54. アルゼンチンの為替/ Cotizacion sobre AR (1)
先週、4年ぶり5回目のブエノスアイレスへ旅行に行ってきました。
4泊5日の旅でした。
総じて、めちゃ楽しかった。
旅行の目的は、「アート・建築・美食」です。
もう一つ、ブエノスを選んだ理由は、「ペソ安」です。
アルゼンチンはここ最近景気が悪く、インフレ率が年間100%を超えるなど、
アルゼンチンペソの価値がどんどん落ちているのです。
ということは?
外貨を持っていけば(特に米ドル)、お得に旅行を楽しむことができる。
非常に安易な考えですが、せっかくの機会なので試さない手はないということで行ってきました。
実際に最近旅行してきた友人の話などを聞くと、
確かにお得に買い物、食事、移動ができると、皆が口を揃えてアルゼンチン旅行を勧めて来ました。
早速、ペソ安について、自分なりにかなり興味があったので、
事前情報と実際の状況について書いていきたいと思います。
僕が、現地で両替をしたレートは、「観光レート」でした。
観光レート?という時点で、なんだそれ、となりますよね。
僕も最初はよく理解できなかったのですが、
アルゼンチン国籍の人以外で観光目的で来ている人にはこのレートが適用されます。
政府機関が公開している正式なレート(2023年7月17日時点)は、
1ドル=約270ペソでした。
しかし、観光レートは、
1ドル=470ペソ
200ペソもの開きがあります。
これは単純に、公式レートよりも観光で行ったほうが75%もお得にお金を使うことができるのです。
さらに、ブルーレートなるものがあります。
これも、なぜブルーというのか、どうしてそういうレートが設定されているのか調べきれていないのですが。
こちらはなんと、
1ドル=約525ペソ
公式レートのほぼ二倍です。
こんなことがあっていいのだろうか。。。
日本やパラグアイでは経験したことがないので、最初は混乱していました。
でも、お得なことには間違いないので、
今回はたくさんドルをアルゼンチンに落としていこう!そんな感じでした。
ここでまた面白いのが、
パラグアイ国内でのペソのレートです。
ブエノスについてから、最初の移動はタクシーなどを想定していたので、
少しは現金が必要だろうということで、
旅行の前にアスンシオンのショッピングセンター内の両替屋で換金しました。
こちらでのレートは、
1ドル=450ペソ
でした。そんなに悪くはないですよね。
ちなみに、店頭の前の電子看板では、1ドル=430ペソでした。
担当のお年さんが随分気前が良くて、20ぺソ分も上乗せしてくれました。
今思えば、ペソを早く売り払え、という上からの指示があったのかもしれませんね。
(考えすぎか・・)
基本的に、パラグアイではドルが最強なので、ペソのレートは全然気にしたことがないのですが、アルゼンチン以外の国でもレートが良いというのは面白い発見でした。
そして、実際に両替をしてみて。
アスンシオンでは50ドル程度を両替したのですが、
ものすごい札束の量です。
なんせ、一番大きな札が1000ペソなのですが、
単純に価値が2ドルしかないのです。。。
これは衝撃でした。
ここまでアルゼンチンのインフレがすごいのかと。
実際に現地での支払いは、とにかく札束を持ち歩かないといけませんし、危ない。
支払いの時も、何枚も数えて渡すので、時間もかかるし、危ない。
おっと、もう時間になってしまいました。
アルゼンチン旅行を計画していない人にはあまり面白くない内容かもしれませんが、
もう少し続きます!
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