67. 「忙しい」と言う罠/ Una parabla de trampa “Ocupado”
この土曜から約一週間、ペルーのリマに行ってきます。
目的は日本のコミュニティデザイナーの山崎さんのサポートです。
彼がかねてから念願の南米にくることが決まり、
一緒に旅をすることとなりました。
山崎さんはペルーに4日、パラグアイに4日、その後ブラジルに行きます。
ペルーとパラグアイで山崎さんとご一緒させていただくのですが、
とても素敵な方なので、楽しみで仕方ありません。
山崎さんについて、記事を書きたいなとも思ったのですが、
それは旅が終わってからにしたいと思います。
と言うことで、土曜から一週間近くも職場に来れないので、
今週中に片付けるべき仕事が山積みでした。
あと2日でどこまで消化できるか。
完璧を求めても負担が大きいので、ひとまず7割の完成度まで持っていって、
時間が余れば、ブラッシュアップしていきたいと思います。
さて、そんな忙しい時期なんですが、
noteの記事は書きたいわけです。
習慣をリセットするのは簡単ですが、維持して行くことが重要ですから。
この一週間で忙しいと言う気持ちのままいると、
なぜかいろんな仕事や事件、問題が舞い込んできます。
どれもネガティブなことではないのですが、
その対応に追われていると、本来やるべきだったことが置き去りにされていきます。
これはまずい!
でも、自分の責任ですから、やり切るしかないですね。
心を亡くすとかいて、忙しいです。
恐ろしい感じですね!
まさにその通りと思います。
忙しいと言ったり、思ってしまうと、思考停止で、
どんどんどネガティブマインドのループに入ってしまいます。
まさに自分を失ってしまいます。
面白い話があります。
パラグアイで出会った大先輩。
彼は当時、日本でも超大手の商事会社に勤めていました。
どう考えても、365日24時間忙しいに間違いない人なのです。
当時の僕も忙しかったですが、その何倍も仕事を抱えている人でした。
そんな先輩に、ある時僕がかけた言葉は、
「Kさん、最近もお忙しいですか?」
「いやあ、全然暇だよ。暇でしょうがない。」
え??
全く理解ができません。
冗談にしか思えない発言です。
確かに客観的に見れば、それは嘘だと思います。
世の人が考える「忙しい」と言う状態には間違いないと思うのです。
でも、彼は暇だと言いました。
これは、ある意味のセルフマインドコントロールだと僕は勝手に解釈しています。
自分を失わないために、彼が自分にかけている魔法の言葉なのです。
いやあ、いつも忙しいですよ!
と言われれば、気軽に声を掛けづらいし、
連絡をするにしても気を使ってしまうものです。
でも、
いやあ、いつでも暇ですよ!
と言われたら、なんか気軽に声かけやすくなりますよね!
もう少し視点を変えれば、
いつでも時間あるから気軽に連絡してね。相談してね。
そんな思いも汲み取ることができます。
これが、できる人間の気遣いかと思いました。
なので、僕も忙しいとしても、暇でしょうがないと言うように心がけたいと思います。
最後に、忙しいと言うことは、
仕事、やるべきことがたくさんある状態だと思います。
でも、それらで頭の中がいっぱいになっていたら、
日々過ごしている中でほんの一寸のチャンスを見逃してしまうかもしれません。
忙しいことには感謝する。
でも、常に心に余裕を持って、人と接していきたいものですね。
ペルー前に、自分を見失いかけていたので、
己への戒めと思い、このテーマで記事を書きました。
明日、もう一本書いて、
ペルーと山崎さんとの時間を楽しんできたいと思います!