オムニテルサイドボーディングまとめ
どうも、はじめまして。
関西で細々とレガシーをプレイしている、こしあんと申します。
以前オムニテルのデッキリストについてnoteを執筆した際、サイドチェンジについてほぼ触れていませんでした。
当noteはその補完をするようなnoteになります。
なので、可能であれば以下の「オムニテルデッキリスト解説」を一読後に当noteを見て頂けると理解が深まると思います。
1.デッキリスト
前回noteから少し変更を加えています。以下リストです。
変更点の理由は以下の通りです。
・メインボードの《緻密》→《衝動》
参加人数の多い大会に出る事が多いのでお守りカードを減らして広く使えるカードへ変更しました。
・サイドボードの《花の絨毯》3枚→《防御の光網》3枚
《花の絨毯》は勝ちに近づくカードですがゲームに勝つカードではないと思い、通れば概ね勝ちになる《防御の光網》に変更しました。
《防御の光網》が《意志の力》や《否定の力》で打ち消された場合でも、その分コンボに対応するための打ち消しが対戦相手の手札から減るので、打ち消されるのが分かっていても出しに行くことが大切です。
・サイドボードの《倦怠の宝珠》1枚→《青霊破》1枚
プレイしている環境で《倦怠の宝珠》が刺さらないデッキも多く、枠の兼ね合いもあり《青霊破》へ変更しました。
2.キープ基準について
サイドチェンジの説明前に、基本的なキープ基準について書き示しておきます。
前回のデッキリスト解説でも使用したこの画像の通りに、《実物提示教育》又は《ヴェズーヴァの漂う者》をキープ基準としてどちらか1枚は手札にある状態でゲームを開始したいです。
勿論毎回そんなに上手く初手には来ないので、1マリガンまでは積極的に行います。
1マリガン後も土地ばかりや土地が無い場合は2マリガンを選択して上振れ期待でゲームを始めるしかありません。
後は土地のバランスやコンボパーツの噛み合い具合、サイドチェンジ後はゲームプランも加味してキープをするか考えます。
コンボデッキなので、マリガンをしてもドローソースを打ってもコンボパーツの片方だけ引かない場合もあるのは御愛嬌です。
1番良くないのは「 マリガンもせずに土地もボチボチにドローソースもボチボチ、コンボパーツは《全知》や《狡猾な願い》だけ」のようなフワッとした初手をキープしてしまうことです。
メインに関してはしっかりとコンボを打ち込めるイメージを持てる初手をキープしましょう。
次項にて上記を踏まえた上でのサイドチェンジについて主要アーキタイプ毎 に解説を行います
3.サイドチェンジ解説
前提として当noteは下記のサイドボードでのサイドチェンジについて解説を行います。
1 青霊破
1 狼狽の嵐
1 外科的摘出
1 夏の帳
1 俗世の教示者
2 墓掘りの檻
2 激しい叱責
3 防御の光網
1 活性の力
1 呼応した呼集
1 崇高な天啓
青黒リアニメイト
リアニメイトとscamの間の子の様なデッキで、両デッキともに不利なので勿論不利です。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《狼狽の嵐》
《墓掘りの檻》×2
《激しい叱責》×2
out
《直観》
《衝動》×2
《全知》×2
スペル呪文への対策として《狼狽の嵐》
リアニメイトプランへの対策として《墓掘りの檻》
《オークの弓使い》《偉大なる統一者、アトラクサ》への対策として《激しい叱責》
サイド後のキープ基準としては、
先手であれば《墓掘りの檻》を出せるハンドか《夏の帳》でハンデスをカウンター出来るハンドをキープします
後手の場合は概ねハンデスが飛んでくるので無理にコンボテンパイハンドはキープせずに、「 コンボパーツとドロソ数枚」「打ち消しと対策カード」などのハンドを目指します。
2マリガンをすると5枚の初手に対してハンデスをされるので、1マリガン後に「ドローソースと土地」みたいなハンドが来た場合も割り切ってキープします。
リアニメイト側のテンパイハンドはコチラが《意志の力》2セットをキープ出来ていても負けますし、《意志の力》2セットを使ってリアニメイト呪文を打ち消せたとしても手札は3枚しか残らず結果的に負ける可能性が高いです。
