【活動報告】秋のほくほくキャンプを実施しました!
みなさん、こんにちは✨
Koshine!の多胡です!
秋の気候になり、朝晩は肌寒い日が続きますね。
待ちに待った秋!食欲の秋。読書の秋。芸術の秋。皆さんの〇〇の秋は何ですか?
私は迷わず食欲の秋です!(笑)
さて、芋・栗・かぼちゃが美味しい季節😋10月13日(日)に川崎市にて、
さつまいも堀を15名の子どもたちと体験してきました!
今回は最年少が年長さん。最年長が3年生の参加者が集まりました。
リピーターも半数以上で、3~4回目の子も増えてきました。嬉しいかぎりです。いつもご参加いただきありがとうございます!
今回もお友だち関係が多く、集合場所に集まった子どもたちはその場を走りまわり楽しそうな様子(笑)
初めての参加で少し緊張している子もいましたが、電車に乗ってしまえば、近くの子の会話に大人を介して混ざり、あっという間にニコニコお話をする姿があちこちで見られました。
もともと仲が良い友達同士も多く、大人がいなくても会話が成り立つので少し寂しそうなスタッフもいました。(笑)
ただ、まだまだ初めてのお友だちとはなかなかお話はできずに畑の最寄り駅に到着しました。
畑に着くとたい肥の匂いが漂い、「くさい!」「無理だ!!!」と子どもたちから大ブーイング!(笑)
栄養のある作物をつくるには必要なものですが、子どもたちにとってはちょっと苦手な匂い。少しだけサツマイモ掘りへのモチベーションが下がります・・。
しかし、いざ広いサツマイモ畑を目の前にすると、「ぼくサツマイモ掘ったことある!!!」「こないだ掘ったよ!」「どこを掘っていいの?」と一気にわくわくした気持ちが溢れ出し、先ほどのテンションが嘘のようにどの子もわくわくしているように見えました。
今回は日帰りプログラムということもあり、収穫時間と徒歩で持ち歩ける量を考えて1人1株にしました。
土に触れてみるとひんやり。
躊躇なく目の前のサツマイモを掘り出し、まだ全然掘れていないのに、早く抜きたくて引っ張って、お芋が土の中に置いてけぼりになってしまう子もいれば、手や手袋を汚したくなくてなかなか土を触れない子もいました。
サツマイモはあっという間に片付け、土の中から出てくる幼虫やゲジゲジに興味深々な子も!たった短時間でしたが性格の出る時間となり、見ている私はとても面白かったです☺
また、自分のサツマイモが抜けた後、隣のお友だちをお手伝いする子もいました。わたしは勝手に自分のものは自分でやりたいんじゃないかな?と思い、1株ずつ分けられるようにしたのですが、子どもたちは思ったよりも寛大で、「手伝う?」「わたしのなんでか全然ぬけない~助けて」「任せて!」とコミュニケーションをとり、助け合う様子も見られました。
困っている子がいれば、お友だちかどうかは関係なく、1株に3人も4人も群がる所もあり、なんだかほほえましい場面を見ることが出来ました。
採れたサツマイモを持ってわたしのところまで来る子どもたちはどの子もいい顔をしていました。
収穫体験を終えた後は、20分離れた黒川野外活動センターまで歩いて移動しました。
歩きながら、この後何する会議。
「え~もうすぐご飯食べたい!!!」が大半でした。
朝早くから過ごしておなかもペコペコだよね☺
中には「ぼくは先に遊びたい!」という子も。いいねいいね。
Koshine!ではやりたいことがあるならば、お昼ご飯のタイミングも自分で決めて良いとしています。
「焚火でおやつしたいな~。」「マシュマロ持ってきたよ!」
と、以前黒川の施設に来たことがあるメンバーが中心にやりたいことを話し出します。
「虫を探したい!」とmy網を持ってきた子もいて、虫好き男子ーズはこの辺りからチームが出来上がってきていました。
やりたいことが同じというだけで、なんだか一気に距離が近づきます。
活動場所に到着したころには結局全員が空腹に負け、お昼ご飯にしました。
お昼ごはんを食べる場所もそれぞれが選びます。
ゆっくり食べたい子は室内で過ごし、せっかくのキャンプだから!と外で食べたい子が4人いました。
お昼ごはんで元気チャージをした後は、みんなで遊びに出かけます!
