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31歳結婚3年目、不妊治療が始まった

妊活を始めて4ヶ月目。
予定日を一週間過ぎても生理が来なかった。

もしかして、妊娠してる!?

急いで妊娠検査薬をするも陰性。

じゃあなんで一週間も遅れてるんだよ!

どうやら双子を妊娠すると陰性と出てしまうことがあるらしいとネットで見た私は、双子ちゃんなのか!?と期待を高めつつも、つわりとは程遠い体調万全な自分に疑問を抱きながら産科へ向かった。

「多嚢胞性卵巣症候群だね。」

排卵障害だった。
私の中で卵子が熟成されずに渋滞を起こしていて、排卵が起きていないんだとか。

妊娠どころか、不妊原因があるんかい。

「妊活始めて4ヶ月目なら、定義上は不妊にはならない。
まだ自然妊娠できるまで頑張りたいってことであればそれもできるけど、どうする?」

先生が優しく説明をしてくれるも、自然妊娠をすることより早く生みたい気持ちのが強かったので不妊治療を選択した。

私はもう31歳で、子供もできれば2人欲しいんだ。
四の五の言ってられねぇ!

そして今年1月、排卵誘発剤を飲んで初めての妊活。

生理が来てしまった。

あぁ〜〜〜〜今回は妊娠してると思ったんだけどなぁ〜〜〜〜〜

もう毎回これだ。

排卵障害のあるやつが排卵誘発剤を飲んだからってマイナスが0になっただけで、妊娠率はあくまでも20%くらいしかないのだからそりゃそうなんだけど、それでもやっぱり期待が大きかっただけに落ち込む。

確率的には6ヶ月妊活すれば1人妊娠できるはずなんだけど、私はその確率の外にいるのかな。

妊活中のストレス

正直に言うと、子供がほしいというよりも早く妊活が終わってほしいという気持ちが強い。

妊娠するかもわからないのに、いつまで禁酒して、葉酸サプリを飲み続けないといけないんだろう。

生理が来る度に

「じゃああの時、酒飲んでもよかったじゃん。」

と思ってしまう。

今月だって妊娠してるかもしれないからってスキーを断ったのに。
葉酸サプリもいいやつ飲んじゃってるから出費がすごいし。

毎月1回必ず落ち込む瞬間があるのもキツい。

ちょっと眠い日があっただけで「妊娠超初期症状か!?」と思ってネットの沼に落ちたり、生理が来ても「いや、着床出血かもしれない!」と期待を捨てきれない。

もう妊娠してないならウ◯コの色とかで教えてほしい。
金色のウ◯コが出たら妊娠してますとか。

子供が出来なかったらあれしようこれしようとか考えて気を紛らわせるのも現実逃避なのでそれでいいのかと思う。

それから夫と妊活に対する意識をすり合わせるのも大変だ。

夫の周りでは「一発で(子供)できたよ」とか「できちゃった結婚なんだよね」という友達が多い。

だから夫も避妊しなければパッとすぐにできるんだろうという認識だった。
タイミングだって月に1・2回取ればいいだろうと。

いやいや、まず卵子っていうのは24時間しか生きられなくて、ひと月のたった24時間の間に精子と巡り合わなきゃいけなくて、しかもその24時間はいつ来るか予想がつかないから、なるべくタイミングはたくさん取ったほうがよくて…という説明をしなければいけない。

それを踏まえて定期的に精子をくれというのも、夫にプレッシャーになる。
「気持ちが乗らないのにしなくちゃいけない」タスクみたいなもんになってしまう。

このバランスを考えるのがめちゃくちゃ難しいのだ。

私は既に薬を飲んでいるし、これから本格的に不妊治療となったらすげぇ頑張らないといけないのは私だし、生むってなったらもっと頑張らなきゃいけないのも私なんだから、せめてここだけは頑張ってくれよという気持ちは否めないし。

そして何より妊活していた友達との比較がすごく自分を苦しめる。

めちゃくちゃ仲良くしてくれている友達がご懐妊し、今年赤ちゃんが生まれる予定だ。

できれば友達と同い年の子が生まれて、育児のあれが大変だここがかわいいとか、そんなママトークを楽しみたいと勝手に妄想している。

でも私も今年中に生みたいと思ったら、あと2回しかチャンスがない。
正直あと2回で妊娠できる気が全くしない。

そんな友達と同い年の子がほしいという欲望が余計自分を焦らせる。
(まぁもしかしたら、2回のチャンスが終わったら気持ちも一旦楽になるのかもしれないけど)

今までの人生で散々他者との比較をしてきた人間は、こういう時とても苦しめられると思った。
自己啓発本によく書いてある「他者と比較するのをやめろ」という言葉がここで生きてくるんだねぇ。

もちろん友達は1つも悪いことはしていない。
私が勝手に比較して落ち込んでいるだけだ。
友達に元気な赤ちゃんが生まれてきてくれることを心から楽しみにしている。
なんだったらもう出産祝いを考えてワクワクしているくらい。

夫にストレスを話してみた

そんなありとあらゆるストレスが溜まっていることを夫に話してみた。

「大丈夫、一緒に頑張ろう。」

と言われた時にハッとした。

そうだ、友達とママトークしたいとか言ってたけど、一番一緒に頑張ってくれるのは夫なんだ。
不妊治療のことを誰にも相談できないのがつらかったけど、夫だってそのつらさを一緒に味わうんだよね。

なんとも基本的なことを私は忘れてた。

これから何年もかけて不妊治療をすることになるかもしれないし、時間と労力をかけたのに結局できませんでしたって結果もあり得る。

でもひとまずは淡々と不妊治療をしていこう。

美容室に行くかの如く、当たり前のように病院に行くんだ。

不妊治療を重く考えすぎず、他のことも頑張りながら気楽にやっていこうと思う。

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