34. MIDORIの運/ Suerte de MIDORI(4)
ミドリの運が良かった理由の四つ目、
「良い人材に恵まれた」こと。
今まで何度か人材のテーマは書いていますが、
やはり、ミドリは素晴らしい仲間たちによってここまで成長することができたと確信しています。
最初は、僕といずみとジョンくんの三人だけでスタートしたわけですが、
ちょうど昨日、14人目のスタッフが来てくれました。(3ヶ月の試用期間)
これで、工房メンバーは4人になったのですが、
昨日ちょうど元メンバーのエステバンから、仕事を探しているという連絡がありました。
正直、工房メンバーは5人いれば心強いです。
このことを帰りの打ち合わせで皆に話すと、大半が反対でした。
新人が今日来たばかりなのに、
また一人雇うのか?コータは気が狂ったのか?
と、いうくらいに思われたかもしれません。
短期的に見れば、それは一から教育しないといけないので、
教えるための時間が必要になってきます。
まして、すぐにミドリを離れていってしまうかもしれないリスクもあります。
一種の賭けです。
しかし、中長期的に見れば、
人材を育てていかない限り、組織の成長はあり得ません。
「良い人材が集まり、彼らが成長したから、今のミドリがある。」
と、いうこともできます。
現在、工房リーダーのサンティが部下3人をまとめ、アドミチームとの連絡役もやってくれています。
同時に生産も行っています。
常に生産を行いながら、指示を出し、指導を行い、連絡役も行うのは、至難の業です。
正直、負担が大きい。
そこで、次のステップとしては、
サンティの業務ウェイトを軽くするしかありません。
指示だしと教育に集中してもらいます。
これができれば、工房チームも今より円滑に機能する、はずです。
トップの意見は、誰もが賛成するものであってはいけないと思います。
時には、周りから反対をうけ、批判されることもある。
それでいいと思っています。
誰もが考えつくアイデア、人と同じ考えを持っていては、
他者に差をつけることはできません。
他者に優れている必要はありませんが、少なくとも異色である必要はあると思います。
そうでなくては、競争を産んでしまいます。
僕らは強敵ひしめくレースには参加せず、道なき道を進んでいます。
そのほうが楽しいです。
だいぶ、話が逸れてしまいましたが、
ミドリは人材に恵まれています。
リクルートはほとんどしたことがなく、
人の紹介や、自らミドリに来たいといって来てくれた人もいます。
今回の14人目に関しては、初めて本格的な人材募集の広告を打ちました。
即戦力の経験者が欲しかったからです。
と言ってもSNSに出した広告は14ドル程度。
良い人材が来てくれるなら破格だと思います。
その広告を2日間だけ打って、4人の募集がありました。
十分な打率だと思います。
14人、それぞれに得意不得意、短所長所があります。
適材適所、人事配置は大好きです。
昔から、その人の性格や能力を把握して、
その人に向いた仕事を指示することは好きでした。
これは経営者として、持つべき能力だと思います。
少し話して、仕事の様子を数日見れば、
その人がどのような人材で、どこで活躍できそうかということも
スピード感を持って判断できるようになって来ました。
話がまとまらなくなってしまいましたが、
とにかくミドリは人材に恵まれたということです!