【活動報告】5月親子でリトリートキャンプを実施しました!
こんばんは🌕Koshine!のたごたごです!
GWも過ぎて通常の毎日に戻り、少し憂鬱な気持ちになるこの頃。夏のような気温の日もあり体がついてきませんね💦
さて、5月18日に親子でリトリートキャンプを小学1年生5名の男の子たちと品川区内の公園で実施しました!
4月の親子でリトリートキャンプのリベンジを!と思い実施しましたが、今回も実現ならず…。
それでも、Koshine!では初の全員男の子!パワフルボーイズが来てくれました☺️ありがとう!
誰かと誰かがつながっている参加者だったので、行きの電車もわちゃわちゃと楽しそうな雰囲気。
品川駅に着いてまず、昼食のホットサンドに挟む具材を買いにスーパーへ向かいました。
途中橋を渡っていると、カモとクラゲをみつけておおはしゃぎ!
こうしてどんなことでも楽しむ力がある子どもたちは、10分弱の距離を誰も文句を言わずに歩いて向かいました!
スーパーの前で買いたいものを確認!(余計なものを買わないように!笑)
「ぼくはハムとチーズ!」
「エビフライがいい!」
「パン嫌い〜」
「あんことバターもいい!」
など、いろんな声が飛び交います。
スーパーでは、カートを押す人と商品をピックする人、見つける人に分かれて買い物をしました。
途中、お菓子コーナーに消える人も…笑
普段の生活の中で、子どもたちにお願いをすると時間がかかるだろうレジ。
Koshine!は子どもたちがやりたいことをやれる場ですから、やりたいのリクエストに応えて、セルフレジにもチャレンジしました。
買い物を終えバスに乗ったら、ようやく!公園に到着です!
公園に着いた途端、子どもたちの足取りはどんどんと早くなりました。
ザリガニがいる池の横を通ると、「グーグーグー」なにやら茂みから鳴き声が聞こえました。
「え…今の何?」「カエルかな?🐸」
と、ますますわくわくが膨らみ、リュックもおかずにしばらく観察。
活動拠点を決めて、まずは公園内をぐるりと一周探検へ。何があるかを見てからやりたいことを決めます。
「ザリガニ釣りする人〜!」
ほとんどの子が手を挙げます。
「でも、焚き火もやりたい。」と迷う子も。
どちらもやればいいよと伝えると「じゃあ焚き火やる!」と、まずは焚き火を選び、後からザリガニ釣りをすることを選びました。
Koshine!ではやりたいことをやれる場ではありますが、最低限のルールがあります。
①始めたことは責任を持とう!(ようは、片付けまでやるんだよ。)
②人・物・自然を大切に。(いろんな個性がある仲間、貸してもらっているものや場所、周辺の自然を大切にしよう。)
この話をする前に、実は備品の網が取り合いになりました。
やりたいを叶えることを大事にしていますが、みんな分は用意できない物もあります。
そういう時はその場所で集まった仲間と貸し借りし合えるように促します。
もちろん、今はどうしても貸せない…。という瞬間も時にはありますが、自分だけが楽しくて、やりたいことができるのがハッピーではなく、周りと人にも目を、そして優しさを向けるようにして欲しいという願いがあります。
まずは焚き火チーム。
先に焚き火をやると決めたAくんはスタッフとともに火おこしを堪能。
まずは木の枝や火種になるものをスタッフから教えてもらい集めていきます。
マッチでの火付けは怖がることなくチャレンジ!
じっくりと火と向き合う時間になりました。なんだかちょっと逞しい表情に見えますね!
そしてみんなのランチの為にソーセージも焼てくれました。ありがとう!👏
一方ザリガニ釣りチームは奮闘中!
網は持って行ったのに!!なぜか全然捕まえない子どもたち!笑
そして餌もあると言ったのに置いていくし…
なかには自分で餌まで準備してきたけれど地面に置いたままの子も…。
見かけたスタッフが傍で麻紐と棒で釣竿を作り、餌をつけて1匹釣りました。
「え!僕もそれほしい!」
「貸して!使いたい!」
と子どもたちが集まってきます。
こういう時できたものをあげるのではなく、自分で材を見つけさせ、作り方だけ教えます。
今回は低学年だったので紐を結ぶ過程は難しかったのでそこだてお手伝いしますが、釣竿にする棒や糸の長さは自分で決めるよう促しました。そしてそれを次の子に教えてあげられるよう伝えます。そうすることで子ども同士で遊びが進み、関わり合いが生まれるのです。
ようやく釣れる準備が整うと、ここからは男同士のプライドの闘いです!「俺が一番に釣ったぞ!」「いやいや、ぼくのが大きい!」と釣れた大きさや速さで張り合う子がいれば、なかなか釣れずに目に涙を浮かべる子も。いろんな感情がその場に溢れていていました。
そしてスタッフは全然釣れず!笑 大人も子ども関係なくそれぞれが真剣に釣りを楽しみました。ザリガニ釣りにそこまで真剣になれるみんな、ほんと素敵!!
