マクラーレンMP4/4を作った。(その7)
製作も余すところ1/4弱。
前回の最後の写真でも分かるように、あとはリアカウルを被せて、タイヤを履いたら完成というところまで来た。
ということで、リアカウルを組んでいく。
なんだか飛行機の翼のようになってきた。
細長い板状のブロックをベースに…
少し変わった形のブロックを重ねていく。
なんだかワニの目のようなブロックを取り付ける。
先ほどの翼状のブロックと合体して…
反対側の翼も組むと、スペースシャトルの翼?という感じのものが出来上がった。
さらにブロックを足して…
ここで登場、「Powered by HONDA」。
リアカウルにすべくブロックを追加していくが、この時点ではまだホンダジェットにしか見えない。
新たなブロックの集合体を作る。
黒いブロックは、どうやら運転席のヘッドレストになるようだ。
ロールバーとなるブロックを差し込む。
この時代はまだ、ロールバーの部分がエアインテークになっていないデザインが主流で、翌年からエアインテークを兼ねるようになる。
細かなブロックを追加していく。
ロールバーの部分だということは分かっているが、どう形作られるのかは、まだこの時点では分かっていない。
ブロックを組み合わせて…
リアカウルとドッキングする。
外装となるブロックを取り付けるため、ベースとなるブロックを足していく。
リアカウルの膨らみを作っていく。
フラットなブロックをはめて、セナのロゴステッカーを貼る。
Rが付いたブロックを足していく。
上面の膨らみができたので、次にサイドの膨らみを作る。
これでリアカウルが完成だ。
ぱっと見はブロックの塊にしか見えないが、エンジンに合わせて裏側には空洞があるところが凄い。
サイドミラーを取り付ける。
説明書では、サイドミラーの膨らみはステーと直角の向きで組むことになっていて、ステーを斜めに取り付けると、箱絵にあるように膨らみも車体に対して斜めになってしまう。
そこで、ここだけは説明書の指示を無視して、実車に近い取り付け方にしてみた。
ミラーは案外目立つ部品なので、この方が良いと個人的には思うが、いかがだろうか。
車軸を取り付ける。
組む直前に気付いたのだが、タイヤは4本とも同サイズだ。
ホイールをよく見ると、レゴのロゴがある側と無い側があり、無い側にはゲート跡もあったので、ロゴ側が表に来るようにタイヤを履かせた。
ちなみに、タイヤの組み立てのところで、説明書に小さな字で何か書いてあった。
日本語訳は、「F1カーがピットに入る時はナノ秒単位の時間が重要なので、取り外しや取り付けが非常に早い新しいホイールを設計しました!」
デザイナーの、このモデルにかける熱い思いが伝わるコメントが書いてあり、思わず「ありがとう!」と叫びながら拍手を送った。
さあ、これでついに完成だ!
めちゃめちゃカッコいいではないか!
セナ君を横に置いてみると、車両に対して、かなり小さい。
乗せてみても…
運転席に子供が座っているようだ。
細部を見てみる。
無事に完成したので、説明書を見てみると…
あれ?まだセナ君がゴールしていない!
そう、このモデルは大人向けレゴとなっていて、マシンは台座の上に浮かせて展示できるようになっている。
なので、6番目の袋がまだあって、台座を組むようになっている。
家では台座には載せずに、マクラーレン・セナと並べて飾ろうと思っているので、ササっと組んでしまって、一応マシンを取り付けた写真も撮っておくことにした。
台座に取り付けてみると…
おっと、けっこうカッコいいかも…
結局、現時点では台座から外さずに、そのまま飾ってある。
そして、セナ君の歩みを見ると…
ゴールに到達!
ゴールしたセナ君の上には、「このモデルは1/13スケールで、他のレゴの車両と同じです。」と書いてあった。
そうか、前に作ったマクラーレン・セナも1/13だったのか。
カーモデルとしてはビッグサイズなので、完成形は迫力があってとてもカッコいいし、レゴとしては持った時にズシっとした重みがあって、所有感も高い。
マクラーレン・セナと同様に可動ギミックもあって、弄っているうちにF1ごっこをして遊んでしまっている自分がいる。
大人でこれだけ夢中になるのだから、もし子供の頃に手にすることができていたら、どうなっていただろう?
今頃はサーキットのピットで、ごっこではなく実車をカチャカチャと弄って…なんてことは無いな。
ふと最初に記したセナのコメントを思い出した。
「どんな夢であれ、それに全身全霊を捧げなければならない。」
なんだか人生を考えさせられる、秀作だった。
Koshichi Museum by Muuseo
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