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64. 父親のこと/ sobre mi padre(5)

お久しぶりです。
最近は更新頻度が落ちてきていますね。


先週は地方出張の現場があったのでバタバタでした。

幸い現場は良い仕上がりとなりました。



さて、一応今日で親父の話も一区切りにしたいと思います。

また何か思い出したら書きますね。



僕が親父をなんと呼んでいるか。


「お父さん」です。


この歳になると少し恥ずかしいような気もしますが、

いまだにお父さんですね。


人前では、父親とか、親父とかって言っていますが、

僕は物心ついた頃から、お父さんですね。


呼び名を変えるタイミングを失ってしまいました。


まあ、いいか。



親父は僕をなんと呼んでいるか、

「こうせつ」、「こう」「こー」かな。


やっぱりこうせつって、四文字で長いですからね。


あと、人前ではよく「倅(せがれ)」って呼んでいますね。


倅って、なんか響きがいいですよね。

僕も息子ができたら倅って使ってみたいですね。


でも、今倅の意味を調べたら、

あまりいい意味合いではなかったです。


→自分のむすこを指す、へりくだった言い方。転じて、他人のむすこ、年少の男を、いやしめて表すのにも使う。


ちょっと微妙ですね。


人前で使うとしたら、自分のできない息子、そんなニュアンスになってしまうんですかね。


または、あえてそういう言い方にすることで、謙遜の意味を表すんでしょうか。


日本語は難しいですねえ。




さて、親父は田中角栄が大好きです。


若い時からの大ファンのようで、父の部屋には角栄さんの本が何冊かあったように思います。


親父と同じく角栄さんも中卒ですからね。

でも、角栄さんは総理大臣にまで上り詰めたのですから、これはすごいことです。


親父が酔うと話す自慢話ですが、


角栄さんが選挙戦の時に、

あまりに熱狂的になった親父は、角栄さんの選挙事務所に電話をかけたそうです。


「田中先生を応援しています!ぜひ頑張ってくださいとお伝えください!」


と話したそうです。


その時の電話の相手方の返し方は、


「あなたの選挙区の〇〇先生に投票することで、田中先生と同じ党への応援につながります。どうぞよろしくお願いします。」


そんな返し方をしてくれたそうです。


親父からしたら、角栄先生はヒーローだったんでしょうねえ。


今でも多くの人がいまだに角栄先生を尊敬していますよね。


歴代の総理大臣の中でもピカイチの人だったのではないでしょうか。




そんな角栄先生の秘話は多いようですが、親父もそれを参考に真似していることがありました。



例えば、角栄先生は関係者からその家族まで、個人情報を収集して、

誕生日になればお祝いの言葉をかけたり、

子供の受験合格や卒業の時でも言葉をかけたそうです。


親父もそれを見習って、誰かの誕生日になるとメッセージをしたりしています。


こまめなのが、僕の義理の弟(妹の旦那)の誕生日でもメッセージをくれて、

ニシ君の誕生日だから連絡してあげななさい。と毎年教えてくれます。


結婚記念日とかもよくこまめにケーキを買ったり、お祝いしていましたね。



僕もその影響か、いずみとの記念日は忘れずに祝うようにしています。


角栄さんは、お金での応援やお祝いもよく行ったそうですが、

うちの親父が流石にそこまでは、多く真似できてはいませんでしたね。


でも、人生において尊敬するひと、憧れる人がいることは大きいですよね。



僕もこれからも、親父に感謝しつつ、親孝行できるよう頑張っていきたいと思います。


今の所、親不孝しかしていないので。。。




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