お昼前にどんどん釣り上げ、バケツと虫籠はいっぱいになりました。
さぁお腹も空いてきた頃、ここからはお腹が空いた子から焚き火に集まってきます。
それぞれ挟みたい具材を決めて買い物に出ていますが、実際にいろんな食材を目の前にすると、悩み始める子どもたち😋
あれもこれもとたくさん詰め込む子、シンプルな具材を挟む子とさまざまでした。
焚き火焼くホットサンドはこれまた絶品!
お腹に余裕がある子にはホットドッグを牛乳パックで焼く【カートンドック】も作りました🌭
中にはご飯の時間も集中できず、ザリガニが気になって仕方ない子たちも・・☺💦
おなかも満たされたら午後の遊びスタート!
同じ遊びをする子もいれば、新たに焚火遊びをする子もいました。
午前から焚火をしているAくんと一緒に、今度は自分の焼きいもを焼くためにMくんも薪割に参加。
お互いの姿を見ながら慎重に薪を割ります。
上手くいかずに眉を顰める瞬間もありましたが、何度もくりかえりやるうちにコツをつかみ、上達していきました。
自分でわった薪を使って焚火って嬉しいよね!
ザリガニチームは午後も奮闘!!
ここからはあと何匹釣れるかの勝負です。
しかし、午前はたくさん釣れていたKくんが途端に釣れなくなり、
「もうやりたくない・・」
と目にうっすらと涙を浮かべていました。
すると同じ場所でJくんが大きなザリガニを釣り上げます。
・・・。空気は少しピリつきます。
さぁどうする子どもたち。
すると、MくんとHくんがす~っと走って場所を変えて釣り始めました。
すると、「あ!でかいのがいる!!!」
諦めかけていたKくんもその言葉にはっとし、みんなが釣っている所から少し場所を離れて糸を垂らしました。
すると小さいですがザリガニが!!
曇っていた表情がぱっと明るくなり、その後はどんどんまた釣りを続けていました。
遊びの中でもうまくいかないとき、くじけてしまうときもあります。そんなとき、大人が「やってあげる」「できる方法を教えてあげる」ことはとても簡単なことです。しかし、こうして子どもたちは頭を使って考えて、工夫を凝らすことができ、また互いの姿から学ぶことだってできるのです。わたしたちは、子どもの様子をみて、その子の学びのチャンスをつぶさないよう【少し待つ】ことも大事にしています。
最後は全員が池の周りに集まり、新しいスポットを見つけて最後の釣りを楽しみました。
もう大人の手助けがなくたって大丈夫。
あとから来た仲間にも優しく教えてあげています。
帰る前に子どもたちがやりたかったことの1つであるマシュマロタイム!
マシュマロや焼き芋など、それぞれが焼きたいものを持ち寄ってくれました。
Mくんが入れて行ったサツマイモはおいしそうな甘い匂いがします!中もほっこりと焼けていました!👏
そして、マシュマロはマシュマロ奉行のスタッフが美味しい焼き方をみんなに伝授しました。
その後はずーっと「このくらい?」「いやいや、まだまだ固い」とずっと確認する子どもたち(笑)
自分が美味しいと思う柔らかさでいいのに!と言いたくなるほど、全員が確認しに行っていました(笑)
最後のさいごまで遊びを堪能した子どもたち。
最後はいのちの大事さをお話して、少し残念そうな子もいましたが、ザリガニを池に戻すことに。
なんと全員で65匹も捕まえていました💦
帰りのバスで、わたしが一番楽しかったことを聞くと、ほとんどの子が「ザリガニを釣ったこと!」と答えました(笑)
「次来たときにまた捕まえようよ。」「次はいつキャンプあるのかな?」
という子どもたちの素直な言葉に、まだまだ私ももっと頑張らなくちゃ。と気が引き締まりました。
また、楽しいキャンプができるように企画するね。
さて、まずは今回は全員が初参加のキャンプでしたが、参加してくれた5人の子どもたち。本当にありがとう!
そして、初めての参加で不安もあったことと思います。わたしたちを信じて大切なお子様を送り出してくださった保護者の皆様。本当にありがとうございました。
最後に、暑い中子どもたちとまっすぐに向き合い全力であそんでくれた2人のスタッフにも感謝を!本当にありがとう✨
次回は6月15日(土)和泉多摩川の河川敷で生き物探しのキャンプを実施予定です!
またご予約についてはインスタグラム、HPにて公開いたしますのでお待ちくださいませ。
今月もありがとうございました!
また、次のキャンプでお会いしましょう!
Koshine! 多胡(たごたご)