四輪クローラーを組んだ。(その2)
プロペラシャフトの先端にピニオンギアを取り付けたので、そこに前後のギアボックスを組んでいく。
まずはドライブシャフトにクラウンギアをセットする。
これを2本作る。
ギアケースにはめる。
プロペラシャフトと合体して、ビスで留める。
フロント側も同様に組む。
まるで、歯車機構の説明用模型だ。
ギアボックスが完全密閉ではないので、どうやって動力が伝達されていくのかを、組んだ後も確認できるのは素晴らしい。
ギアボックスのケースは、流石のタミヤでも若干の反りが発生していて、チリがピッタリとは合わない箇所がある。
接着剤を使うキットなら接着しておしまいだが、スナップキットだとこのままになってしまう。
もちろんタミヤはこれでは終わらない。
車で言うところのアップライトのような感じの部品があり、きちんと組めるようになっている。
四輪とも取り付ける。
このアップライトっぽい部品がこの後、良い仕事をすることを知る。
ギアボックスのカバーを付けていく。
オレンジ色のギアボックスに対して黒色となっていて、見た目がグッと引き締まる。
いずれもパチンとはめ込むだけで留まる。
カバーを外してスイッチを入れれば、動力の伝達がよく見えて面白い。
いよいよ、シャーシに取り掛かる。
ミニ四駆と同じ構造の電源スイッチを組み立てる。
金具を入れて…
スイッチを差し込み…
フタをして完了。
ミニ四駆だとシャーシ裏面にツマミが飛び出すので、マシンを地面に置いた状態でスイッチのON/OFFができないが、これは置いた状態でON/OFFができる。
些細なことだが、組み終えて走行させると、このスイッチの位置と形状が、とても使いやすいことに気付く。
シャーシにギアボックスを合体させる。
中央部をビスで留めて…
一気に車両っぽくなる。
シャーシ前後に「4×4」と書かれたパーツを取り付けて、プロペラシャフトの両端を固定する。
この「4×4」と書かれた部品は、前述のシャーシにギアボックスを固定する際に、ビスを完全に締める前に取り付けておいた方がいい。
シャーシとギアボックスがドッキングできたところで、いよいよモーターを取り付ける。
プロペラシャフトにピニオンギアを取り付けた時と同じ要領で、ランナーから無番の治具を切り取り、ピニオンギアを置く。
モーターを上から押し込むと、ちょうど良い位置にピニオンギアが取り付く。
シャーシにはめ込み、モーター押さえを取り付ける。
説明書に配線の出し方が書いてあるので、注意が必要だ。
配線のための金具を用意する。
ゴムキャップは長いゴムチューブから2mmほどの長さを切り取る。
線を捻じってから、金具の穴に通して折り曲げる。
そこにゴムキャップを差し込む。
これで金具の配線が終わってしまう。
電工が得意ではない自分にとっては、シンプルかつ接触不良が少なそうな方法で感激する。
これなら初心者にも組みやすいので、ミニ四駆を組んで工作に興味が湧いた人にはピッタリではないかと思う。
組んでいて楽しい。
ー側の金具も同様に組む。
ゴムキャップをはめて完成。
シャーシに取り付ける。
これで、電池を入れるとモーターが回転する。
動くとなると動かしてみたくなるので、電池を入れて動作確認してみた。
モーターがウィーンと高回転で唸るが、ドライブシャフトの回転は遅い。
かなり減速されているようで、悪路走破性が楽しみだ。
続く…
Koshichi Museum by Muuseo
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