《墓掘りの檻》は置けるだけで5T前後の時間を貰えるため《意志の力》を切ってでも通しにいきましょう。
メインサイド共に除去の枚数は多くないため《ヴェズーヴァの漂う者》ルートも有効です。
青黒なのであらゆる除去と打ち消しに対して《夏の帳》がガン刺さりするので初手に2枚あっても使い所に困りません。
グリクシスデルバー
クロックパーミッションデッキかつ、《オークの弓使い》が重いので不利です。
基本的には《実物提示教育》を通して大型生物の着地を狙います。
《狡猾な願い》は《紅蓮破》が見えていても対戦相手のエンドに打って対戦相手の打ち消しを減らす為に使います。
通った場合は《夏の帳》を持ってきてコンボを通す際に有効活用します。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《青霊破》
《狼狽の嵐》
《防御の光網》×3
out
《直観》
《全知》×4
《衝動》
各種打ち消しへの対策として《狼狽の嵐》《防御の光網》
《紅蓮破》への対策として《青霊破》
《青霊破》は序盤の《ドラゴン怒りの媒介者》への除去として使用しても問題ありません。
《ドラゴン怒りの媒介者》が生き残ると有効牌を探し続けられながら3点クロックとして殴り続けられます。
そうなるとコチラの時間は無いのに対戦相手は《意志の力》と《紅蓮破》複数枚のようなハンドを揃えられて、コチラのコンボが全く通らず負けに繋がります。
手札に《実物提示教育》と《ヴェズーヴァの漂う者》があり、次のターンが返ってくる場合は《ヴェズーヴァの漂う者》を優先的に唱えます。
そこに対して打ち消しが飛んでくる分には問題が無く、打ち消しを使わせたと思いましょう。
《全知》を経由せずとも《実物提示教育》→大型生物ルートで概ね勝ちなので《全知》は全てサイドアウトしています。
RUG デルバー
グリクシスデルバーと違い
《オークの弓使い》とハンデスが無く、比較的ストレスフリーなマッチアップです。
打ち消しに対しては《夏の帳》がありますし、前述の打ち消されに行って打ち消しを消耗させるプランを取ります。
1T目に生物が出てこない場合は手札を整えてからコンボを決めに行く時間も貰えます。
in
《青霊破》
《狼狽の嵐》
《防御の光網》×3
out
《直観》
《全知》×4
《衝動》
各種打ち消しへの対策として《狼狽の嵐》《防御の光網》
《紅蓮破》への対策として《青霊破》
色が違うだけでマリガンやプランニングはグリクシスデルバーと同じなので省略します。
BUG豆
《豆の木をのぼれ》が入ったBUGグッドスタッフで《オークの弓使い》を連打されない限りは攻めきられるまでに時間があり、グリクシスデルバーや多色豆コントロールに比べて準備をしてからコンボを通しに行けるので体感は不利ではないです。
in
《激しい叱責》×2
《狼狽の嵐》
《防御の光網》×3
out
《直観》
《全知》×2
《衝動》×3
各種打ち消しへの対策として《狼狽の嵐》《防御の光網》
《オークの弓使い》《トレストの使者、レオヴォルド》などのドロー阻害への対策として《激しい叱責》
プランニングは前述のデルバーと概ね同じですが、除去が《紅蓮破》ではなく黒い除去になり《シェオルドレッドの勅令》などの布告除去も増えるため《ヴェズーヴァの漂う者》ルートや《実物提示教育》→大型生物ルートの通りが悪いです。
なので可能であれば《全知》を絡めたルートを取れるのがベストですが、消耗戦も視野に入るので、確定で使うわけではない《全知》を2枚削っています。
この部分も対戦相手がメイン戦で《ヴェズーヴァの漂う者》を見ているのかどうか、見ていなくても布告以外の除去を残すのかで変わるため《全知》ではなく《ヴェズーヴァの漂う者》を抜く事が正解になる場合もあります。
多色豆コントロール(赤抜き4c)
《豆の木をのぼれ》が入った赤抜き4cのコントロールで白の除去にフィニッシャーには《濁浪の執政》や《聖カトリーヌの凱旋》とBUG豆に白が増えてコントロール要素が増しています。
《力戦の束縛》で土地以外のあらゆるパーマネントが除去されてしまうのでBUG豆よりもやりづらい対面です。
5c豆コントロールは似て非なる存在なので次項で解説を行います。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《狼狽の嵐》
