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曲小話6『たらちね』

はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。
今日は6曲目『たらちね』の小話。
初回未読の方はこちらからどうぞ。



諸行無常で片付けられない、何か

生まれてから死ぬまで、
その間の期間を「生きている」と定義します。
当然私たちはみんな死ぬし、
この定義では死なくして「生きていた」とは言えない。
絶対死ぬのに、生きるんですよね。必死に。

なぜ生きるのか、そこに意味はあるのか。
古典から続く哲学の宿題で、
cadodeが描き続けていることの一つです。

私たちは、いずれ朽ちることに気が付いて、
この世が諸行無常だとは感じるけれど、
かといって生きる意味を探さずにはいられない。
虚無感と情動とはまさにこのことです。
生きづらさは熱量を生む。
ときに歴史を一つ先に進めるような、革新的なやつを。

なんだか話が大きくなりましたが、
私にとって、『たらちね』は私小説でありながら、
重要な問いかけを思い出させてくれる曲です。
TUTORIAL BLUEに入れたけど、
諦観から怒りまで、結構に感情剥きだしな曲なので、
REDっぽくもあるなと思う。

あ、あと最後に小話っぽいものを3つ。

①「鬼」は死者のことです。「鬼籍」のwikipediaとか分かりやすいかも。
②MVは、コロナ禍で人前にしばらく出ない気がしたので、はじめて髭を伸ばしました。今後やる機会ないだろうな。
③このあたりがお気に入りです。

楽しそうに笑おう
手間暇をかけてまで

手放した風船のよう
先があるかないのかもわからずに
消えてゆくまで見送って
いつか鬼になる

歌詞

次は7曲目『社会卒業式 feat.aneki』です。

このnoteで6曲目と7曲目逆になっちゃった!今気づいた!!
よろしく……。


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