内でも町石道は特に有名であり
熊野へ通ずる熊野古道を含め“世界遺産”に登録されています😊
町石道には一町(約109㍍)ごとに
町石という石の五輪塔が参詣道沿いに高野山まで180基たてられています🙏
昨今、我々お坊さんの世界も少子高齢化の波は避けがたく😅
青年会と謳いながらも会員は大半が
アラサー・アラフォー。。。
世間的な価値観に照らし合わせるなら立派なオジさんです(笑)
“登るなら今しかねぇじゃろ!”
数えの40になる会長が一念発起
それに付き合わされる可哀相な会員たち😔
果たして無事にゴールできるのか。。。
令和4年6月2日
13名の青年僧侶が九度山町
慈尊院(じそんいん)に集いました🙏
高野山は開創以来、
明治に至るまで女人禁制でした�🙅�
弘法大師・空海さま(以下お大師さま)が
お母さまをお住ませになったのが慈尊院さんです。
因みにお大師さまはお母さまに会うため、
一月に九度も行き来したと伝えられ、
九度山という地名の由来にもなっています✨
さて、
1番心配していたお天気は快晴☀️
湿気もなく最高の日よりとなりました☀️
慈尊院さん山門をくぐると
なんと勿体なくも安念ご住職さま・副住職さまがお出迎え下さり
激励のお言葉とお接待を頂きました🙏✨
ご本尊様前でご法楽(ほうらく:読経のこと)をあげ
お手洗いも済ませ
幸先よくスタート‼
だったはずが、、、
開始の石段ですでに皆バテバテ😫
幼稚園の遠足でももう少し早いのではないかと
思うほどのスローペース(笑)
しかしながら
千里の道も一歩から❗
徐々に身体も慣れてきて、歩くペースも小学生レベルくらいまでは上がっていきますが(笑)
このペースでいくと高野山まで9時間😱
6時間の予定なので更にペースを上げていきます💦
お大師さまのみならず
時の天皇、嵯峨天皇さまもお通りなった道
ジ◯リのような神秘的な雰囲気の中
思い思いに歩を進めます。
1番の年長者48歳、最も若い会員は25歳
親子ほど離れて何が青年会なのか。。。
しかも歩みには年の差以上の
深刻な差が徐々に生まれだします。
登り始めてから
2時間30分が経ち3分の1辺りの
お堂でお昼休憩。
休憩していた我々の前に
突如、赤くはないですが
彗星の如く現れた
端整なお顔立ちのお坊さま
高野山蓮花院ご住職
東山教清上綱(じょうごう)さまです✨
この日は前日晩より朝まで
竪精(りっせ)という高野山のとても大切な行事に
出仕されてお疲れのところ、
我々の為にわざわざ上から降りて合流してくださいました🙇
東山上綱さま
お若い頃は美坊主図鑑に掲載された程の男前✨
信仰は究極の美容なのか。。
50歳目前とは思えない若々しさです😊
お昼休憩後から
東山上綱さまが先達(せんだつ)を務めてくださり
一気にスピードアップ🏃🏃🏃
ぐんぐんと進んで行きます。
順風満帆のように思った矢先
問題が発生します💦
会員の一人が脚に痛みを訴えだしたのです😔
加えて町石道は進むほど
勾配がきつくなってきます💦
めんどうなのでとてもつらそうなので、
途中でギブアップするか何度尋ねても
ご本人は登ると堅い決意。
なら最後まで頑張りましょうと
互いに鼓舞しながら登ります。
傾斜は最後、高野山の入り口
大門(だいもん)手前で一番急になり、
この辺りになると疲労で、なかなか足が前に進みません。
それでも一歩、一歩
歩みを進めていきます。
辛抱して歩き進み
最後は二人三脚ならぬ三人四脚で
ようやく大門に到着😄
高野山の街並みをゆったりと
皆そろって登頂した喜びをかみしめながら
0町の伽藍(がらん)大塔を目指します。
そしてスタートから
約6時間30分ついに壇上伽藍へ
因みに高野山は一山境内地といって
山全体が金剛峯寺というお寺の境内なっています🙏
そして伽藍は高野山金剛峯寺の本堂にあたります。
中門をくぐり
遂に0町目の根本大塔に到着😊😊
高野山に近づくにつれ
お大師さまを感じる素晴らしい一日となりました🙏✨
みんなで怪我もなく、欠けることなく
登ることができたのでその喜びもひとしおです😄
この記事をみて
興味を持たれた方は是非チャレンジしてみて下さい。
お大師さまが
お迎え下さいことでしょう🙏✨
長文失礼しました。