145. IPAに飛び込み/ Irrumpir a IPA(3)
なかなかIPAの話に辿りつかないままに、
シリーズの3話にまで話が進んでしまいました。
では、ようやくIPAに行ったお話しに入りたいと思います。
IPAには何度か行ったことがあります。
ちょうどコロナになる数ヶ月前でした。
パラグアイの手工芸の職種は当時すごく優遇されていて、
IVA(付加価値税)という税金が免除されていたのです。
これは使わない手はない!
ということで、すぐにIPAに登録に行きました。
僕は当時そういった知識が皆無だったので、
真面目に通常通り税金を払っていたのですが、
ミドリがどんどん成長していくにつれて、税金の負担も大きくなっていました。
卸先のセシリアに行った時か、会計士のアドバイスで、
職人は免税ということを知り、速攻でIPAに会員登録に行ったのでした。
登録もスムーズにいき、
2021年に僕の名前でIPAへの登録が完了しました。
そこから、ミドリの会計は免税対象となったのですが、
それから3ヶ月くらいして、国の税制に関する法律が変わってしまい、、、
手工芸への免税対象は終わってしまったのです。
他の業種のようにIVAは10%支払わなくてはいけなくなってしまいました。
まあ、IPAに会員登録する前と同じ状況に戻っただけなのですが。
しかし、なんというタイミングでしょう。
せっかく登録したのに。
(ちなみにこの直後にコロナ禍がやってきて、さらに経営は大変なことに・・・)
でも、仕方ありません。
国が決めたことですからね。
どう頑張っても
逆らうこともできません。
その後、IPAに入ったメリット。
何もありませんでした。
イベントやフェリア開催の招待すら来ない状況です。。。
確かに、ミドリは一般的な手工芸の生産者とは違う存在だと思います。
ミドリだけその場で目立つことを避けるために、
あえて呼んでいないのかもしれません。
または、ただ忘れられているのか、
真相はわかりません。
メリットはないけど、
コストがかかるわけでもないし、
まあ、こんなもんか、と気にせずにほっておいた次第です。
おっと〜、またまた時間が・・・