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レスキュークローラーを作った。(その3)

前回は4番まで進んだので、5番から再開する。

クランクギアボックスを作っていく。

このギアボックスは、履帯が付いた可動アーム(可動クローラー)を動かすギアボックスとなる。

ここは部品点数が多いが、焦らずにきちんと部品を箱から選択して組めば、ラジコンのギアボックスなどの組み立てと、そう大差は無いと思う。

透明のケースを切り出して、金具とギアを差し込んでいく。

シャフトが通る穴にハトメをはめる
端から5mmの位置にG6部品を差し込む
ケースにシャフトを差し込む
ギアを用意する
シャフトに差し込む

クラッチギアを組む。

変わった形の枠が付いたピニオンギアと、変わった形に中がザグられたギアを用意する。

変わった形のギア2種

大きい方のギアのザグリ部に変わった形の枠がはまるようにしながらピニオンギアを押し込むと、パチンと音がして、ピニオンギアの爪が大きいギアの穴にはまった。

クラッチギア

他のギアも用意して、シャフトに差し込んでいく。

ギアを差し込んでハトメをはめる
反対側のケースを取り付けて…
ビス留めする

反対側の透明ケースで挟み込んで、タッピングビスで留めたら完成だ。

透明ケースなので、組んだ後でもギアの動きが見えるのが良い。

シャフトを回しながらギアにグリスを塗り、動きを楽しんだ。

手でシャフトを回す程度ではクラッチギアを作動させることはできないが、作動原理としてはおそらく、アームが何かに引っかかってギアの回転を止める力が働いた時に、クラッチギアの大きい方のギアは回り続けようとしても、大きい方の歯車のザグリの中で変わった形の枠がカクンカクンと滑ることでピニオンギアの動きは止まるので、それがクラッチの役割を果たしてギアを保護するようになっているのだろう。

両側に突き出ているシャフトに、クランクを取り付ける。クランクアームは金属製だ。

プラスチックの座を差し込む
クランクを差し込み、イモネジを締める
取り付け角度を揃えて、反対側も取り付ける

これでクランクギアボックスは、一旦完成だ。

続けて、ツインモーターギアボックスを組んでいく。

ここは名前の通りモーターを2つ使うギアボックスで、最初に説明したように、走行用の動力を生み出すギアボックスだ。

透明のケースを切り出し、パーツを差し込んでいく。

シャフトを差し込む
ギアを重ねていく
透明ケースで挟み込んでビス留めする

ツインモーターギアボックスの片側ができたので、鏡写しの要領で反対側も組んでいく。

ツインモーターギアボックスが完成
シースルーでギアの動きが丸見え
モーターの動力はクラウンギアに最初に伝わる

シャフトを回しながら、ギアにグリスを塗布しておいた。

これでツインモーターギアボックスも一旦完成だ。

メインシャーシとなるプレートに、部品を取り付けていく。

まずは、車体のリアに直立する支柱を組む。
(個人的には“アンテナ”と呼んでいる)

この“アンテナ“の役割は、モーターから出てきた配線を沿わせて、高い位置からリモコンボックスへと配線を出すことで、走行時に配線を自身で轢かないようにするためのものだ。

L字パーツと支柱パーツをボルト&ナットで固定

この部品を参考に、以前作ったショベルドーザーのリアエンドに割り箸を固定して配線を沿わせたら、とても操縦しやすくなったので、意外と重要な部品だ。

ショベルドーザーに追加した“アンテナ”

プレートに”アンテナ“を固定する。

ボルト&ナットでプレートに固定

ギアボックスを取り付けるためのベースとなる門型のパーツを取り付ける。

門型のパーツを裏からビス留め

これで、ギアボックスを取り付ける下準備ができた感じだ。

主要な部品は組んでしまったと思うので、ここからは割とサクサク進むのではないかと感じている。

Koshichi Museum by Muuseo
https://muuseo.com/Koshichi-museum

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