《防御の光網》×3
out
《直観》
《衝動》×3
各種打ち消しへの対策として《狼狽の嵐》《防御の光網》
シンプルですが他に入れる候補が《激しい叱責》位な上に、《覆いを割く者、ナーセット》も出てくる事があるので不採用です。
コントロール対面へは早期の《実物提示教育》や、それが難しいハンドでも複数ターンにかけてマストカウンターを投げ続けて圧をかけるのがベストなプランだと考えています。
《実物提示教育》《狡猾な願い》《防御の光網》《夏の帳》がマストカウンターに当たるので、その辺りのカードで打ち消しを消耗してもらい、本命のコンボを通しましょう。
《目くらまし》が無いデッキなので打ち消しでのリアクションを行う際は基本的に手札を2枚使用して貰えるので、そこを利用しましょう。
《実物提示教育》→《全知》ルートでも《力戦の束縛》で対応されるため気をつけましょう。
当然ですが《狡猾な願い》×2や《狡猾な願い》+大型生物があれば《崇高な天啓》スタイフルモードで誘発を消してから大型生物を投げられるので盤石に行きたい場合はこの枚数をハンドに揃えましょう。
《力戦の束縛》へは《耐え抜くもの、母聖樹》魂力での対処が確実なので、安易に土地として置かないようにしましょう。
多色豆コントロール(5c)
上記の赤抜き4c豆コントロールに《紅蓮破》や《進め、エオルの家の子よ!》が入っているため不利です。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《狼狽の嵐》
《防御の光網》×3
《青霊破》
out
《直観》
《ヴェズーヴァの漂う者》
《衝動》×3
各種打ち消しへの対策として《狼狽の嵐》《防御の光網》
《紅蓮破》への対策として《青霊破》
上部でも書きましたがメチャクチャ不利な対面です。
上振れ狙いで突っ込めば何とかなったりはしますが、毎回2T《実物提示教育》上振れハンドが来るわけでも無いですし対戦相手も上振れ打ち消しマシマシハンドの場合もあるのでやれる事をしっかり行い、相手がモタついた隙に何とかコンボを通すしかありません。
《防御の光網》は他のデッキ同様に刺さるので1マリガン許容で探しに行ってもいいと思います。
《ヴェズーヴァの漂う者》を抜くのは他のデッキよりもサイドアウトしたい枚数よりサイドインしたい枚数が少なく、生物除去が多く残ると思い1枚だけサイドアウトをしました。
勿論サイドインしたいカードが少ない場合は残せるに越したことはありません。
ゴブリン
どちらが先に仕掛けられるかの速度勝負なので《魂の洞窟》から《上流階級のゴブリン、マクサス》を出されないよう祈りましょう。
普通にゴブリンビートダウンをされるので時間も多く貰えず《虚空の杯》での軽量ドローソース阻害もあるため、しっかりマリガンを行い後手の場合はドローソースは《衝動》であるとなお良いです。
どうしても速度勝負になってしまいますが、コチラには《意志の力》や《青霊破》があるため、《魂の洞窟》の有無はありますが微有利寄りだと思っています。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《青霊破》
《激しい叱責》×2
out
《夏の帳》×3
ステッカーゴブリンや各種ロードゴブリンへの対策として《青霊破》
あらゆる生物への対策として《激しい叱責》
赤いデッキですが《紅蓮破》もサイドに無い為コンボ自体は唱えた時点でほぼ通ります。
前述の通り《上流階級のゴブリン、マクサス》が無くてもゴブリンビートダウンをされるので時間はあまりありません。
マリガンは積極的行ってコンボパーツを探しに行きます。
《墓掘りの檻》の価値は《上流階級のゴブリン、マクサス》の有無に委ねられているので先手の場合は《直観》《衝動》を1枚ずつ減らして《墓掘りの檻》を2枚入れても良いと思います。
ボロスイニシアチブ
ゴブリンよりキツいです。
《上流階級のゴブリン、マクサス》のような上振れカードは無いものの2種のイニシアチブ生物に《エメリアのアルコン》、《選定された平和の番人》などの白いメタ生物が重く、時間が無い割にはコチラの動きを大きく阻害するカードも兼ね備えています。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《青霊破》
