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腕時計をもう一つチューンした。

TISSOTの腕時計をチューンした勢いで、普段から愛用しているORIENTのソーラー腕時計もチューンすることにした。

「LIGHT-POWERED 4000」と呼ばれるシリーズの腕時計で、ORIENTがマーカス・グロンホルムのスポンサーをしていた時に発売されていたものだ。

当時、マーカス・グロンホルム・コレクションというシリーズがあって、グロンホルムの名が刻まれたモデルもあったのだが、それはたしか40,000円近い値段で手が出なくて、13,000円ほどだったこれを買った。

今に至るまで気に入って使っているが、写真を見ての通り、ベルトの消耗が激しい。

今のベルトでおそらく4本目くらいかと思うが、毎日のように着け外しをしていると、普段使う穴位置のところから傷んできて、全体にダメージが波及していく。

今はかなり色褪せてしまったが、文字盤の一部と秒針に鮮やかなオレンジ色が使われているので、オレンジのステッチが入ったスポーティなベルトをずっと選んできた。

今回もそのイメージは崩さないままベルトを新調し、さらにDバックル化というチューンを施すことにした。

ケースからベルトを外す。

専用工具を隙間に差し込む

バネ棒を外から押す穴が無いので、専用工具の先端がY字の方をベルトとケースの隙間に差し込んで、バネ棒を縮める。

専用工具のY字先端部
ベルトを外したケース

両方のベルトを外して、ケースだけの状態にする。

さすがに10年以上使っているだけあって、思った以上にキズや凹みが多い。

でもまだ時間もほとんど狂わず元気に動いていて、ソーラーバッテリーのへたりも感じない。

ベルトの取付部には汚れが溜まるので、ベルトを外したついでに掃除をする。

ベルトの取付部に汚れが溜まる
キレイにお掃除

新しいベルトも、Bambiのオレンジステッチが入ったものにした。

Bambiのスコッチガード

そして、チューンの肝となるDバックルも、もちろんBambiのものだ。

BambiのDバックル

尾錠幅が20mmだったので、TISSOTに付けた厚物用ではなく、薄物用にした。

まずは新しいベルトを取り付ける。

バネ棒を専用工具で縮めながら、ケースの穴にはめ込む。

尾錠側も剣先側も取り付けて、一旦完成。

新しいベルトは気分が良い

買った後で、尾錠がゴールドだったことに気付いた。

Dバックルに交換するので別にいいのだが、シルバーだと思って買ったので、届いた時にちょっとビックリした。

Dバックルを取り付けるために、尾錠を外す。

尾錠を外した状態

Dバックルを取り付ける。

尾錠側にDバックルをセット

TISSOTの時計で経験済みなので、特に問題無く取り付いた。

剣先側のDバックルを開いて、穴位置を決める。

剣先側も位置を決めて、完成!

TISSOTの時計では黒にしたが、この時計にはシルバーが似合っている。

腕にはめてみる。

TISSOTの時計は、剣先を先に定革と遊革へ通してから金具をパチンと留めることができたが、この時計の場合は、金具を先にパチンと留めてから剣先を定革と遊革に通さなければ、腕にはめられないことがわかった。

なので、着け外しの際にベルトを屈曲させる必要があるが、それでもDバックルではない時ほど屈曲させる必要はないので、圧倒的にベルトが長持ちすることは間違いないだろう。

付け外しが楽でベルトも傷みにくいなど、メリットばかりのDバックルだが、一点だけ気になることもあった。

それはベルトの穴位置だ。

このORIENTの時計を普通の尾錠で腕にはめていた時、穴位置は狭い方から二つ目を使っていた。

それをDバックル化すると、一番狭くなる一つ目の穴位置にしても、ベルトがかなり緩くなってしまった。

前回のTISSOTの時も、箱を開けてすぐに一度だけ通常の尾錠のままで腕にはめたことがあったが、Dバックル化したらその時の穴位置より一つか二つ狭い方になった記憶がある。

全部のDバックルがそうなのかはわからないが、自分の場合は二つ買って二つともそうだったので、Dバックル化する際に、腕が細めで穴位置が狭い方から一つ目か二つ目を使っている人は、気を付けた方がいいかもしれない。

Koshichi Museum by Muuseo
https://muuseo.com/Koshichi-museum

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