先生が言ったのを覚えている
先生から言われた言葉で、いまでもよく思い出すものを書いていきます。
小学校時代
・「優しさとはきびしさでもあるのだと教わりました」(小1、3学期の終わりの先生からのメッセージカードにて)
・「テストの点数をやけに気にしています」(小6、春の家庭訪問にて)
・「このくらいなら上を目指してみたいと思うのも当然のことです」(小6、春の家庭訪問にて)
中学時代
・「本当に上手に普通のことを書くのね」(2年、学活で一年の目標を文章に書いている際、副担任より)
・「理由はなんであれ、それを実現できる能力は誰にでもあるわけじゃない。それは素晴らしいと思う」(2年、担任より)
・「あなたはどこへだって行けるし何にでもなれる」(3年、進路指導の先生より)
・「高校は灰色にするつもりで頑張りなさい」(卒業目前、校長室にて校長先生より)
高校時代
・「あなたはとてもいい目をしている。無理じゃないと思うよ」(1年の春、担任とのはじめての面談にて)
・「わしと使う言葉までだんだん似てきて、素晴らしい」(3年の秋、個別入試対策、国語の記述問題の答え合せをしながら国語の先生より)
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覚えているのはほとんど言われて嬉しかったり、その後の励みになったりした言葉です。
中学時代
・「本当に上手に普通のことを書くのね」(2年、学活で一年の目標を文章に書いている際、副担任より)
これだけは、言われた時にひやっとした。
当時私は、いかに自分を他の子と同じにするか、ということに心血を注いでいました。目立ちたくなかったのです。私が書いた「普通っぽい」文章が、「操作された私」だということが見透かされたようで恐怖でした。
50代なのに背筋がピンと伸びていてスタイルのいい英語の女性教師。ハキハキとしゃべる人で、目は常に見開かれ爛々としていました。
それから、先生と話すときは、かなり緊張するようになりました。
なぜだったか、先生からチーズケーキのレシピを紙に書いてもらったことがある。
本当になぜだったか思い出せないけど、学校の先生と個人的な会話をほとんどしなかった私にとっては、とても珍しいタイプの付き合いをしたのだなぁと今は思います。