《激しい叱責》×2
out
《夏の帳》×3
サイドチェンジはゴブリンと全く同じです。
攻め方は違えどストンピィな事には変わらないので対策も同様です。
しかし《エメリアのアルコン》があまりに重いため、《実物提示教育》→《全知》ルートの場合は可能であれば対戦相手のエンドに入ってから《激しい叱責》を出した状態で自分のターンを迎えられるのがベストです。
勿論時間もなく毎回そんな展開にはならないため、除去無しお祈りで《ヴェズーヴァの漂う者》ルートを行くしか無い場合や、《エメリアのアルコン》無しお祈りで《実物提示教育》→《全知》ルートを行くしか無い事もあります。
あらゆる裏目はありますがデッキの構成上《鏡割りの寓話》2章以外で手札を整える事は出来ないので、噛み合いを信じて突っ込む事も大事です。
《実物提示教育》→大型生物ルートもありますが《孤独》《剣を鍬に》《カラカス》等の裏目は存在するので、そこに関しても噛み合いお祈りになってしまいます。
それでも打たないと勝てない場合は《実物提示教育》を打ちますし、結果的に負けた場合も引きずらずに心を切り替えるしかありません。
ペインター
ペインターコンボ自体は《引き裂かれし永劫、エムラクール》のお陰で墓地対策が無いとコンボが決まらないので時間はあり、《紅蓮破》はありますが他の打ち消し呪文は無いので強気にコンボを通しに行ける対面です。
2マナランドの入っているコンボデッキですが他のデッキに比べて相手のコンボ成立が遅いので速度的には有利です。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《青霊破》
《狼狽の嵐》
《激しい叱責》×2
out
《夏の帳》×3
《直観》
各種赤いパーマネントや《紅蓮破》への対策として《青霊破》
《夏の帳》よりは強いので《狼狽の嵐》
《ゴブリンの技師》のcipを消したり、構築物トークンを消せるので《激しい叱責》
サイド後は《紅蓮破》《赤霊破》があるので《意志の力》1セットをもった状態でコンボに入りたいです。
あらゆるコンボパーツが青いのでどこに対しても《紅蓮破》《赤霊破》が有効打になります。
前列の通り次のターンが返ってくる状況で《実物提示教育》と《ヴェズーヴァの漂う者》がある場合は《ヴェズーヴァの漂う者》から唱えましょう。
2マナランドデッキですが《虚空の杯》が入っていないので1コストキャントリップ連打で早期にコンボパーツを集めきってコンボを決めるのがベストです。
《月の大魔術師》がサイドインされる可能性があるのでフェッチを切る時は《Tropical Island》は持ってこないようにしましょう。
《俗世の教示者》や《耐え抜くもの、母聖樹》で緑マナを使う事が予想される場合でも《森》で問題ありません。
《絵描きの召使い》が出ていてる状況で《激しい叱責》を出して能力を失わせてもカード等に付いた指定された色は消えないのでペインターコンボを防ぐ事は出来ません。
コンボ対策として手札に抱えず、使えるタイミングで早めに使って1ドローに変換してしまいましょう。
DDFT
DDFTと書きましたが最後の審判(Doomsday)デッキの事です。
コチラより速いコンボで、打ち消しとハンデスの両方が入っているため超不利マッチです。
ボロスイニシアチブより苦手なので、毎日善行を積んで神に祈りましょう。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《狼狽の嵐》
《激しい叱責》×2
out
《ヴェズーヴァの漂う者》×2
《衝動》
各種打ち消しへの対策として《狼狽の嵐》
《タッサの信託者》への対策として《激しい叱責》
基本的には《夏の帳》でハンドを守りながゲームを進め、《最後の審判》を消して《狡猾な願い》→《外科的摘出》が1番簡単な勝ちパターンです。
他には《最後の審判》を通してから《激しい叱責》でカウンターを狙う事も狙いますが、対戦相手の状況や練度によってはパイルに《タッサの信託者》の2枚目まで仕込まれていて負ける事もあるので可能であれば《外科的摘出》で《最後の審判》を抜くプランで勝ちを目指したいです。
