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71. 老子の教え/ Ensenanza de Roshi

山崎さんから学んだことを記憶が新鮮なうちに、

それぞれnoteに書き出していきたいと思います。


歩きながら、食べながら、何かしながら話を聞くことが大半だったので、
メモをとる隙が少なかったのですが、

僕は記憶力は結構いいほうだと自負しているので、

どんどん書き出していきます。


ほぼ最終日に習った、老子の教えについてです。


老子は今から2500年くらい前の人物らしく、中国の哲学者です。

詳しくはネットで調べてみてください。

僕も今概要だけ検索しました。


道教の始祖なので、まあとにかく偉大な人のようです。

(ああ、勉強しないといけないことがいっぱいだ〜)


名前だけはなんとなく聞いたことがあるな。

歴史の教科書とかにも出てるはずですよね。多分。


僕は歴史は苦手でした。

昔のことを今更勉強して、どうすんねん。というろくでもない考えの学生だったので。。。

年表の暗記とか本当、やる気が出なかったなあ。


今思えば、これは教育システムの弊害のような気もします。

偉人の言葉とか、ものすごく役立つことが多いじゃないですか。


この人は、いつ、何をした、とかそんなことは結構どうでもよくて、

何を残したのか、何を世の中(+後世)に伝えようとしていたのか、

なんかそんなアプローチの方が、もっと興味を持てたのかな、なんてそんなふうに思いますね。



さて、話がだいぶそれましたが、

組織経営についての話を山崎さんと卓さんと話していた時のことです。

ちなみのこの時、アレグアの街は停電で、

薄暗い中、こんな貴重な話を聞くことができました。


山崎さんが参考にしている、老子の教え。


良い経営者(組織のトップ)の条件。


*下に行くにつれて素晴らしい経営者となります。


① 皆に侮られている経営者

② 皆に恐れられいている経営者

③ 皆に尊敬されている経営者



普通は、なるほどね〜。

そうだよなあ。この3つか、となりますよね。

てか、結構ありきたりじゃん、と。


一瞬思ってしまいました。



でも、まだ、続きがあったんです。



④ 何をしているか分からない経営者



ん?何それ。


でも、なんとなーく、ニュアンスは伝わってきました。


そして、山崎さんはまさにそれを実践している経営者です。



面白いのが、山崎さんは年に2回ほどしか、会社に顔を出さないのだそうです。


え、会社のトップがそんなんでいいの?

と思われると思いますが、それでも会社は順調に回っているのです。


不思議ですよね。


しかも、何をしているかよく分からないって、

もはや存在すら、ないんではないか?


そんな感じです。


でも、それでいいんだそうです。



実際、経営者がしていることって、

そのほかの人からよく分からないものですよね。


よく外出してるけど、何してるんだ?

遊んでるのか、サボってるのか。


いえ、経営者はその間も、仕事を取るための、

営業活動をし、組織のために市場調査をして、情報を集めているのです。

まさに、そのほかの人ができない仕事です。



そして、存在しない経営者という④は、


人そのものよりも、組織としての「思想」を皆に植え付けることが重要なんです。


立川のためにとか、立川ならこう言うだろう、ではなくて、


この組織のために、この組織ならこう行動しなくては、

と言う思想を皆で共有して行くことが最も重要です。


なので、

極端に言ってしまえば、最も理想的な経営者は、

思想で人を動かしているのです。


というか、もはや④のレベルになると、

経営者という物理的な存在は、ある意味ではなくても一緒なのかもしれません。


有名企業とか、大企業はそれが顕著で、

よほどの幹部にならない限り、トップがどんな仕事をしているか分からないと思います。


でも、組織の理念とか思想・哲学に沿って、

それぞれの仕事や動きが決まってくる。



そんなイメージでしょうか。


うちもまだまだそのレベルには達していませんが、

皆でより良い思想を作り出していきたいと思います。


では。


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