Koshine!では”ここに来たら自分らしくいられる”、というきっかけとして呼ばれたい名前を決めています。
特に自己紹介タイムは取りませんが、全員の名前をわたしが呼びみんなへ知らせます。
20人の名前を確認した後は、Koshine!で守ってほしい約束を2つだけお話しました。
自由になんでもしてOKですが、自由=ただのわがままにならないよう、最低限のルールは決めています。
始めたことは片付けまで最後まで責任を持つこと。周りの人や物、自然を大事にする中で好きなことをすること。伝わるといいなという想いを込めながらいつもお話をします。
何度目かの参加の子達は徐々にこのルールを覚えてくれていました。
さぁ待ちに待ったあそびタイム!
好きなものに散っていく子どもたちは、お友だち同士かどうかは関係なく、いつのまにか自分がやりたいものを選んでいました。
まず分かれたのは、焚火チーム・虫探しチーム・クラフトチーム・折り紙チームでした。
焚火チームはバトニングナイフで細薪づくり。
やったことがある子を筆頭に順番に挑戦していました。
中にはナイフはやらない。マッチをやりたい。のように自分がやってみたいことを選んでいる子もいました。
焚き火は経験者が多かったこともあり、どんなものが燃えるのかを初めての子に教えてあげたり、マッチを1回で上手に付けられる子も居て、少しずつですが、経験の積み重ねができていて、できる!知っている!という自信に繋がっているように見えました。
クラフトチームでは、初めて参加した女の子が「何をしていいのかわからない。」と座っていました。私が準備をしておいたクラフトグッズを見て、何に使うのかを質問してくれたので、どんなものが作れるのかを説明すると、木の板を焚火で焼いて作る焼き板に興味を持ちました。
しかし、まだ焚火チームは薪割中。
焚き火が起きるまでと言って、木のキーホルダーづくりを始めました。
始めは私が作り方を教え一緒に作っていきます。最後に好きな色の紐をつけてキーホルダーにしてあげると、「もっと作ってもいい?」ぱっと表情が明るくなり、次は自分でやりたいように作り始めました。
その様子を見て何人もの女の子が集まってきます。
作り方を聞かれますが、わざと先ほど教えた彼女に聞くよう促します。
すると、さっきまで何をしたらよいか分からず困っていたのが嘘のように、イキイキと作り方を教えてあげ、「ママにプレゼントにする!」「いいね。わたしもそうしよう。」と近くの子と楽しそうに作り始めました。
そこからはやりたいことを自分で見つけ、「のこぎりって借りれる?」「もっと作りたい!」と別のことにも興味をもちやりたいことが次々とでてくるようになりました。
自然の中で自由になんでもしていいというのは、時に子どもによっては難しいこともあります。
少しだけ遊び方や楽しみ方のヒントを大人が遊ぶ姿で教えてあげると、子どもはその姿がから学ぶこともあります。
Koshine!のスタッフは子どもと同じくらい真剣にあそべる大人を集めていて、時に自分が遊ぶ姿から子どもたちのやりたいことを引き出してくれていることもあるのです。
さて、虫捕りチームはというと、狭い中庭の近くをうろうろ。
みつかるのは小さな蜘蛛だけ。
なんかいた!!というものの捕まえている様子は見られません。
さあどうするか。他の場所も教えてあげるか?と思っていると、「バッタ捕った!!」という声が響きわたります。
とても小さなバッタでしたが、虫かごを貸してあげると、全員で顔を近づけて嬉しそうに観察をしています(笑)
一つ捕れるともっともっと!とハンター意欲が掻き立てられ、場所を変えて虫探しが始まりました。今日の一番の獲物はなんとジョロウグモ。(笑)施設内のいたるところに糸を張り巡らせ巣を作っています。「いたぞ~!」の声に一つの場所に集まり、網を使って捕ろうとしますが高くて届きません。知恵を使って近くに落ちていた枝を使って巣を壊し、蜘蛛をゲットしました。(ジョロウグモさんごめんなさい💦)
「お~すげ~!!!」と捕まえた蜘蛛に全員が集まります。いつの間にか女の子も集まり、興味があるメンバーで次々に蜘蛛を探しては捕まえていきました。実はこの集まったチームは友達同士だけではありませんでした。初対面の子も居る中で、いつからか分かりませんが、「隊長!いました!」「1号!網をくれ!」「3号!」となんだか隊長とその仲間が出来上がっているではありませんか(笑)そして「気持ち悪い~やだ~」と嫌な顔をしながらも虫かごを持つ係になっている4号(最年少女子)もいつの間にか打ち解け、男の子たちもきちんと名前を覚え呼んであげていました。
