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曲小話15『暁、星に』

はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。
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全て糧になるよ、という慰め

可愛い子には旅をさせよ。
苦労は買ってでもしろ。
まあ、必ずしもそうではない。
一生苦労しないに越したことはない。
過酷な環境で生き残った人は強く見えるけど、
それはただの生存バイアスだし。
生き残れなかった人、大きなダメージを負ってしまった人のことを無視して、しんどくても頑張れ、とか言えないわけで。

私はそういう意味で、これまで良い大人に恵まれたな、と思っています。
学校に行けない私に、両親は強要しなかったし、ただ見守ってくれていました。
前にも書いたかもしれないけれど、『暁、星に』は、母の死を題材にしています。cadodeはじめて2曲目なのに重たすぎる。

エピソードはまた話すとして。
私は、喪失は乗り越えるものじゃなく、受け入れるものだと思っています。
空いた穴を無視することは何の解決にもならなくて、この穴が埋まるのを待つか、穴をそれとして愛するか…みたいな話。

母の死だって、もうとっくに受け入れたはずなんだけど、暁とたらちねではまた角度が変わっていて、面白いなと。

あとこの曲、唯一思いっきりロックだし、生ドラムなんですよね。
で、このドラムは山内"masshoi"優さんにお願いしました。当時私はまだこの凄さを分かっていなかった。光栄に思います。そういった意味でも記憶に残る曲ですね。

次は16曲目『Unique』です。ついに連続企画もラスト!よろしく。


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