【雑談】　人が1番怖い話

これは私が一人暮らしをしていた時の話です。

ある夏の日、アルバイトを終えてアパートに帰ってきました。
疲れていたけどなんとかシャワーを浴びて寝ようとしていた時、友達からのLINEに気付きました。
近くで一人暮らしをしている、同じ大学、学部の男友達です。
「課題で聞きたいことあるから今から家行っていい？」と。
もう疲れ果てている私は、とても課題のことを考える気力はありませんでした。
「ごめん、明日にしてー。」
それだけ返信して、パンツ一丁でベッドに横たわり目を軽くつむり、うとうとしていました。

すると、網戸が開くような音がしました。
隣の部屋かな、なんて思っていたのですが、音がやけに近い。
そう、ベランダの淵に、男がカエル座りで座って私の部屋の網戸を開けていました。
冷房代節約の為、網戸のまま寝ていた私。
しかもパンツ一丁。
固まりました。
固まりながらも、絞り出した声、

「誰？」

そしたら、なんとその男は居なくなりました。
ふと思いました、男友達のいたずらか？と。
すぐにその男友達に電話しました。
「いや、行ってないよ。」と。
怖いので結局家に来てもらい、周りを見張ってもらいましたが、友達が着いた時には怪しい人は居なかったようです。

ちなみに、私の部屋は3階でしたが、ベランダに侵入できた訳。
それは、角部屋でベランダとは別にバルコニーがあり、バルコニーへは玄関通路から乗り越えて入れるんです。
そこからつたってベランダに行くことも可能だったのです。
1階じゃなくても、こういうことがありますので要注意ですね。

それから私は、エアコン代をケチらず、窓を閉めることを徹底しました。

この時、私は運が良かったです。
もっと悪い人なら、殺されていたかも分かりません。
そこまでいかなくても、襲われていた可能性は高いです。パンツ一丁でしたから。
無傷で本当によかった。

この時殺されていたら、娘も産まれなかったんですよね。
まあこの辛さも、経験することもなかったのでしょうけど。
でもこれから這い上がって幸せになってやりますから、必ず。

それにしても、犯人は何が目的だったんですかね。
物盗りとは考えにくいんですよね。
学生ばかりの安アパートでしたから。
とにかく、娘にも窓の鍵を閉めろとうるさく教えることとします。
それでは。