ほほえましいなと動画をとりながら見ていると、わたしも隊長に働くよう言われてしまうほど世界観に入り込んでいました(笑)好きなものを通じて子ども同士が繋がりあう瞬間は何度見ても関心してしまいます。年齢、学校や園、コミュニティを超えて繋がりができる素敵な瞬間をみることが出来ました。
さて、最後は折り紙チーム。
こちらはなんと行の電車でスタッフが披露した折り紙に魅了され、しばらく折り紙遊びに没頭していました。
スタッフに習った折り方をお友だちに教えてあげる様子も見られ、子ども同士の繋がりもできていました。
が・・・。「このまま中で遊ぶ?」と疑問が。しかし、このメンバーは頑なに「外には出たくない。」という様子。さぁどうしようか。と迷ったスタッフが、「お芋があるけどなんか作るのもできるね。」と提案してみます。すると、「スイートポテト作りたい!」と子どもたちが興味を示しました。外にいるわたしを「しー!!」と静かに来て!いいながら呼び出し、スイートポテトを作りたいから材料のお買い物をしたい相談にやってきました。お小遣いを渡し、スタッフと共に買い物に出かけました。
何を作っているかはみんなにばれたくない様で、作る場所も見えないように目隠しをして秘密のクッキングが始まりました。
包丁やピーラー、普段使ったことがある子も居れば、あまり使ったことのない子も居る中で、それぞれがやってみたい工程に携わりました。
途中で飽きていなくなる子もいれば、途中で参加したくて覗きにくる子もいました。初めは自分たちだけでやりたい気持ちが強く、「来ないで!!!」と後から参加を拒否していていたのですが、スタッフが「やりたい子は入れてあげたら?」とみんなの気持ちを受け止めながら話をすると、その後は快く受け入れてあげるようになりました。
自分たちで作ったスイートポテトをみんなにふるまう為、何やら集まってこそこそ会議が始まります。
どうやらおみせやさんを開くようです。
「一緒に作ったみんなの名前を入れたんだ!」と3人の名前をつなげて看板のようなものを折り紙で手作りしていました。
最後に出来上がったスイートポテトをふるまって大満足!とっても美味しかったよ~!ありがとう!
あっという間に3時間が過ぎ、そろそろ片付けの時間。
スイートポテトができあがったことをきっかけに、全員が集まったので最後はみんなでおかたづけ。
最後まで責任をもつという約束がきちんとみんなが理解をしているんだな、と確認できた瞬間でした。
ふと、ある子が私に「ここって泊まれるの?」と質問してくれました。
黒川野外活動センターは宿泊もできる施設です。
なぜか尋ねると、「今度は芋堀してさ、みんなでここでお泊りしてみたいな。」と話してくれました。
他の子も「次はいつあるの?」「楽しかったからまたここに来たいな!」「次も行きたいっていってみよう!」
とそれぞれがやりたいことをやって満足したんだな~という言葉がたくさん聞けました。
こうして「次はこうしたいな。」「またここに来たいな」と思ってくれることを目指して活動を続けてきました。
少しでも子どもたちがそう思ってくれていることが分かり嬉しくなりました。
さて、実はここにはかけていない個々での遊びがまだまだたくさんありますが、長~くなってしまうので大きく4チームでの遊びの様子をお伝えしました。
ぜひ後はおうちでどんなことを楽しんできたのか聞いていただけると嬉しいです。
少しずつ繰り返し参加をしてくださる方が増え、前にやったことを初めて来た子に教えてあげたり、前にやったことをさらに展開して自分のやりたい!こうしたい!というイメージを持ち、それを実現するために試行錯誤する姿が見られるようになりました。
ここに来たら自分らしくいられる!自分らしくいれることで自信をもって普段の生活にまた帰っていってくれたら嬉しいです。
そして、初めて来た子たちは経験者が遊びを展開していく中で、さまざまな遊びと出会い、やってみたいことを見つけたり、遊びを知っていく中で、自分が何をしたいか、どんなことをしてみたいのか徐々に見つけ出し、チャレンジしていってくれたらいいなと思います。
まずは15人の子どもたち。今回ものびのびと楽しく遊んでくれてありがとう!また一緒に遊ぼうね!
そしてパワフルすぎる15人と一緒に遊んでくれた4人のスタッフ!今回も力をかしてくれて本当にありがとう✨
さて、次回のKoshine!の活動は11月2日(土)です!
川崎市内の緑地で森あそび!どんなあそびが広がるか、お楽しみに!
ご予約はLINEまたはHP、Instagramより開始しております。
それではまた11月に!
まったね~!
Koshine! たごたご