ハンド次第では《夏の帳》で時間とハンドを稼いだ後に《実物提示教育》→《全知》ルートを狙うのもアリです。
前述の通りカウンターとハンデス有するDDFT対面では常に余裕が無いのでマナを立て続けて妨害をする意思表示をしましょう。
ハンドに思案しかドローソースが無い場合は割り切ってドローソースを回して、返しに負けないよう祈る事もしばしばあります。
また、サイド後に《黙示録、シェオルドレッド》が出てくる場合があるので気をつけましょう。
セレズニアデプス
速度自体はそこまで早く無いので有利寄りです。
以前のオムニテルのように《氷牙のコアトル》でのチャンプブロックや《残響する真実》でのバウンスでお茶を濁すことも出来ず、《耐え抜くもの、母聖樹》での土地破壊しか対抗策が無いので早めにコンボを決める事が求められます。
《エルフの開墾者》《輪作》が絡むとマリット・レイジトークンが出てくる速度が上がるので消せる状況であれば消すのがベターです。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《激しい叱責》×2
out
《直観》
《衝動》
《エルフの開墾者》《聖遺の騎士》《ガドック・ティーグ》への対策として《激しい叱責》
そもそもあまり入れたい物も無いのでこれくらいで問題ありません。
前述の通り速度的にはそこまで負けていないはずなのでドローソースを回して2T or
3Tに《実物提示教育》 or 《ヴェズーヴァの漂う者》を狙います。
《カラカス》や《剣を鍬に》があるので《実物提示教育》→大型生物ルートはあまり得策ではありません。
同じ理由で《ヴェズーヴァの漂う者》も安定性に欠けるので、可能であれば《実物提示教育》→《全知》ルートを取りましょう。
Lands
ゲーム進行が遅めなので有利です。
《エルフの開墾者》《踏査》《輪作》が絡むとセレズニアデプスよりも早いターンにマリット・レイジトークンが着地し負けます。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《狼狽の嵐》
《青霊破》
out
《直観》
《衝動》
各種打ち消しへの対策として《狼狽の嵐》
《紅蓮破》への対策として《青霊破》
有利マッチですが前述の爆速マリット・レイジトークンが1番の負け筋なので、打ち消しで止められる場合は《意志の力》で止めます。
可能であればコンボへの妨害として飛んでくる《紅蓮破》に取っておきたいですが、温存して負けてしまってはコンボを通すもクソもありません。
また、《抵抗の宝球》の枚数を多く取ったスフィアランズの可能性もあるのでプレイする環境でどういったLandsが主流なのかを知っておくとサイド後のマリガンやプレイが定まると思います。
(イニシアチブやリアニメイトの隆盛でLands自体のアクティブユーザ数が減ってはいますが……)
カスケードクラッシュ
まず前提として《ギルドパクトの力戦》《ドラコの末裔》パッケージの入ったカスケードクラッシュもありますが、そのパッケージが入っていないカスケードクラッシュが主流だと思うので当項目では力戦ドラコパッケージの入っていない型を説明します。
速度は対戦相手の《猿人の指導霊》《エルフの指導霊》の枚数によって変わりますが、ほぼ同速です。
メイン戦は《衝撃の足音》しか無く、4/4トランプルが2体出てくるだけで即負けでは無いです。
トークンが出てからも1ターンは猶予があるのでその間にコンボを決めましょう。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《狼狽の嵐》
《墓掘りの檻》×2
out
《直観》
《ヴェズーヴァの漂う者》
《衝動》
各種続唱先と打ち消しへの対策として《狼狽の嵐》
《避け難い裏切り》への対策として《墓掘りの檻》
基本的にはコチラがフルタップやマナの少ない時を狙って《暴力的な突発》を打たれるので勝つターン以外は出来るだけ土地を立てた状態でターンを返し、続唱先を解決出来ないように動きます。
構えているとティムールフラッシュのようなプランを取られるので最低限の土地を残して残りのマナで各種ドローソースを回してコチラのコンボパーツを探しに行くことも大切です。
