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42. 工房ツアー/ Tour de taller

僕らが行なっている工房ツアーの内容を紹介したいと思います。


TDSで借りている物件の農大会館は、元は学生寮として建てられたため、

十分な敷地(770m2)と、大きな建物(建築面積300m2)があります。


初めて来られる人は一周した後に、

来た道を失い、迷子になってしまう人もいるくらいです。笑



まずオフィス兼ショールームから入り、挨拶をしてツアーがスタートします。


オフィスを出てすぐ左手に正面玄関があるのですが、

まず扉を開けて、外側にでます。

そこには、日本語が書かれた大きな看板があります。

「東京農業大学校友会会館」と立派な漢字で書かれています。


ここで建物の歴史や、東京農大の方を少し話します。


人はストーリーやヒストリーの惹かれます。


この場所のオリジナルの話を聞くことで、

来てよかった、聞いてよかったと思ってもらえます。


玄関脇にはパロサントの苗も展示しているのでそのお話もします。



続いて、中に戻り、廊下を歩いて、元会議室に入ります。

現在は、内職部屋として、レーザー機械2台や、パッキングのための道具や材料が置かれています。


ミドリの最後のフィニッシュを行う場所です。

特にレーザー刻印は、外注に依頼していた時代からスタートし、

自分たちで投資をして自前の機械を導入したことを話します。


その場にある、商品の刻印を見せながら、

こんなふうに細かく入れられますよと、宣伝も行います。



続いて、第二工房に入ります。

ここには、カット済みのパロサントの材料があり、

工房で仕上げが行われる前と後の商品が置かれています。


ここで、ミドリの磨きの説明を行います。

他者との比較を見せることで、商品の手間暇を理解してもらえます。


続いて、隣の中庭倉庫に出ます。

ここは原材料倉庫になっていて、カット前と後の材料が置かれています。


ここで、パロサントの木自体の説明をします。

パロサントはおくが深いので、このスペースで話すことはたくさんです。

長くなりすぎないようにいつもセーブしています。


ここから、奥の工房に入っていきます。


第一工房は大型の機械を揃え、切断などの危険作業を行う場所です。

機械のほとんどは、「世界のMAKITA」日本のメーカーのもので統一しています。

工房で出た粉やチップを全て集めて、再利用していることも説明すると

多くの人が感心してくれます。


日本人の組織として、整理整頓にも力を入れていることをお話します。



最後に通るのは、第三工房です。

ここには磨きの部屋で、職人さんが多く働いています。

機械がうるさいので止めてもらいながら、説明を行います。


時間があれば、目の前で磨きの仕事を実演してもらうこともあります。


この部屋は7年前まで僕が住んでいた部屋でもあるので、

そういった昔話、御涙頂戴の苦労話なんかも織り交ぜながら話をさせてもらってツアーは終わります。



その後にショールームに戻って、スタッフさんにバトンタッチします。


このように一周すると、大体はミドリのことを理解してもらえますし、

みなさんとても喜んでくれます。


毎回、僕ばっかり話してしまうので、反省するのですが、

もっとこちらからも質問を投げ掛ければよかったなとか、

こう話せばよかったなとか、改善点ばかりです。


よりミドリを好きになってもらえるように、

その都度努力していきます。














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