四泊五日の家なき子日記・その4
【四日目、今市散歩】
Facebookで「どなたか今市の酒蔵見学に同行してもらえませんか?」と募集したところ、6~7年前かな?の豊島区の交流会でお会いした方が参加表明してくださいました。
四日目は、今市の酒蔵二箇所をハシゴ見学です。
今市では「渡邊佐平商店」と「片山酒造㈱」の二箇所で酒蔵見学ができます(どちらも無料です)。
製法が違うので、同じ日本酒作りでも違ったお話が聞けますよ。
もちろん、どちらも試飲アリです。
先に渡邊佐平商店を見学した後、日光天然かき氷を食べました。
天然氷のかき氷って初めて食べましたが、ホントに頭がキーンってならないんですね。
かき氷を食べること自体が何年ぶり?という状況だし、結構なボリュームだったので「食べ切れるかな…」と心配していたのですが、ぺろりといけました。
片山酒造㈱の見学予約時間まで時間があったので、二人で付近を散歩。
実は三日目のチェックイン後にも、一人で散歩していたんです。
なぜなら、ホテルに向かう道すがら気になるモノが見えたからです。
それは、小ぶりの観覧車。
近くにミニ遊園地でもあるのかもと思い、晩酌用の発泡酒を買うついでに探しに行くことにしました。
観覧車が見える方へと歩いて行くと、ありました。
三階建てぐらいのスーパーマーケットの屋上です。
遊園地だと思い込んでいたので、ビックリしました。
住宅街に、突然の観覧車。
不思議な光景です。
ちなみに、かき氷はこの観覧車と同じフロアにある店で食べました。
発泡酒は後でこのスーパーで買うことにして、もう少しあたりを散策。
「二宮尊徳神社」という看板が見えたので、そちらに行ってみることにしました。
二宮尊徳さんは神奈川のご出身ですが、晩年にこちらに来て農業の発展に貢献されたそうで、この神社にお墓があります。
二宮尊徳神社は、なぜか境内にやたらと木彫り像がありました。
最近作られたものばかりのようで、カラフルに着色された猫の像などもあります。
鳥居の両横にあるどでかい木像は、頭部分にお賽銭を投げ入れると願い事が叶うそうですが、まずそこまで高く小銭を投げられる自信がありません。
失敗したら上から小銭が降ってきそうなので、願い事を叶えるのはあきらめました。
お墓をお参りして戻ろうとすると、来た道とは別に参道があり、入口にもう一つ鳥居があります。
鳥居越しには先程の観覧車と、手前にはお店の看板が見えます。
その名も「スナックはじらい」。
なんと素晴らしいネーミング。
店の前を通ってみましたが、現在営業しているのかはわからず。
この今市は不思議な雰囲気の町で、現在人が住んでいるのか不明な古い家や店と、最近の新しい建物が混在しています。
でも、ゴチャゴチャした感じではないんですよ。
古い町並みにありがちな細い路地ではなく、道幅が広いからかもしれません。
鳥居越しに見えるスナックの看板と観覧車という景色が、余計に不思議な雰囲気を盛り上げてくれています。
四日目の二人散歩でも、面白いカフェを見つけました。
写真や本が展示されていて、ギャラリー兼カフェという感じ。
壁もテーブルも椅子も全て木製です。
老夫婦で経営されているようですが、この日は旦那さんしかお見掛けしませんでした。
全て手書きのメニューが素晴らしくて、思わず写真を撮ってしまいました。
メニュー1ページ目、ドリンク。
ココアやミルクにソーダなど色々ありますが、「有機コーヒー」と「スペシャルコーヒー」があったので、旦那さんに「スペシャルコーヒー」とはなんですか?と聞いたら「仕入れている豆で一番高い豆です」とのご回答。
正直な旦那さん…。
2ページ目、突然のワイン。
赤ワインと白ワインがひとつずつ記載されていて、「すてきなグラスでお楽しみください」と書いてあります。
ステキなグラス…気になる…。
3ページ目は、食事。
「笹蒸しおこわ」「カレーライス」「トースト」「ホットケーキ」の四種。
不思議なラインナップの中でカレーライスが気になりましたが、今日はないとのこと。
ホットケーキを二人で半分こすることにしました。
コーヒーのカップは手作り陶器かな?
ホットケーキのジャムをつけるスプーンも可愛い。
コーヒーにはチョコが添えられていました。
店内の家具も食器も「お気に入りのものだけを集めました」という雰囲気で、こういう老後ってあこがれるなぁ。
他にも気になる道や建物がたくさんあったので、また今市に来たいと本当に思いました。
カレーライスをリベンジしなきゃいけないし。
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