サイド後に続唱先が《耐え難い裏切り》に切り替わる事が多く《墓掘りの檻》をサイドインしていますが、《衝撃の足音》から変わらない場合もあるので《墓掘りの檻》を出しただけでは安心出来ません。
《耐え難い裏切り》に対しては《夏の帳》で対象不適正にしてしまう事が出来るので、サイド後は可能であれば1枚はキープしておきたいです。
デッキの構造上《紅蓮破》は飛んでこないですが《神秘の論争》や《些細な盗み》(《厚かましい借り手》の出来事面)での妨害もあるので《夏の帳》は何枚あっても困らないです。
構築によっては《時を超えた英雄、ミンスクとブー》で軸をズラしてくる場合もあるので、1ゲーム目やメインを勝った後のサイド後に公開領域に現れた場合は《青霊破》を入れて《衝動》を抜きます。
8cast
巷ではパッチワークストンピィと呼ばれているアーキタイプで、1部では元の8castから《思考の監視者》《物読み》を全て抜いた型も存在しています。
1T目《湖に潜む者、エムリー》や1T《継ぎ接ぎ自動機械》がロック性能やクロックの面で重いので、可能であれば打ち消します。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《狼狽の嵐》
《激しい叱責》×2
out
《直観》
《衝動》×2
各種打ち消しへの対策として《狼狽の嵐》
各種生物と構築物トークンへの対策として《激しい叱責》
1番の負け筋は前述の1T生物からリソースを稼ぎ続けられたり、早期の巨大クロックによるビートダウンです。
《虚空の杯》X=3で概ね勝ち筋が無くなるのでロングゲームになった場合や、《湖に潜む者、エムリー》が生き残ってしまった場合に気をつけましょう。
《激しい叱責》を出すタイミングは自分のエンドフェイズに入ってからか、構築物トークンアタック時で概ね問題ありません。
対戦相手の盤面次第ですが、《湖に潜む者、エムリー》は1T静かにしてくれ、《継ぎ接ぎ自動機械》は1Tの間大きくならなくなります。
勿論構築物トークンは情報起因処理により溶けて無くなりますが、《影槍》を装備されていると1/1修正により耐えられてしまうので頭に入れておきましょう。
すぐにライフが詰まる事も無いので《ヴェズーヴァの漂う者》ルートも通りが良いです。
ただし、対戦相手の場に2章まで進んだ《ウルザの物語》があると3章サーチで《上天の呪文爆弾》を持ってこられてバウンスされる可能性が高いので覚えておきましょう。
職工エルフ
エルフとは程遠くなってしまった令和のエルフでBGグッドスタッフです。
速度は同速なので初手次第ではありますが《アロサウルス飼い》により《意志の力》が無力化されてしまうため《うず巻く知識》+シャッフル手段が無い場合は打ち消せる物があれば早めに使ってしまっても問題無いです。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《激しい叱責》×2
《墓掘りの檻》×2
out
《直観》
《衝動》×3
各種生物への対策として《激しい叱責》
《緑の太陽の頂点》《悪魔の職工》《自然の秩序》などのサーチカードへの対策として《墓掘りの檻》
サイド後はハンデスが飛んでくるので《夏の帳》でカウンターを狙いましょう。
ツールボックスデッキなので《墓掘りの檻》も刺さりますが《活性の力》《耐え抜くもの、母聖樹》《毒を選べ》などで割られてしまう可能性があるので気をつけましょう。
速度は同速ですが、コチラは《古えの墳墓》があり、職工エルフ側がマナクリを出している場合は1T目にハンデスが飛んきていないはずなので、《夏の帳》を構えつつ早期にコンボを決めます。
《激しい叱責》が存在していると《ドライアドの東屋》からマナは出なくなりますし、《アロサウルス飼い》の緑の呪文が打ち消せる効果も無くなりますし、《自然の秩序》から出てくる生物も大きいだけのバニラになるため概ねターンが返ってきます。
どれも当然かも知れませんが、追い込まれている時こそ当たり前のルールを忘れないようにしましょう。
デス&タックス
この項目では白黒で《空を放浪するもの、ヨーリオン》を相棒に指定した80枚デッキのデス&タックスについて解説します。
白単色デスタクや60枚デスタクに対しては違うサイドチェンジが必要な可能性があるのでご了承ください。
