【感想】オマエタチもさっさと見ろ。そしてオマエタチになってしまえ。平沢進+会人 会然TREK 2K20▼04 GHOST VENUE レポ(後半戦)
さて後半戦です。気合入れていきましょう。
前半戦はこっち。読んでくれると嬉しみます。
9.デューン
>> This is DUNE speaking.
合成音声(Amigaなのかな?)から始まる不思議ソング。
会人とEVOとレーザーハープはここで一時撤退、ここからはGODINの...
ナイロンギター?(自信ない)の出番です。
会人はスクリーンの向こうでヴァイオリンなんかを弾いてるシルエットだけが写ってます。
題名のない音楽会みたいでカッコいいですね。見たことないけど。
ソロ初期の作品って実験的というか、結構カオスな様相の曲が多い印象ですけど、この曲はスッキリとまとまってる気がしますね。
デュー↑ー↑ー↑ー↑ー↑ー↑ー↑ー↑ーンって感じで昇っていくサビが好き。
10.SWITCHED-ON LOTUS
来ると思ってなかった。個人的に今回のベストアクトはコレ。
ボロボロ泣いちゃってましたね。
書きたいことは山ほどあるんですが、この曲については敢えて語らないことにします。
いいから聴け。
あ、やっぱり一つだけ言わしてください。
僕の出棺はこの曲でお願いします。頼むから。
11.生まれなかった都市
会人がレーザーぺちぺちしててかわいい。
顔がバーコードになってからの会人はなんかかわいいですよね。
一方でヒラサワさんは両の掌にレーザーハープの光を集め、次のターンくらいで即死魔法(全体)とか撃ってきそうな雰囲気を醸し出しています。
現地に観客はいませんが、ヒラサワさんはインターネットに強いので、
きっと魔法もインターネットを越えるのでしょう。
そう、音楽という名の「魔法」が...(いいこと言った!!)
そういえば、会然TREKではやたらとディストピア3部作がフィーチャーされてるような気がしますね。
Zepp Tokyoでも「点呼する惑星」から2、3曲やってたような...
12.パレード
オセアニアじゃあ常識なんだよ!!!
会人の小芝居(かわいい)から始まる、みんな大好きパレード。
え、パプリカ履修してない?
とりあえず見といたほうがいいですよ。通ぶれるから。
ちなみにパーフェクトブルーあたりを履修しておくと、「パプリカ見たことある?」などと通ぶってくる自称サブカルくんや自称サブカルちゃんにマウント取り放題なのでおすすめです。
この曲はサビの不気味なメロディラインと、皮肉たっぷりの歌詞が大好き。
あれがリバティー ユートピアのパロディー
ここ好きって人、多分相当いると思うんです。
素敵な言い回しですよねえ。
13.庭師KING
ド定番曲。パレードからの繋ぎが最高でした。
次の曲なんだ...?なんだ.......?からの「ヘーイヤイー」で\キャー/って感じ。
この曲でもセグウェイが大活躍。
あとはベースがEVOベースになってましたね。
私は行けなかったんですが、Zepp Tokyoの2日目で初お披露目されたそうな...
アレンジで、全体的にサーフっぽいギターが追加されてて、普段とちょっと雰囲気違いましたね。
この曲は好きすぎて、聞きすぎて、ちょい飽きちゃった感がありますが、
こうしてアレンジ入れてくれると、また新鮮な気持ちで聞けて良いです。
14.Wi-SiWi
大阪公演でまさかの最終演目に抜擢された、歪幸い
返しがイマイチだったのか、最初の方ちゃんと音取れてませんでしたね...w
実は「ホログラムを登る男」の中で一番好きな曲だったりします。
一見するとダークで不気味な歌詞ですが、
よくよく聞いてみると、案外そうでもないのかなあとも思ったり。
話すと長くなるので割愛しますが、ここで出てくる「外道」って、
多分「外道」じゃないんですよね。多分ね。
...それはさておき、この曲の見どころは何といっても会人でしょう。
\ドゥン!/
\ドゥン!/
ってバスドラムに合わせて、両サイドで踊る会人がかわいい。
15.夢の島思念公園
本日2曲目のアニソンです(怒られそう)。
ほんの1小節のイントロからいきなり大爽快なサビ。
こんなにガツーンとされたらアガっちゃいますやん...
そういえば、サビから始まる曲ってかなりレアですよね。
っていうかこの曲、2月の大阪公演がライブ初披露ってのが衝撃です。
タイアップだった今敏監督のアニメ「妄想代理人」が2004年だから...
実に16年間寝かされていたということに...。
話は逸れちゃいますけど、個人的には「パプリカ」より「妄想代理人」の方が好き。風刺がキいてますよね。
メロディといい歌詞といい、爽やかさの中に潜む不穏さがこれまた素敵。
「炎の雨」や「キノコの雲」は、本当に夢の出来事なのか...?とかアレコレ考えてると、眠れなくなっちゃいますね。
16.救済の技法
いよいよクライマックスって感じですね。
バックのスクリーンが真っ赤な一本帯になってましたけど、言うまでもなくアルバムのジャケットネタ。
これね。
聴こうね。庭師KINGも入ってるよ。
よく聴くと、リズムが特徴的で面白いんですよね。
4拍子の進行の中で、スネアの位置がどんどんズレていってるっていう、
ちょっとポリリズムっぽい感じで。
17.QUIT
"さようなら、それだけです。"
一応最後の曲(次の曲はアンコールだよね?)。
黄金の十年周期(実質)最後の曲として、テスラコイルがバッチバチに大活躍するアレンジで復活したQUIT。
無人になったステージで光り続けるテスラコイルが、何か切なかったです。
Amigaの合成音声と、最後の笑い声はなくなってましたね。
あとはスクリーンにセリフが浮かび上がる演出いいなあとか思いながら見てました。
とはいえ、この曲が最後に据え置かれた背景とか考えると、何とも言えない気持ちになりますね...
???って人は「サイエンスの幽霊」のWikipediaを見ましょう。
あとは察してください。
18.現象の花の秘密
いや、あの...
どうしてこうなった???
えっと、具体的に何が起きたかは触れないでおきます。
見たほうが万倍速いです。言葉で理解してもらえる自信がない。
ただ、あの、いい曲なんです。これだけは信じて。
そうしてGHOST VENUEは無事終演を迎え、
第4回:黄金の十年周期は幕を閉じたのでありました...
◆まとめ
...わけわかんなかったです。
主に(っていうか完全に)現象の花の秘密のせいで。
あとでもっかい見よう...
ということで、まるでわけがわからない平沢進+会人のライブ映像が、
6月26日まで e+ で有料配信中ですので、興味のある方は是非見てみてくださいね。
チケット購入はこちらから。
ちなみに時期は未定ですが、360°カメラで撮影された映像の公開も予定されているそうな。
チケット間に合わなかったらこっちの映像公開に期待しましょう。
◆最後に
「平沢進はメンドクサくてキモチワルいから、他人に勧めてはならない」と
平沢進が言っているので、書いてしまって良いものか悩みましたが...
このnoteは布教が目的じゃなくて、ただ単に僕が思いの丈を吐き出したいから書いたってことで、大目に見てくれると嬉しいです。
ちなみにそれだけの理由で、前後編合わせて7,000文字くらい書いてたっぽいです。気持ちわるっ。
オタクなのでキモチワルいのは許してと思いつつ、またこんど。
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