曲小話14『異常と通常の間』
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狂気は誰にでもある
私たちはまともであり、おかしくもある。
まともなことをおかしくも、
おかしいことをまともにも伝えられる。
完全にどちらかの人間なんていないよなあ、
と、制作当時高熱でうなされながら考えていました。
全てを知るには短すぎるし、
何もせず死ぬにはもったいない、
人生はそのくらいの長さです。
どれだけ生きにくいと思っていても、
世界には見て損のない美しいものがたくさんあるので、
今すぐ死ぬにはもったいない。
と、私は思います。
正直、生きていていいのかわからない時もあったし、自分の生を無条件で肯定するというのは大変なことですが、この曲はその過程として、ひとつのヒントになる気がします。苦悩を持つ人に一人でも多く届けば嬉しいな。
アレンジも挑戦的で、それでいて格好良くまとまっていて最高なので、後々評価されてほしい!しかけが多いので、そのあたりも改めて聞いてみてください。
あとリリックビデオの形が定まってなかった頃なので、それも面白いね。
実は歌詞を全部細かい粒子で作ってあるので、レンダリングが重かった……
次は15曲目『暁、星に』です。よろしく。