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曲小話8『リメンバー(feat.Melanie)』
はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。
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どこにもないけど、知っている景色
セカイ系にはね、ヒロインが必要なんですよ。
それでそろそろデュエット曲でもどうかね、と話していたところ。
ebaさんがMelanie氏を見つけ、快諾してくれました。
ボクとキミ、それを両側からcadodeらしく描けた気がします。
どこでもないけど知っている街、知っている匂い。
火に照らされた横顔、祭囃子の音頭、
知らない世界、知っている別れ。
cadodeの中ではかなり分かりやすく、
ファンタジーノベルやアニメ的な情景かもしれない。
作詞時のメモにはこんなことが書かれていました。
龍の住む街 儀式と伝統 踊り 収穫祭
循環 めぐる季節 脈々と続くいのち 民俗信仰
手紙の運び屋と村の巫女 異国の神聖な土地
麦畑 願わくばここに幸福を
異なる言語を使うキャラクターの出会いなので、半分くらい英詞にしました。日本語から訳しながら気持ちのいい音を探す作業はまあ大変で、もう英詞を直接考えないとダメだな、と。普段と全く違う頭に切り替えないと難しかった。またいずれ、理由があればチャレンジしたいですな。
あとこの曲、別に申し合わせたわけでもなく音も詞も勝手に噛み合ったので、
ebaさんと私は言葉よりも映像で世界観を共有しているな、と改めて感じました。アレンジ面で、「どこでもないけど知っている景色」の表現が特にバツグンな曲なので、そのあたりもぜひ。
映像化したい!!が、理想の映像を作るのに凄いコストがかかる曲なので、実現していません。アニメもいいかもなあ。
次からはREDに突入。
9曲目『カオサン通り』です。よろしく。