昔から存在している生物で蓋をしながらビートダウンや除去コントロールをしてくるデッキですが、即死コンボも無く打ち消しも無いため有利寄りです。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《激しい叱責》×2
out
《直観》
《衝動》
各種生物への対策として《激しい叱責》
前述の通りメタ生物での遅延がメインで、サイド後は《耳の痛い静寂》も入ってきます。
白黒なので《思考囲い》や《オークの弓使い》での妨害もあるため、《夏の帳》は抜かずに残しておきます。
負け筋は3T目に《カルドラの完成体》が走ってきてそのまま詰められて負けるパターン、《スレイベンの守護者、サリア》《オークの弓使い》で時間を稼がれた後に《第三の道のロラン》《ちらつき鬼火》を手札に加えられてコチラの《実物提示教育》→《全知》の動きを妨害されるパターンなどがあります。
《剣を鍬に》《孤独》《カラカス》と除去には困らないデッキなので《実物提示教育》→大型生物ルートは取らないようにしましょう。
総じて《激しい叱責》が効くので相手のエンドに出して安全にコンボを決めれるのがベストです。
また《護衛募集員》で大体何でもサーチ出来ますが80枚デッキ故の引きムラも存在するので、早期にコンボを通せるとサーチをする時間が無く《霊気の薬瓶》での器用なアクションも止められるのでマリガン回数がかさんでも早期のコンボや複数回のコンボカードのキャストを狙いましょう。
スニークショー
オムニテルより安定性を下げて速度に舵を切った《実物提示教育》デッキです。
速度はスニークショーの方が早いですが、スニークショー側は安易に《実物提示教育》を唱えられません。
《騙し討ち》ハードキャストプランか《ヴェズーヴァの漂う者》プランになるため体感は同速です。
コチラは《全知》があれば《実物提示教育》をほぼノーリスクで唱えられるので攻め手の枚数では有利です。
サイドチェンジは以下の通り行います。
in
《青霊破》
《狼狽の嵐》
out
《直観》
《衝動》
《騙し討ち》《赤霊破》への対策として《青霊破》
各種打ち消しへの対策として《狼狽の嵐》
スニークショー側の攻め手は《ヴェズーヴァの漂う者》《騙し討ち》なのでその2枚を消せるようなハンドをキープしていきます。
《古えの墳墓》《裏切り者の都》《水蓮の花びら》があるので速度は確実にスニークショーの方が早いですが、爆速プランの場合はハンドがスカスカなはずなので《意志の力》+《夏の帳》などでしっかりカウンターします。
《赤霊破》がサイドインされるのでコチラのコンボが1枚で対処されるのと、RUG型だと《夏の帳》もあるので打ち消し合戦になる場合は頭に入れておきましょう。
4.さいごに
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
サイドチェンジについてのnote なので、同項目や記事全体で同じ事を反芻している部分も多かったと思います。
それだけそのサイドカードやプランを取ることが多いと思って頂ければ回す際やサイドボードを弄る際の参考になると思います。
解説していないアーキタイプもまだまだあると思いますのでサイドチェンジやプランニングについて知りたいアーキタイプなどあればnoteへのコメントやTwitterアカウント「@OmniTellDrifter」にリプライやDMを頂ければ可能な限りご対応します。
マッチアップしたことの無いアーキタイプの場合は解説が難しい場合もあるのでご了承ください。
ご質問やご意見などもあればコメント頂くか上記Twitterアカウントへご連絡お願いします。
この記事を読んでモンエナを奢りたくなった方がいればサポート頂ければ幸いです。
有料部分にはおまけとして現環境における青緑オムニテル以外のオムニテルについての考えをまとめました。
記事を購入して頂いた方は是非読んでみてください。
改めて、オムニテルを回している人やオムニテル対面が苦手な人へ少しでも参考になる部分があれば幸いです。
今回も長くなりましたが最後まで読んで頂きありがとうございました。
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