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Legendary RC を買った。(その18)
ドライバーのParanoid Perryさんを何色にしようか、ずっと悩んでいた。
アバンテとアバンテ ブラックスペシャルでは、色が異なっている。
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今でこそ、マシンカラーなどに合わせて気軽にヘルメットカラーを変えるドライバーが出てきたが、80〜90年代は「ヘルメットカラー=ドライバーのトレードマーク」として浸透していて、何に乗ってもカラーは一緒だったと思う。
なので、そんな時代にマシンカラーに合わせてヘルメットカラーを変えるParanoid Perryさんは、時代を先取りしていたと言える。
問題なのは、どちらも甲乙つけ難くカッコいいということである。
今考えているプランは、標準の赤いレーシングスーツに、ブラックスペシャルの黒いヘルメットを組み合わせるものと、標準の赤いレーシングスーツに、黄色いヘルメットを組み合わせるものだ。
ブラックスペシャルには黒いラインのヘルメット用ステッカーが付属しているので、きっと黄色のベースにしたら、アイルトン・セナっぽくてカッコいいのではないかと、パッと思いついた。
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サンダーショットの時には、“マイケル・ディレイニー”がパッと思い浮かんで濃い青色にしたが、今度はセナがパッと思い浮かんだので、黄色が良い気がしてきた。
メタリックブルーにもガンメタルにも似合いそうだし。
アバンテ及びアバンテ ブラックスペシャルに付属するドライバー人形はこんな形だ。
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タミヤの他のラジコンバギーに付属しているものとは全然違うタイプの、アバンテが持つ近未来感に合わせたものになっていて、かなりカッコいい。
プラモデル作りの中で、塗装が最も苦手な作業だが、ラジコンのドライバー人形だけはなぜか割と得意な方で、いつも大きな失敗もせずに納得いく完成を見ることができている。
きっと塗る対象が大きくて、細かな塗り分けも無いからだろう。
だから今回も特に気負わず、いつもより少し丁寧に作業する程度でサクッと仕上げたいと思っている。
というわけで…
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サクッと完成。
ライトグレーは成形色をそのまま使用し、その他を塗装とステッカーで仕上げた。
細かく見ればちょいちょいミスっているが、それなりにまとまったので良しとする。
シャーシに取り付けると…
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うーん、カッコいい!と言いたいところだったが、ボディを被せてみないと、正直なところよくわからなかったので、ボディを被せてみる。
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おー!カッコいい!やっぱり人が乗ってるとリアル!
ちなみに、ドライバー人形の先端をカットするのを忘れていて、組んでから気付いた。
カットしないと、ステアリングロッドに引っかかるので、必須だ。
興奮して太陽光の下で写真を撮りたくなったので、外に連れ出してみた。
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青色がイメージ通りになっていて大満足。
やっぱ人が乗るといいね。
ブラックスペシャルに着せ替えをする。
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こっちもガンメタルとシルバーのマッチングが良い感じに輝いている。
やはりドライバーが乗ると一気にリアルさが増して、バシッと締まりが出る感じがする。
雲が多くて光が安定しなかったが、それでもお日様の下で写真を撮ると、色合いが自然で良い感じだ。
それにしても、どちらの色もカッコいいなー。
着せ替えする度に、どちらで飾っておこうかを悩む。
ついに憧れの”Legend”が完成したが、過去の記事を読むと分かる通り、まず組み立てが非常に楽しかった。
高級な腕時計まで言うと言い過ぎかと思うが、それくらい凝った作りで緻密な雰囲気を持っており、丁寧に組めばカチッと仕上がる。そこが楽しかった。
設計者が何をしたかったのかが、組んでいて伝わってくるというキットは、なかなかありそうで無いと思う。
そして、組み上がり後の“本物”感満載の佇まい。
シャーシがカーボンだからとか、足回りが金属だからとか、そういうことだけではない“本物”な感じは、実車を常にイメージした上で、最高のマシンを作ろうと思って設計されたものであるからだと思う。
高価な買い物だったが、本当に良い買い物をした。
一生モノの買い物をしたつもりなので、今後はスペアパーツも確保していって、末長く大事に愛でたいと思う。
広いオフロードで思いっきり走らせる日を楽しみに、製作記はここで終了とする。
Koshichi Museum by Muuseo
https://muuseo.com/Koshichi-museum