75. 面識経済/ Economina de conocimiento(2)
先週の月曜から昨日まで一週間、
日本からアロマセラピストのしほさんが、パラグアイに来てくれました。
パロサントのために!
プロのお仕事に感動すると共に、
彼女との今後の展開に期待しています。
このお話については、また後ほど書き出したいと思います。
前回に引き続き、「面識経済」について、
記していきたいと思います。
身近な面識経済としては、
野菜の直売所があると思います。
生産者または生産者の知り合いが直接市場に立って、
自信が作ったお野菜を販売しているわけですが、
僕にとっては昔からなんか良いイメージしかありません。
新鮮で、安い、そして生産者の顔を見て買うことができるので、
安心感を強いですよね。
でも、これがスーパーだったらどうでしょう?
誰が作ったかわからない野菜。
種類は豊富で、市場に比べたら手間は少ないと思います。
もし醤油が欲しくなれば、同じ店内で買うことができます。
便利です。市場ではそうはいきませんよね。
スーパーでは、メディアの影響かもしれませんが、
売り物を疑いながら買うことってありませんか?
中国から来てる野菜は危ないとか、農薬は大丈夫か。
この和牛は本当に生産地とシールの情報が一致しているのか?
これは生産者のことを知ることができないからこそ起こってしまう、疑いです。
便利と不便の両方を天秤にかけた時にどちらを選ぶかが、
その人の価値観によって変わってくるのでしょうね。
どちらも良い点があるし、そうでない点もある。
次は、ミドリに当てはめてみたいと思います。
ミドリは売り上げの半分近くが、面識経済だと思っています。
まさに顧客は知り合いや友人だったり、
直接会ったことがあるリピーターなど、まさに面識の上に成り立っているビジネスです。
残りの半分は、委託販売先のお店やショッピングセンターでの売り上げですが、
そのお店のオーナーやスタッフとは顔見知りでもあるので、
ここもある意味の面識経済かもしれません。
最近もミドリは特段広報活動には力を入れていないので、
ありがたいことに口コミや紹介で成り立っている部分が大きいです。
本当に皆さんに感謝です。
今までの記事にも書いてきたように、
可能な限り、直接のつながりを大切にしてきたことが大きいと言えます。
工房のアテンドも大きいでしょう。
普通の工房ツアーでも1時間は軽くかかってしまうし、
ショールームも30分近くかかります。
90分もお客さんを案内したら、ある程度の人件費と経費がかかってしまいます。
しかし、それ以上の還元があることも事実なんです。
今までの少しづつの積み上げが今の成功にも繋がっているのでしょう。
僕らは無意識のうちに面識を作り出していたのかもしれません。
ミドリのSNSをみてもらえればわかりますが、
ストーリーズではよく職人の姿を写真で載せています。
訪問者もなるべく載せるようにしています。
普通だったら、商品にフォーカスするかもしれないのですが、
スタッフや関係する人々をアップすることのほうが多いですね。
これも僕が無意識に面識経済を生み出そうとしていたのかもしれません。
やはり生産者の顔を見れば安心感が出るし、
どんな人が商品を作っているかって結構気になりますよね。
知らなくてもいい情報かもしれないけど、
知れたら嬉しいし、より商品に愛着が湧きます。
ここが僕が組織作りに力を入れてきた理由の一つかもしれません。
強く意識してきたわけではないのですが、
山崎さんからの教えで、このように気づくことができました。
感謝です!
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