Legendary RC を買った。(その6)
さあ、いよいよボールデフを組む。
このパーツは走りの要となるため、きちんと丁寧に組み立てる必要がある。
過去に一度、何のキットだったかは思い出せないが、ボールデフを組んだ記憶がある。
でもその時は、作動原理や効果などは全く理解しておらず、ただ組んだだけだったと記憶している。
でも今回は、事前にいろんな動画を見て、硬さを変えると走りが変わることが分かっているので、それを実践してみたい。実際に走りの違いが分かるかどうかは別として…
フロントのギアボックスをロアデッキに取り付ける。
ここで使う皿タッピングビスは、全てタップを立ててステンレスヘックスビスに換えた。
リア側は、買い物を忘れたせいでスチールの黒いヘックスを使っていて色が違うので、後でステンレスに換えようと思っている。
前側のバッテリーポストを取り付ける。
写真に写っている黄色いマスキングテープは、フロントのベベルギアに差し込んであるシャフトを押さえている。
組み立てのためにロアデッキの向きを色々と変えていると、スルッと抜け落ちてベベルギアが外れてしまうことが何度かあったので、押さえたものだ。
最初に貼る指示になっていたスポンジを貼る。
バッテリーの当たりになるものだが、貼る位置が最初の時点ではイマイチ分からなかったので、ある程度組んで、位置が明確になった時点で貼った。
フロントのベベルギアは、プロペラシャフトが直接繋がる部分なので、横から角度を見てみる。
やはり、後方に向かって上向きに角度が付いていて、リア側の受けと一直線になるようにしてある。
滝博士が「オフロードのF1をイメージして最初にボディをデザインし、そこに収まるシャーシを設計した。」と語っていたが、それを実現すべくフロントギアボックスは非常にコンパクトだ。
さあ、そのギアボックスに収まるボールデフを組む。
説明書の順番通り、リアのデフから組んでいく。
まずは脱脂したデフインナーLに、ボールデフグリスを塗り、デフプレートを置く。
デフプレートにボールデフグリスを塗る。
デフキャリアをはめる。
デフキャリア内に、ボールベアリングとスチールボールを置いていく。
ボールデフグリスを増し塗りする。
リアデフインナーRをはめる。
グリスを塗るパーツは全て脱脂して、素手で触らないようにしながら組んだので時間がかかったが、時には息を止めながら慎重に組んでいくのはとても楽しい。
自分の持てるテクニックをフル活用して、妥協せず組んでいるので、ひと作業終える毎に達成感がすごい。
間違いなく買って良かったし、早く完成させたい。
デフスクリューにスラストプレートを差し込む。
スラストプレートにアンチウェアグリスを塗り、小さなスチールボールを置いていく。
アンチウェアグリスを片面に塗ったスラストプレートをはめて、スチールボールをサンドイッチする。
デフキャリアに、組んだデフスクリューを差し込む。
デフスプリングを反対側に差し込み…
デフナットで締め込んでいく。
これでリアのボールデフが完成。
リアはボールデフグリスで組み、少し滑るセッティングとした。
フロント側を組む。
同じ工程を繰り返すが、塗布するグリスをアンチウェアグリスにして、硬めのボールデフにする。
リアデフと同じ要領でフロントを組み、デフインナーRをはめると、アンチウェアグリスがブニュッと溢れ出てきた。
後は、デフスクリューを組んで差し込めば完成だ。
デフスクリューを組む。
小さなボールを組み終えて、デフキャリアにデフスクリューを差し込み、グッと締め込んだところで、信じられないトラブルが発生した。
なんと、デフスクリューが折れてしまったのだ。
リアの時と同じくらいの力で締め込んだつもりだったので、手応えが無くなった瞬間とても驚いたし、事態を理解して頭の中が真っ白になってしまった。
続きが組めない。
慎重に、そして順調に組めていたのに、突然の赤旗終了。
身体から力が抜けてしまって、背もたれにグッタリともたれたまま、しばらく動けなかった…
続く…
Koshichi Museum by Muuseo
https://muuseo.com/Koshichi-museum
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